レビュー:ゲーセンラブ。~プラス ペンゴ!感想・攻略その2 シューティング技能検定

ゲーセンラブ。~プラス ペンゴ! ~ 限定版

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前回に引き続きレビュー。
今回は前作に引き続き登場の「シューティング技能検定」です。

概要
9つのミニゲームを連続でプレイし、「ゲーマー年齢」という形で評価が出ます。
評価が高い程年齢が若くなります。
前作と基本的に同じなんですが、若干変わった所があります。
まず画面構成。
前作は4:3の縦画面のゲームでしたが、今作「ゲーセンラブ。」は
16:9の横画面のゲーム。
今回のシューティング技能検定は4:3の横画面になっており、画面の両側が
空いています。
これの歯がゆいところが、
あくまで今作「ゲーセンラブ。」は16:9の横画面の出力なので
4:3のモニタ使っていてもフル表示に出来ないところ。
少数意見だとは思うのですが、「シューティング技能検定」は
4:3モニタに対応して欲しかった。
シューティングはブラウン管使っているこだわり派の人もいると
思うので。

ちょっと脱線しましたけど、画面が横画面なので前作とは広さが違います。
自機の大きさとの比率からして、上下の幅は前作と同じかやや狭いくらい。
左右は明らかに広くなっており、自機の移動に伴う左右へのスクロールが
無くなりました。つまり画面全体が常に見えている状態。
前作にあった種目は殆んどが今作にもありますが、種目によっては
画面の違いから前作とは感覚・難易度が結構変わってます。
そして一部の種目(鉄板壊すヤツとか)は無くなり、新しい種目が
入りました。

特定の種目だけプレイするチャレンジモードは今作にもありますが、
チャレンジモードがある種目と無い種目があります。
あとアーケードモードの「種目を選んでプレイ」は無くなりました。

1面の種目
3種類あります。全てチャレンジモード有り。

戦車A
前作に引き続いて登場。
画面内に現れる戦車の出現頻度と弾速がどんどん上がって行き、
レベルが99になるとクリア(チャレンジはレベル200でクリア)。
このモードで出現する戦車は1種類のみで、自機狙いで単発の弾を撃つ
シンプルなもの。
基本的には右へ左へと交互に切り替えしていけば良いのですが、
クセモノなルールがあります。
このゲームの戦車は一般的な縦シューティングと異なり重なる事があり、
(グラフィックが3Dなのでちゃんと他の戦車の上に乗り上げます。)
この状態で戦車を破壊すると、乗っていた戦車が爆発で吹き飛ばされて
それも破壊出来るのです・・・・・が、この吹き飛んだ戦車は
空中判定で自機に衝突します。
なので重なっている戦車に自機を重ねて破壊してはいけません。
その場合は弾を1発だけ撃って砲塔だけ破壊すると良いです。

戦車B
こちらも前作に引き続いて登場。
こちらは時間が経つにつれて出現する戦車の種類が増え、より強い戦車が
登場します。
レベルが99になるとクリア(チャレンジでは255でクリア)。
登場する戦車は以下(出現するようになる順番で書いてます。)
・砲塔が分離する戦車
・ドリルで地中から現れる戦車
・二足歩行戦車(進路上に他の戦車がいると一旦停止して飛び越えます)
・紫色の戦車
・ドリームキャスト型戦車

この種目の厄介なところが、「画面端のすぐ外側まで敵が存在できる」
という点。敵本体がまだ見えていないのに弾を撃たれる事があります。
特に腹が立つのがドリームキャスト。
他の戦車は移動しながら撃ってくるので弾を撃たれた
直後にその戦車が画面に姿を見せますが、ドリキャスは停止して撃つので
撃たれてから画面内に姿を見せるまでに時間が掛かります。
しかも弾は全方位弾なので、これが画面外からいきなり飛んで来るのは
恐ろしい。

そして紫色の戦車。これもクセモノです。
コイツはアーケードとチャレンジで撃つ弾の数が全然違い、チャレンジだと
かなりの数をばら撒きます。
画面の上の方に出てくればまだ良いのですが下のほうで横からやってくると
厄介。でも近付いて破壊しなければ後がツライ。
この種目全体にいえる事ですが弾はそんなに早くありませんので、
撃たれた瞬間に落ち着いて見れば避けられます。
あと何度もこの種目ばっかりやっているとそのうち弾の薄い位置が
分かるようになってくるので対処できるようになってくると思います。

