10月にレビューしたAタイプに続き、Bタイプもレビューします。
これもRCベルグ製のカラーレジンキットで、受注生産及びイベント販売限定でした。
※2023年12月6日追記
「怒首領蜂大往生 臨廻転生」の発売に合わせるタイミングで、再販分の予約が始まっています。
- 商品名:TYPE-B 1Pカラー
- メーカー:RCベルグ
- キャラクター原作:ゲーム「怒首領蜂大往生」
原型製作はAタイプと異なり、電撃ホビーマガジンのライターでもある空山竜司氏。
RCベルグ公式サイトのページはこちら
発売されたのは2010年の終わり頃か、翌年の頭頃だったように思います。
その後一回だけ再販があったように記憶しています。私が購入したのは初販版です。
上記の公式の紹介にもありますが、Aタイプ同様に初販時に電撃ホビー限定で2Pカラー版がありましたが、2Pカラー版は未入手です。
これもカラーレジンキットで各部が色分けされているので、成型色のまま翼端灯など一部分の塗装とスミ入れだけで仕上げてます。
Bタイプも成型色が綺麗でそのままで見栄えがする・・・・のですが流石にシルバーの部分はプラモデルのシルバーの成型色のように表面のウェルドラインが目立つのが辛いところですね。かといってここをグレーにされたらそれは何か違うような気がするので仕方がないところでしょうか。
プラモデルにしてもレジンにしても、成型色でメタリックというのは鬼門ですね。
大往生のBタイプは怒首領蜂シリーズ中、唯一無二のシルエットを持つ自機。
Aタイプとも違うけど、他の怒首領蜂のCタイプとも違うシルエットの、あまり尖っていない独特のフォルム。
怒首領蜂シリーズ中唯一大往生だけは自機が2種類しかなく、名前はTYPE-Bだけど性能的には他のゲームのTYPE-Cの位置づけ。だから無印怒首領蜂のBタイプのヘリをちょっと意識してあまり尖っていないフォルムなのかな、と私は思っています。
もちろん大往生発売当時の時点ではAタイプもBタイプも無印怒首領蜂の自機とは違うシルエットという印象だったのですが、大復活や再大往生もAタイプだけは大往生の流れも入っている感じがします。
だから大往生のBタイプだけ他と違ってしまっている感があるんですよね。レジンキットを手にするまで知らなかったのですが、コクピットは複座で二人乗り。
BタイプはAタイプに比べて自機選択画面とゲーム内での形の違いが少ないのですが、このレジンキットはやはりAタイプ同様にゲーム内のグラフィックが元になっているように思えます。自機選択画面は翼がちょっと小さめで前後に若干細長い印象。
このキットのスゴイのがキャノピーの枠が別パーツで色分けされているところ。
レジンキットの原型は手作りな上、レジンは製造時の収縮があるので精度を出すのは難しい(らしい)のですが、すごい精度でクリアーのキャノピーパーツに枠がピタッとはまります。
それだけに非常にパーツの合いはタイト。枠の部分は非常に薄いので必ずお湯などで温めて柔らかくしてから組み立てないとパーツを破損しかねないので注意です。Aタイプと違ってパイロットは付いていません。
機首の先の緑の部分もきちんと色分け。
ここに限らず、Bタイプは各部にリベットのモールドが入っています。
インテイク内部のファンは白で色分けされています。
その横にある銃身はレジン製部品とホワイトメタル製の2種類が付属。
ここはホワイトメタル製の部品の方を使いました。ホワイトメタルはそのままだと色が曇るので、真鍮ブラシで磨いた後に半光沢クリアーを吹き、銃口だけ黒で塗ってます。
胴体真ん中の赤いラインも当然色分けされています。
ゲームだと真っ赤なんですがオレンジがかった淡い色になっており、これが非常に良い感じです。その左右のシルバーのブロックの黒い部分も色分けされています。
シルバーのブロックの後方。四角いノズルの中は黒で塗装してます。
底面。レジンキットなんで取り扱い注意なんですが、メインノズルが大きくて底が平らなのでそのまま立てる事が可能(笑)。という事で今回のBタイプは底面も写真撮りました。
ランディングギア(着陸脚)部分。
Aタイプと同じくこれもレジン製パーツとホワイトメタル製パーツの両方が付属。
レジン製も色はシルバーなので、ここは迷わずメタル製を選択。やはりこれも真鍮ブラシで磨いてクリアーを吹いています。
このランディングギア部分、やはり展開状態のパーツと収納状態のパーツが付属して選択式。
接着せずに両面テープなどで取り付ければ完成後も差し替え出来ます・・・・・・が、収納状態のパーツをどこにしまったか忘れてしまったので収納状態の写真はありません。ごめんなさい。
収納状態のパーツを見つけたら後で画像を追加するかもしれません。
メインノズルの内部のファン。本当は影が掛からないように写真撮りたかったのですが、なにぶんレジン製で取り扱いがデリケートなんで勘弁してください。インテークのファンは白でしたがこちらのファンはシルバーです。
尾翼と主翼の翼端灯。
Aタイプと同様にクリアーっぽく見えるフェイク塗装で仕上げてます。
(塗装方法はAタイプのレビューを参照)
Aタイプと違って成型色が白ではないので、一旦白で塗った上からクリアーカラーでグラデーションにしてます。
翼もシャープで良い感じです。
主翼と尾翼のフチは他よりも濃いグリーンになっているのですが、ここも色分けされています。
Aタイプの時は主翼が左右で平行になっていなかったので直しましたが、Bタイプではそんな事はありませんでした。
Aタイプより部品はちょっと多いのですが、キャノピーの枠も各部の黒い部分の塗装が少ない事もあり、どちらかというとBタイプの方が楽に完成した覚えがあります。
ただ、パーツのハメ合わせのピンと穴はやっぱり少しずれているので、ピンを少し切って正しい位置に合わせて接着してやる必要はあります。
総評
部品もあまり多くなく、組み立てが難しい部分も特にありません。
シルバーの部分はちょっとウェルドラインが気にならなくもないですが、これはまあ成型色のメタリックでは仕方ない部分ではあります。
毎度の事ですが、シューティングの自機が模型となって目の前にあるのはやっぱり何とも言えない喜びがあります。
他の怒首領蜂の自機と違ってあまり尖っていないフォルムも独特のカッコ良さがありますね。
以上、RCベルグのカラーレジンキット、怒首領蜂大往生TYPE-Bのレビューでした。
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