レビュー:ギンガフォース 感想 その1

※この記事はXBOX360版のものです。他機種版は未プレイなので違いについては分かりません。

先日2/14発売になったQUTEの「ギンガフォース」。
難易度ノーマルでクリアしたのでレビューというか感想を書きます。(といっても残機が増えてごり押し気味なのであんまり「クリア」とは言いたくないですが。)

長くなりそうなので2・3回に分けて書きますね。

まずストーリーについては評価しません。
「ストーリーがつまらない」という意味ではありません。私にとって「どうでもいい」です、ストーリーなんてものは。
いや、最初はストーリーデモもいちおう見てはいたんですが、ステージ開始前とクリア後のそれがあまりに長いので途中から全部スキップ。エンディングも見てません。どうでもいいです。

グラフィックのクオリティについては及第点。今時のゲームとして特別すごいわけではありませんが、特にヘボイという事もないです。エスカトスよりはクオリティ高いです。

ではここから本題。今回は全体的なゲームの流れについて感想を述べます。

発売前から公開されている情報の通り、このゲームは一般的なシューティングゲームのように「1面をクリアしたらそのまま2面が始まる」という流れではありません。
1面をクリアしなければ同じ難易度の2面はプレイ可能になりませんが、ステージ毎に残機というかプレイ自体が独立しており、クリアしたらまたステージを選んでプレイという流れになります。
なので、その面をノーミスでクリアしようが残機0でクリアしようが、次のステージをプレイする時に影響はありません。残機はステージ毎なので。

そしてこの残機、どのステージも初期状態は2機ですが、エクステンドアイテムを取得するとそのプレイ時の残機が1増えるのみならず、そのステージの初期残機が増えます。
このゲームにはコンティニューがありません。全滅したらステージの最初からやり直しです。コンティニューによるゴリ押しクリアはできないわけです。
しかし同じステージを繰り返しプレイする事で初期残機が増えますので、トライアンドエラーを繰り返してプレイヤーがうまくなる・突破方法を見出すだけでなく、残機増加というアシストによってクリアが見えてくるというわけですね。

ちなみにエクステンドが出現する条件はおそらく「敵を一定数倒すと出現」のようです。「ジャッジメントシルバーソード」や「エスカトス」と同じですね。なお、ステージ開始時に残機は減らすこともできます。
「何度もプレイして残機ゴリ押しなんてつまらない。絶対に残機2機でクリアする!!」というプレイの仕方も可能なわけです。

もう一つ特徴的なのが「武器の購入」。
一般的なシューティングのようなパワーアップはありません。
敵を倒したときに出現する「CR」というお金をため、これで装備を買う事で、選べる武器が増えていきます。
武器はステージ開始前に選択するようになっており、プレイ中に装備を変更する事はできません。

以上がこのゲームの全体的な流れです。
先日発売されたシューティングゲームサイド Vol.6のインタビューによると、開発者いわく「シューティングの間口を広げたい」との事。その点において、このゲームの流れはうまいところを突いてきたかな、と感じました。

去年か一昨年あたり、ネットの掲示板でこんなスレッドを見た事があります。
某シューティングのパッケージ画像が貼ってあり、「このゲーム買ったんだけど20~30分で終わっちゃった。こんなもんなのこれ?」みたいな事が書いてあり、すかさず「そりゃコンティニュー使ってゴリ押しすりゃ誰でもクリアできちゃうだろ」
「コンティニューなしでクリアを目指すんだ」というレスが付いてました。

これを見て私はハッとさせられました。
「コンティニューはタダではない=普通はコンティニューしない=コンティニュー無しでなきゃクリアとはいわない」
というゲームセンターのゲームの作法というか、そういうものが分かっていないとシューティングってゲームとして成り立たない。
悲しいけれどゲームセンターが廃れてきて久しい現在、この作法を知らない人たちは大勢いるでしょう。
家庭用ゲームでは頭から終わりまで一気にプレイできるゲームなんてごく稀です。進んだところまででセーブし、次の日にまた続きからプレイする。ゲームオーバーになったら最後のチェックポイントなりセーブポイントからやり直す。そんなゲームが普通なわけですから。
これを何とかしないとシューティングに新しいプレイヤーを呼び込むのは難しいんじゃないか。そう思ったんです。

じゃあシューティングの作法を分かってもらうにはどうすればいいか?
いっそコンティニューを無くしたらどうか、なんて私は思ってしまいますが、おそらくこれだと「コンティニュー無くて最初からやり直し?なにこれクソゲー」って言われそうだよね。

その点このギンガフォースはうまく出来ていると思います。
コンティニューゴリ押しで最初から最後までクリアできてしまう事はありません。でもゲームオーバーになってもそのステージからやり直しです。今日3面までクリアできたなら明日また4面からプレイできるわけです。
そしてクリアがどんなに遠くても、諦めずに何度も何度も挑戦すれば残機がどんどん増えるのでいつかはクリアにたどり着けるでしょう。
これなら初心者でも投げ出さずにクリアまでプレイできるかもしれませんね。

ただ、手放しにこのシステムを褒められるか、というと残念ながらそうではありません。
以下、ダメだと思った所を書きます。

〇お金の概念の意味がない
金で装備を買うというシステムになってますが、意味ありません。
装備は最初から全てがショップに並んでいるわけでなく、徐々にアンロックされていきます。
このアンロックの条件、ほとんどの装備が「難易度〇〇で〇ステージをクリア」なんです。
従って、「クリアできないからもっと強い武器を買って再挑戦」はできません。もっと強い武器を買えるようになるのはそのステージをクリアした後なんですから。
そして、何度も同じステージを再チャレンジしているとどんどんお金がたまっていくので、装備を買うためにクリア済みのステージを再プレイして金を稼ぐ必要もまず無いと思います。

〇リトライ時に装備や残機を変更できない。
困った事にこのゲーム、ゲームオーバー時にリトライを選ぶと残機や装備の変更ができません。
ステージ毎にトライアンドエラーを繰り返してクリアしろ、というゲームだと思うのですが、
装備の変更をするのにわざわざメニューに戻る必要があるんです。残機に関しては、残機が1回でも増えたらリトライせずにメニューに戻り、その時点での自機数の上限より少なく設定すれば、以降はエクステンドを取得してもリトライ時の残機は変わりません。でもこの1回が面倒くさいんだよね。

〇達成感が薄い
コンティニューこそ無いものの、何度も同じステージをプレイしていれば残機が増えてクリアできてしまうので、これでクリアしても達成感が薄いです。
スタート時に残機を減らす事は可能なので、これで残機を縛ればいいのですが、前述のリトライ時の問題があり面倒くさいです。

〇装備変更とショップが煩わしい
ステージ開始前の装備選択画面からショップ画面へ飛ぶ事ができず、ショップ画面では既に購入済みの装備に付け替える事ができません。
新しい装備の購入時には「この武器を装備しますか?」という表示が出て、これをすぐ装備する事はできるんですけどねえ。

という事で欠点もありますが、ゲームの流れについてはまあ、なかなかうまい試みかなと思います。

次回は内容の細かい部分について書きます。

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