前作と違って画面が横に広くなった事により、画面内に見えている戦車を
すぐに壊しにいけないという事が多くなります。
これによって圧倒的に厄介になったのが最初から出てくる「砲塔が分離する戦車」。
すぐに破壊出来なかったが為に分離した砲塔が画面の下まで来てしまう事が
かなり頻繁に起こります。
分離した砲塔は空中判定で自機に激突するため、横を取られると
非常に厄介です。

あと地味にイヤなのが画面左右の上の方は自機のショットが届かない死角だという事。
このゲームはグラフィックが3Dなので、平面的に見るとショットは中央に寄って
飛んでいきますので画面の上の方は左右が死角なんですよね。レイストームみたいな感じです。
それは前作も同じなんですが横が広くなったせいか死角が大きくなりました。
この死角にドリキャスとか紫の戦車が出て来て弾を撃たれると
「ああー!!もう!!」という気持ちになります。

でも前作よりは弾が遅いようなので、それでも今回の方が簡単ですかね。

8Bit
これも前作から引き続き。
レベル99でクリア(チャレンジは255でクリア)
内容的にはほぼ同じで、早く敵を全滅させると次の敵がすぐ出る
「早回し」があるのも同様。
画面が左右に広くなった分、直進してくる敵や画面左右の端の方に
出てくる敵を破壊するのがちょっとやり難くなった感じがします。
前作はアーケードモードとチャレンジモードでBGMが違いましたけど
今回は同じになっています。

2面の種目
2種類あります。

ナイスボムれ
前作から引き続き登場。個人的には
「シューティング技能検定」を代表する種目だと思ってます。
ボムアイテムを取った後、時期狙いの弾を撃つ敵が1体出現。
ボムを使用した瞬間に敵弾や敵がが自機に近いほど高得点。
最も高い点は10000点で、これを取ると「ナイスボム」と表示され、
4面の後に「ナイスボム パートII」もしくは「スペースナイスボム パートII」が
プレイ出来ます。

前作との違いは殆んど無く、しいて言えば画面が横に広いのであさっての方向に
飛んでいる弾が点数に入りやすくなったかもしれないな、という程度です。

スペース ナイスボム
今作から登場。
そのタイトルと無意味に壮大なBGMで笑いました。
ルール自体は「ナイスボムれ」と同じですが、ランダムな位置に
光点が出現しては自機狙いの弾を1発撃って消えます。
要はグラディウスのザブが弾になったと考えれば良いです。
一度に出る光点の数は3発までかな?
なので「ナイスボムれ」より高徳点が狙いやすいと思います。

こちらも「ナイスボム」を取ると4面の後に「ナイスボム パートII」
もしくは「スペースナイスボム パートII」がプレイ出来ます。

3面の種目
前作にもあった「避けろ」2種と新種目が1種。

避けろ
前作から引き続き登場ですがチャレンジは無し。
破壊不可能な蜂型の敵が撃ってくる弾を避け続けるという種目。
レベル99でクリア。
弾のパターンは2種類あり、どちらも前作とおおむね同じだと思います。
画面が横に広くなったため、画面を一杯に使った避けは前作より
やりやすくなった感があります。
ランダムで来る「弾幕」という文字型の弾幕は近作も健在。
横が広くなった分、弾が横に広がる早さも上がったようで
前作より避けるのが簡単です。

避け続けろ
今作から登場。チャレンジあり。
「スペース ナイスボム」のようにランダムに光点が出現し
自機狙いで弾を撃って消滅。
時間が経つにつれてこの光点が出現する頻度が上がっていきます。
つまりは破壊出来ないザブラッシュです。
レベル99でクリア(チャレンジはレベル999でクリア)

シューティングを普段からプレイしている人なら大して難しくありません。
特にグラディウスシリーズをやり込んでいる人なら余裕かな。
高次周のザブ地帯は撃ち返しがあるので下手に撃たずに避ける必要が
ありますもんね。
実際私もアーケードモード初プレイでクリア出来ました。
レベル90からがちょっと難しいですけど「避けろ」に比べれば
大分簡単だと思います。

