7月8日の放送だったようですが、この番組の事を全然知らなかったので見逃してしまい、友人が録画してくれていたものを昨日見ました。
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で、「専務」こと海洋堂の宮脇修一社長が出演されました。
(NHK公式サイト内のページはこちら)
海洋堂の建物の入り口に大魔神が飾ってあるという話は聞いた事がありましたけど、あんなところに飾ってあるんですね。入り口の上にドーンと。
「あの大魔神を飾る為にこの建物を作ったようなもん」とか。
そう語る専務の後ろに原寸大?と思われる「宇宙の戦士」の機動歩兵が置いてありましたね。あの機動歩兵は何なんだろう?気になる。
話を戻しまして、名前だけは知っていた海洋堂の原型師の方々のお顔を初めて拝見。
ボーメ氏は何かで顔を見た事があったのですが、チョコエッグのフィギュアで一世を風靡した松村しのぶ氏や「リボルテックヤマグチ」の山口勝久氏は始めて見ましたね。
こんな事言ったら失礼かもしれませんけど、山口氏って思っていたより普通の人でしたね。いや、うまく言えないんですが、なんとなくもっと「アツイ」感じの人を想像していたので。
もっとも、山口氏はリューターでガリガリ削って何かを作っているところがちょっと映っただけなので、これだけで印象云々言うのは間違いかもしれませんけどね。
で、本題の宮脇専務。
「模型の疲れは模型で癒す」というお言葉はどこか別の所でも言っていたのを聞いた覚えがありますが、仕事終わった後会社ででかいゴジラを塗装して、その後帰宅後またプラモデルを作り始めるというスゴさ。
私だったら、仕事で模型やってたら趣味でやらなくなりそう。仕事と同じような事を家に帰ってきた後もやりたくないでしょ。
専務は筋金入りですね。こういう人だから、海洋堂ってここまでの会社になったんだろうなー、と納得してしまいました。
番組中では触れられていませんでしたけど、専務がガレージキットの会社を起こしたきっかけは、当時の怪獣のソフビ人形などが実物のそれとは似ても似つかない子供騙しの作りであることへの不満だというのは結構有名な話。
だから専務ってきっと「少年の心を持った大人」みたいな感じの人なのかな、と想像してました。
番組中、岡本太郎の「河童像」の模型の原型をキャストコピーし、それをチェックする時の目が、何と言うか「おもちゃ屋でおもちゃを見る少年」みたいな目でした。私はああ!やっぱり。と納得(笑)
ああいう、目が輝く瞬間ていいですよね。
仕事でああいう瞬間があるってすごく良い事だと思うんですよ。正直羨ましい。とは言え、決して安泰な業種ではないでしょうし、苦労されているとは思います。
海洋堂も昔はガレージキットのメーカーでしたが、スポーンなんかのアメトイが日本でブームになった頃だったかな?
「北斗の拳」のアクションフィギュアを発売し、いつの間にかすっかり完成品アクションフィギュア主体のメーカーに。
そんな完成品も、中国の人件費の高騰もあってか厳しい局面を迎えている感があります。
今後の海洋堂と宮脇専務はどんなものを生み出してくるのか?気になりますし、期待したいところです。
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