レビュー:劇場版ガールズ&パンツァー 4DX上映を観てきた感想

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2/20より佐野イオンの109シネマにて上映が始まったので見てきました。
映画の内容そのものの感想はまあ今さらだと思うので、4DX上映についての感想になります。

観る前は期待半分、不安半分

そもそも私はこの4DX上映の映画というのを見た事が無く、今回が初めての体験でした。
座席が揺れたり、風が吹いたり、煙が出たり、匂いが出たり・・・そんな事が映画を観る上でプラス要素になるのかはちょっと疑問があったんですよね。落ち着いて映画を観られないのではないか?ついでに言うと飲み物とかポップコーンがこぼれないの?
家庭用ゲーム機で振動機能ってありますけど、私はあれを「ゴミ」だと思っています。コントローラーが高くなるだけの無用の長物。操作の邪魔になる。そして例え主観視点のゲームであっても手に持っているのはコントローラー。例えば銃を撃つ時に振動があったって、別に銃を持って撃っている感覚にはならない。そして振動を感じられるのはあくまで手の部分のみ。手から伝わるはずのないものを手に振動で伝えてもそこにいる感覚にはならない。
でも大画面・大音響の映画館。ゲームのように操作をするわけではないから操作の邪魔になるという事は無い。座席の揺れ・空気の噴出という形で、身体で感じるのであればそれは臨場感に伝わるのでは?そんな期待もあり、観に行って見ました。

古典的な発想ですが、座席の揺れや空気の噴出しは臨場感がある

映画が始まる前に、4DXのデモ的な映像が流れます。コロナワールド4DXのサイトのトップで流れている動画とほぼ同じもの。最初は普通に映像が流れるだけで、その後英語で「何か足りない?」みたいな文が出てその後ほぼ同じ映像が座席の揺れや空気の噴出・ミスト噴出ありで流れました。これが思いのほか臨場感があり、映像の中にいる感じがするんですよ。
ちなみにこのデモ映像の時、場内からは結構ざわめきが聞こえました。やっぱり4DX上映を体験した事のある人ってそんなにいないのでしょうね。

映画が始まってみると、戦車が走る時にガタンガタンと揺れ、主砲が発射されるとガクンと揺れる。敵の砲弾がかすめていく時は、砲弾の音と共に空気が噴出。その空間にいる感があるというとやや大げさかもしれませんが、臨場感があります。主観視点の場面だと特にそう思えますね。
映像に合わせて座席が揺れるとか空気が噴出するなんて古典的な発想だとは思うのですが、なかなかどうしてバカに出来ないですね。結構クセになりそう。
近年当たり前になってきた3D上映よりも、よほど臨場感があると私は思います。以前G.I.ジョー バック2リベンジの感想とかアイアンマン3の感想でも書きましたけど、あの3D映像って2Dの映像をオブジェクト毎に視差を付けただけにしか思えない場面が少なくなく、立体の空間にいるように思えずに興ざめしてしまう事がしばしば。
もちろん3D映像がもっと進歩すれば状況も変わってくるとは思いますが、中途半端な3D映像なんかよりこんな古典的な手法の演出の方が映画に入り込める感じがあります。

ミスト、煙、シャボン玉はいらないと思う

座席の揺れと空気噴出は良いのですが、ミストはちょっと微妙。メガネを掛けている場合、曇って映画が観難くなってしまいますね。ただこれは座席の肘掛についているスイッチで有り・無しを切り替え出来ます。問題は煙やシャボン玉。それそのもので映画が観難くなってしまうのも難アリですが、何よりも煙やシャボン玉の影がスクリーンに映ってしまうのが興ざめします。映画がスクリーンに映っている映像に過ぎない事を感じさせてはダメですよ。

ポップコーンや飲み物は大丈夫

こぼれないかな、と心配だったのですがポップコーンは袋に入っている事もあり大丈夫でした。ただうっかり落とさないように注意は必要かもしれません。

総評

普通の上映より1000円ほど高いですが、それだけの価値はあると感じました。ガールズ&パンツァー劇場版が面白かったというのもあるのですが、もう1回くらい観に行ってみようかと考えています。結構クセになりますよ、あの座席の揺れと空気噴出。

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