4面の種目

赤を取れ
チャレンジ有り。
画面に赤、青、緑のアイテムがそれぞれ10個出現。
指定された色のアイテムを全部取ればクリア。
違うアイテムに当たると死にます。
チャレンジではアイテムが各30個づつになり
かなり密集しているので難しくなります。

やり過ごせ
チャレンジ無し。
歩いてくる4本足のメカ(グラディウスのカニみたいなもの)の
脚の間を通ってやり過ごせばクリア。
ただ脚の間をくぐって向こう側へ行けば良いだけなんですが、
本体に自機を接近させるとボーナスが入ります。
上下左右の4箇所あり。
前作と特に違いは無いと思います。

時限爆弾を破壊しろ
チャレンジ無し。
回転しながら飛んでいるロケットに4つの爆弾が付いており、
これに弾を当てて撃ち落せばクリア。
ロケット本体の耐久力が無くなるか時間切れで失敗。
前作から「最もつまらない種目」だと思うのがこれ。
ランダム要素が多い「シューティング技能検定」において
数少ない完全ワンパターンなゲーム。
しかも超簡単で点数に差が付く要素もほぼ無い。
無くなって欲しい種目なんですが今回もあります。
しかも前作とは何も変わった部分は一切無し。

5面の種目
ビル避け
チャレンジ有り。
前作から引き続き登場。
ビルが立ち並ぶステージ内をランダムにスクロール。
レベル99まで避けきればクリア。(チャレンジはレベル)
画面が横長になった分前作よりは大分簡単になっていると思います。
私はこの種目が嫌い。
クリア出来るかどうかがプレイヤーの腕より運に依存する部分が
大きいと思うからです。
画面のスクロールや自機の速度に対し、障害物が大き過ぎるので
運が悪いとどんなに警戒していようが動きに反応しようが
どうしようもない事が多すぎます。

玉避け
チャレンジ無し。
こちらも前作から引き続き登場。
内容的にはビル避けと同じですが障害物が小さく、その代わり
障害物の数が多いという種目。
ビル避けよりこっちの方が遥かにフェアな種目だと私は思います。
レベル99でクリア。
やはり画面が横に広くなった分やや簡単になったような気がします。

6面の種目
2種類。2面で「ナイスボム」を取っていないと出現しないようです。

ナイスボムれ パートII
チャレンジ無し。
前作同様で、玉を撃ってくる敵が多くなった「ナイスボムれ」です。

スペースナイスボム パートII
これにもパート2があります。
弾を撃ってくる光点の同時出現数が多くなっています。
「ナイスボムれ パートII」よりは多数のナイスボムを
取りやすいと思います。

7面の種目
隕石から地球を守れ
チャレンジ無し。
前作から引き続き登場。
上から降ってくる隕石が下の地球に到達してしまうと
地球の耐久力が減ります。
耐久力がゼロになるか自機が隕石に当たって死ぬと失敗。
レベル99まで持ちこたえればクリア。

連射力が問われる種目。多分連射パッド使ったら簡単でしょうね。
全ての隕石を壊すのは不可能。大きい隕石程地球に到達した時の
ダメージが大きいので、とにかく大きい隕石が絶対に地球に到達
しないようにしましょう。
一番小さい隕石は大したダメージにならないので、開始序盤は
ともかく中盤以降は無視で。
小さい隕石を見落として激突が結構ありがちなので注意。
序盤はあまり連射せずに(プレイヤー自身の)体力を温存し、
後半は必死で連射。

特に前作との違いは感じられませんね。
背景の地球が変わったくらいかな。

8面の種目
たくさん取れ
チャレンジ無し。
前作から引き続き登場。
画面上部の左右から点数アイテムが大量に降ってきます。
アイテムは2種類。時間切れまでに1万点以上取れば成功。
出来なければ失敗。
1個もアイテムを取らないと「逆にスゴイ」という隠し
ボーナスがあるのも前作同様。

