自作ジャングルのディオラマベース(アクションフィギュア用ディオラマを考える)


久しぶりに自作もの。
アクションフィギュアを乗せて遊ぶ用にジャングルっぽいディオラマを作りました。
(作ったのは何年か前なんですけど。)
地面以外は100円ショップで調達した材料で出来ています。

以前書いたスチレンボード石畳の記事でも書きましたが
一般的にディオラマというものは置物であり完成後は触るものではありませんので、耐久性があるものではないです。
従って一般的なディオラマ製作法で作ってしまうと、可動フィギュアを乗せて楽しむには適さないものになってしまいますので、そこをうまく考える必要があります。


NECAのシリーズ8のプレデターを乗せてみました。
NECAのプレデターにはちょっと狭いですね。


足元。
見ての通り草を踏み潰してます。
別にこれは踏み潰された状態で作ったわけではなく、普通に生えている状態で作った草を本当にフィギュアが踏み潰しているんです。一般的なディオラマの作り方ではこういう使い方は出来ないと思います。

ここからは具体的な作り方。
まず枠の部分は100円ショップで買ったフォトフレーム。
プラスチック製のもの、木製のものなど色々なサイズのものが売っています。使ったこれは21x16cmの大きさで、材質は紙みたいです。紙とは言っても結構頑丈な作りで、パッと見は木製っぽい。

地面はスタイロフォームを切り出した上に樹脂粘土というものを盛って作っています。

この地面、色が単色ではありませんが・・・・


でもこれ、実は塗装していません。
水を付けながら樹脂粘土を伸ばしていき、上から歯ブラシで叩いて作ってます。

一般的なディオラマ制作方法では、地面は粘土か石膏のようなもの(壁塗り財とかシーナリープラスター)で作るかと思います。
でも石膏の類って結構硬いし、地面となればザラザラしてます。なので上に可動フィギュアを乗せると傷を付けてしまう恐れがあります。
さらに石膏の類は塗装の定着が良くありません。フィギュアを乗せたりどかしたりしていると塗装は剥げてしまう可能性が高いです。

そこでこの樹脂粘土というわけです。この粘土は乾燥した状態でも柔らかいのでフィギュアに傷を付ける心配はまず無いと思います。
最初から色が付いているので仮に表面が少し削れてしまう事があっても色はそのままなので問題なし。水を付けただけで色が落ちてしまうものなのでひょっとするとフィギュアの表面にくっ付く事がありえなくもないのですが、水で色落ちするという事は万が一くっ付いても水で落とせるという事なので問題ないと考えてます。(今の所フィギュアに色がくっ付いた事は無いですが。)

次に草です。
この草もやっぱり100円ショップダイソーの素材。
これはfigma アスナのレビューでも使った人工芝みたいなヤツです。
「グリーンマット」という商品名だったような気がします。
草の形が2、3種類ありました。このディオラマでも2種類使っています。


アスナのレビューで写っているのは製品そのままの大きさのものなんですが、
この画像は半分くらいの大きさに切ったものです。

これはこんな構造になっています。


草のパーツが土台にはめ込んであるんですね。


4本の草が丸い部分に繋がっていてこれで一つのパーツになっています。


これをニッパーで根元から切ってバラします。


これを作った地面に穴を空けて挿していきます。
この画像の地面は、ディオラマベースを作る前にテストとしてスタイロフォームの切れ端で作ったものです。歯ブラシで粘土を叩いてやるだけでいい感じに地面らしい質感が出るんですよね。

出来ればこの草は抜けてしまわないように接着してやりたいのですが・・・・材質がビニールっぽい材質なので接着できる接着剤はあまりなさそうです。さらに地面の土台はスタイロフォームなので接着剤で溶ける可能性もあります。という事でこれは接着せず、刺すだけとしています。それなりに深く刺さないと抜けてしまいそうなので、

一番下の葉っぱを切り落としてやり、

そのまま挿してます。これなら結構深く刺さるので簡単には抜けません。

冒頭で「作ったのは何年か前」と書きました。実はこの人工芝、今ではダイソーで全く見かけなくなってしまいました。
なのですが代用できる素材が最近出ましたので、これを使うと良いと思います。

これです。「グリーンボール」という商品名。


草のパーツを外したところ。色はちょっと変わっていますけど、パーツ自体は同じもののようです。

最後に大きな葉っぱ。これもダイソーで。

「グリーンポットアソート」という商品名。
鉢植え風の造花ですね。葉っぱの形が数種類あり。これの葉っぱを引っこ抜いて、草と同じ要領で地面に刺しています。

という事で簡単に作れます。材料費も安い(笑)この大きさだとNECAのプレデターにはちょっと小さいですが、
rs80

rs81

リボルテックのスネーク
には丁度良い感じ。

このディオラマベースですが、フィギュアを長期間乗せたままにするのは避けた方が無難だと思います。この草に長期間フィギュアを接触させておくと、ひょっとすると塗装が溶け出したりしないとも限りません。

以前書いたスチレンボード石畳もそうだったのですが本当はもっと大きいサイズのものを作りたいと思っています。
置き場所の問題があるのでなかなか作る気になれないのですが。もし大きいサイズで作るならやりたいと思っているのが「樹木」です。
やっぱり木がないとジャングルらしくないですよね。でもこのサイズで樹木というのはなかなかハードルが高いです。大きさからして自作するのも大変そう。

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