レビュー:UCCのヘリ(陸自の翼ヘリコプターコレクション)

缶コーヒーのオマケです。
昨日9/17より展開の「陸自の翼ヘリコプターコレクション」全5種をレビュー。
UCC BLACK無糖の2缶セットを買うと付いてきます。

個別の解説の前に全種共通の特徴について。
材質はほとんどがプラスチックですが一部PVC製。
PVCの部分は、色が成型色のまま。
それ以外については、ブラウンは成型色で他は塗装となっています。
が、コクピット周りだけはクリアーパーツで、ブラウンも塗装です。

①CH-47-J チヌーク
パッケージ

パッケージは透明で中身がいちおう見えますが、あまりよく見えないので
塗装が汚くないものを選ぼうと思っても難しいですね。
UCCのコーヒーのオマケはここ最近は戦艦、戦闘機、戦車とミリタリーものが続いています。
この一連のミリタリーオマケは皆、シリーズでスケールが統一されていませんでしたし、
スケールの表記もありませんでした。
が、今回のヘリはスケール表記があります。チヌークは1/177スケール。

しかし今回も全種統一スケールではありません。
チヌーク、ブラックホーク、アパッチが1/177スケールで、ヒューイが1/154でコブラが1/157。
1/154と1/157なんて誤差みたいなスケール違い(苦笑)
もちろん全て同じスケールで模型化するのがベストだとは思います。
と言うより、同じスケールじゃなくちゃ意味無いでしょう。
全部1/154スケールにしろとは言いませんけど、全部1/177スケールにすれば良かったのにね。

中身

全種とも組み立て式になってます。
ローターのみPVC製。


3枚のローターブレードの内1つはローター基部と一体成型です。
ローター基部のディテールは、大きさを考えればまあこんなものかと思います。


組み立てた状態。
このチヌークに限った事ではないのですが、正直この「陸自の翼ヘリコプターコレクション」は
デキがイマイチだと感じます。

まず脚が無い事。
私は実在の兵器について詳しくはないのですが、チヌークって飛行機みたいに脚をしまう事は
できません・・・よね?
軍艦の手すりや張り線みたいに、どうやってもスケールオーバーになってしまうものなら
省略も分かりますが、チヌークの脚はそこまで小さくはないですよね。

次に窓の仕上げ。

コクピット部分はガラスがクリアーパーツで表現されていますが、それ以外は塗装となってしまって
います。
同じ材質・同じ質感である部分が同じ仕上げではないという有様。
一番良いのは本体もクリアーパーツにして窓ガラス全てをクリアーにする事ですが、
それが無理なら全部塗装にしてしまった方がまだ良いと私は思います。

さらにダメだと感じたのがその色。
窓を塗装にするまではまだしも、その塗装色が 水 色 ってなんだよと。
グレーとか黒ならまだ分かりますけど、水色はないでしょう。

個体差もあるとは思うのですが、塗装も難あり。


矢印で示した突起部分は塗装が剥げていると言うか、きちんと塗られていませんね。


お尻の部分を逆さまにして撮った画像。
矢印で示した部分は塗り分けがきちんとしてません。


全種共通で、胴体はコクピット周り以外は真ん中からモナカ割り。これも残念。


後部ローターの基部は胴体と別パーツのため、合わせ目が目立ちます。
どうせなら根元の部分で分割すれば良いのに・・・というのは素人考えですかね?
さらに言うと、このパーツ自体もモナカ割りで合わせ目が出てます。