光ったら連射しろ
チャレンジ無し。
前作と同じです。
光ると同時に画面外からパーツが中心に向かって飛んで
来るので、これに押しつぶされる前に破壊出来ればクリア。
光ったら撃つとダメージを与えられますが、光る前に撃つと
逆に耐久力が回復します。
これを利用して、光る前にわざと少し撃っておくと
ちょっと点数が稼げます。

やり切れ
前作から引き続き登場。
チャレンジ無し
画面に整然と戦車が並び、スクロールが止まると一斉に自機狙いで攻撃。
一定時間経過で戦車は下へと走り去って行きます。
戦車が現れたら一番端の列を撃ち、スクロールが止まったら反対側の端へとゆっくりと移動。
そのまま画面端を上に移動すれば簡単にクリア可能。
スコアを狙うなら、上に移動せずにうまく切り返しましょう。

9面の種目
今作も最後は1種のみ。

空き缶
チャレンジ有り。
前作から引き続き登場。
画面右から飛んで来る空き缶にショットを当て、くずかごに
入れることでスコアが入ります。
時間以内にどれだけ入れられるかを競う種目。
これは地味に画面の変更の影響があります。
前作は左右にスクロールする際、くずかごと空き缶のスクロール
するスピードが別だったため、位置関係をずらしてくずかごに
入れてしまうというやり方が使えたのですが、左右スクロールが
無くなったのでそれは出来なくなりました。
(ランキング上位の方々のリプレイを見るに、そんなものは
あんまり意味を成していなかったような気はしますけど。)

攻略のポイントはショットを当てる位置。
缶の左のほうに当てると左への移動速度が落ち、右の方に当てると左への速度が
上がります。
缶の飛び方を見て、くずかごの上に飛んで行くようにショットの当てる位置を
見切って撃ちましょう。
缶はくずかごの側面に当たって右側へ戻ってくるくらいなら、くずかごを
飛び越してしまう方が邪魔にならない分マシなので、判断に困ったら
右の方を撃ってしまったほうが良いと思います。

チャレンジのみの種目
射ウォッチ
前作のアーケード版のイベント用に作られたゲームが今作に収録。
某ウルトラなんとか風のデザイン(笑)
タイトル画面を放っておくと歌が流れます(笑)

10秒間でどれだけボタンを連射出来るかを競うゲーム。
ボタンを押す毎に画面真ん中にいる射ルトラマンがどんどん大きくなります。
「アクション技能検定」の「ピンポン」とゲーム的にはほぼ同じ(笑)

今作「ゲーセンラブ。プラスペンゴ!」の中で、友人達に一番ウケていたのが
このゲーム。
デザインといい、内容のくだらなさといい最高です(笑)

シューティング技能検定の総評
普段シューティングをやらない・敬遠している人でも何故か楽しくプレイして
くれるのがこのゲームのスゴイところ。
何でなんでしょうね?
クリア出来なくてもそれなりに頑張りたくなる何かがあるんでしょうか?
よく分からないんですが私の友人のシューティングへたくそな
連中、それこそ初プレイで「50歳」とか素敵な数字が出てしまうような
人でもこれだけは好き好んでプレイするんですよね。

そしてシューティングを普段からやり込むタイプの人でも十二分に面白いのが
素晴らしいところです。
殆んどのゲームにランダム要素があるので気を抜けず、
実力を養える・発揮できるのが魅力です。
ランダムと言ってもいわゆる「運ゲー」ではなくて、やり込むことで
うまくなるというところはきちんと押さえられているのが素晴らしい。
(でもビル避けだけは許せない)
初心者でも上級者でも楽しめるゲームって、シューティングに限らず
稀有な存在ではないでしょうか。

と、ここまでは前作の「シューティング技能検定」にも言える話。
今作のそれは前作のそれと比べてどうか、というと、
ハッキリ言って大して変わっていません。
一部種目が無くなったり増えたり、画面の構成が変わったりは
していますが、全体としては難易度がやや下がっただけで
殆んど同じものです。
前作で「シューティング技能検定」が好きだったという方が
これだけを目当てに本作「ゲーセンラブ。プラスペンゴ!」を
買うのはあまりオススメ出来ません。
他のゲームが肌に合うかどうかを判断して購入を決めた方が
良いと思います。

という事で「ゲーセンラブ。プラスペンゴ!」のレビューその2、
「シューティング技能検定」についてでした。

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