これも個体差があるかもしれませんが、前部ローター基部はゲート跡が目立ちますね。

②UH-1J ヒューイ
パッケージ

これは1/154スケール。

中身

メインローターブレードは1パーツ。これとテールローター、脚はPVC製。


テールローターが曲がって差さってしまっていますが、これは私のミスです。


やはりコックピット以外のガラスは水色で塗装となってます。

③UH-60JA ブラックホーク
パッケージ

これも1/177スケール。

中身

メインのローターブレードとテールローターがPVC製。


凄まじい違和感。
このブラックホークも脚はしまえないはずだと思いますが、脚はありません。


水平尾翼が曲がって接着されてしまってますね。


根元から接着剤が思いっきりはみ出してます。
さらに画像の右下辺りにも接着剤がくっ付いてしまっていますね。


タンクを支えているアームの根元にも接着剤がくっ付いてしまってますね。


反対側のタンクにも接着剤が。


窓はやはり水色塗装。

④AH-64D アパッチロングボウ
パッケージ

これも1/177スケール。

中身

これもメインローターブレードとテールローターがPVC製。


ブラックホーク以上に凄まじい違和感を感じます。
これもやはり脚がありません。


そのくせ尻尾の車輪は付いてます。

さらに謎なのがこれ

機体の下面です。
青い丸で囲んだ部分、本来なら脚が付くはずの部分に凹みがあり、その中には
丸い凹みが。
これ、脚を付ける予定だったんでしょうか?
予定も何も脚は付いていて当たり前だろうと言いたいですけど。

そして赤矢印の部分は接着剤が見事にはみ出してます。


全機種共通なんですが、武器が一切付いていないんですよね。
機首の下の機銃はありません。


翼にも武器は付いていません。
攻撃ヘリなのに武器も無く、脚も何故か無い。
非常にカッコ悪いです。
アパッチでこれはダメでしょう。せめて脚が付いていれば・・・・・・と言うか、
くどいようですけど脚は無くなりませんからねそもそも。

⑤AH-1Sコブラ
パッケージ

1/157スケール。

中身

コブラもメインローターブレードは1パーツ。
それとテールローター、脚がPVC製。


頭と尻尾が曲がってしまっていますね。


尻尾に接着剤がベッタリ。
尻尾が曲がってしまっている原因はこれですね。


側面のあちこちに接着剤が付着して白くなってしまっています。


脚の根元も接着剤で白く。


ノズルのフチがぶ厚いですが、まあこれは大きさを考えると仕方が無いと思います。


コブラも機首下や翼に武器はありませんが、脚がきちんとあるのでアパッチよりは遥かに
見栄えが良いです。

総評
以前のUCCコーヒーのオマケであった戦闘機や戦車に比べていろんな意味で
クオリティが低いです。
まず塗装や組み立て。
尾翼が曲がって接着されていたり、接着剤のはみ出しがあちらこちらにあります。
もちろん個体差もあるとは思いますが、ここまで多いとなると、自分がたまたま
汚い個体を引いてしまったのではなく、全体的に汚い個体が多いのではないかと
思ってしまいますね。
実際、以前の戦車や戦闘機は同じものを幾つも買ってみたのですが、接着剤のはみ出し
なんてファントムの増槽の根元がちょっと気になったくらい。それでも今回のヘリ程
酷くはなかったです。

そして模型としてのデキもイマイチ。
何よりもありえないのが脚が無い事。再三になりますが、小さすぎてどうやっても
スケールオーバーになるのなら省略も分かりますが、そこまで脚は小さくありません。
いや、多少はオーバースケールになってしまうかもしれませんがそれでも付けるべき。
脚を引っ込められる飛行機なら脚無しにするのはありですが、ヘリでそれはない。
戦車の機銃なんて銃身があんなに細いのにきちんと再現されてたのに。

部品割りが真ん中モナカ割りなのも残念です。
こう書くと「いやそれは流石にしょうがないだろう」と言う向きもあるとは思います。
でも戦闘機や戦車はその辺きちんと配慮されていたんですよ。
戦車は合わせ目なんて出てませんでした。
戦闘機もF-4とF-15はパネルラインで分割されていました。それ以外の機種は残念ながら
合わせ目が出てしまっている部分もありましたが、できる限り出さないように工夫されてました。
材質も全てプラスチックで、翼もフチだけ薄くして非常にシャープな仕上がりでした。

何と言うか、模型として開発者のこだわりが感じられたんですよ。
それがこのヘリはどうか。
公式サイトの画像を見た時点で、何故か脚が無い事、窓が塗装である事は分かっていました。
でも戦闘機や戦車がこだわりを感じるデキだったから今回も買ってみたんですが・・・・・
残念なデキだと私は思います。

しいて良いところを挙げれば、スケールが中途半端な事ですかね。
同じように半端なスケールのものがあれば、絡ませられる存在になりうるかな。

そもそもタダで付いてくるようなコーヒーのオマケにグダグダ言う方がおかしい、という
向きもあるでしょうが、戦車や戦闘機が良かったのであえて辛口に書きました。

以上、UCC BLACK無糖のオマケ「陸自の翼ヘリコプターコレクション」のレビューでした。

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