レビュー:地球防衛軍2 PORTABLE V2 感想

VITAにて3度目の登場となった地球防衛軍2。日付変わって今日発売になり、いきなりですがレビューです。

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地球防衛軍2 PORTABLE V2 – PS Vita

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現時点で気が付いた部分等について書きます。勘違いなどがあったらすみません。
主に過去の地球防衛軍シリーズ(特にPS2版とPSP版の防衛軍2)との比較が主となっています。

※本作を機に地球防衛軍シリーズを始めてみようと思っている方、そもそも地球防衛軍てどんなところが面白いの?と思っている方はこちらの記事「地球防衛軍の面白さ・魅力を語ります。」を参照してください。

※この記事の画像全て(C)2014 SANDLOT (C)2014 D3 PUBLISHER

※最終更新日1/4
ダメな点について追記修正。

シリーズ中最も安定したフレームレート

PSP版防衛軍2やVITA版防衛軍3と同じく、最大フレームレートは30fpsくらいが上限になっており、PS2の防衛軍1と2、XBOX360版の防衛軍3、そして防衛軍4と違い、敵がほとんどいない状況でも60fpsになる事はありません。
以前に防衛軍3の事の記事でも書きましたけど、これは素晴らしい仕様。敵が全くいない時に”だけ”なめらかに描画されても落ち着かないだけです。

そして肝心なのはここから。なんと今作地球防衛軍2 portable v2は処理落ちがかなり少ないです。
全く無いわけではなく、状況によっては処理落ちはあります。が、処理落ちと言っても少しフレームレートが低下するだけで、スピードはほぼ変わらず。
敵が大量に近くにいようが、エアレイドで空爆しようが全く遅くならない。PS2の防衛軍2では半端ではない処理落ちだったインペリアルボマーも、全く処理落ちしません。
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PS2版ではフレーム飛びまくりのカクカクだったのがウソのよう。ボマーでも処理落ちしません。

これは本当に素晴らしい!!
とはいえ、流石にオンラインマルチプレイでは結構処理落ちしますけどね。あと、一方で煙などだけ妙に処理が重かったりします。(これについては「ダメなところ」で後述)

私は処理落ちが嫌いです。プレイヤーの操作の邪魔をするから。
急にボタンを押してからの反応が遅くなったり、いきなり処理落ちが無くなって速くなったせいで操作をミスするのは本当にイヤ。(でも防衛軍4でエアレイダーの空爆のデカイ爆発の瞬間に処理落ちするのは爽快で良いと思ってます。あまり操作の邪魔にはなり難いし。)

PS2よりスペックが上であろうVITAなのに見た目はPS2と大差ないグラフィックですが、個人的にはシリーズ中最高の仕様だと思っています。こういう風にして欲しいと思っていたんですよ。
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同じVITAの防衛軍3Pに比べてグラフィックのクオリティが低いという意見が散見されますが、いちがいにそうでもありません。例えばアリ。防衛軍3Pではかなり簡略化されたグラフィックでしたが本作ではPS2版と同等のモデリング

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シリーズ中防衛軍2だけの特徴であるビル破壊時のガラスが割れるエフェクトも健在。

かつてXBOX360で防衛軍3が出た時、中途半端にグラフィックのクオリティが上がったけど相変わらず敵が多いと起こる処理落ち、相変わらず敵がいない時だけの60fps仕様なのを見て、「見た目は防衛軍2と同じで良いから処理落ち無しで上限30fpsで作って欲しい」そう思っていました。
写真写りは防衛軍4の方が良いとは思いますが、今回はゲームプレイを最優先した仕様なのだと思います。
まあ正直言ってこれを素晴らしいと感じる人は少数派かもな、という気もしますがそれだけに英断だと思います。(防衛軍4のグラフィックもあれだけの数の敵キャラと破壊可能な障害物を出して敵の死体も破壊可能。それできちんと実影を出しているのであれはあれで凄いと思ってはいますけど。)

自キャラの色を12種類から選択可能

自キャラの色を変えられますが、防衛軍4と違って自分で色を自由に作る事は出来ません。

自キャラの歩くモーションが変わった

オリジナルであるPS2の防衛軍2はSIMPLE2000シリーズという事もあってか、自キャラの歩くモーションが前進も後退も同じでした。今作では後退する際、重心が後ろに寄ったモーションになり、オリジナルより自然になりました。
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後退する時はちゃんと重心が後ろになった歩きモーションに。

とは言え、防衛軍4ほどしっかりはしていません。そしてペイルウイングはPS2版と変わっていないようで歩きモーションは前後とも同じ。キャラ全体の傾き方が変わるのみとなっています。
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後退する時もこのモーション

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飛んで着地した直後は相変わらず凄く傾きます(笑)

マニュアルでリロード可能

防衛軍4のようにリロードボタンが付き、撃ち切らなくても自分からリロードが可能になっています。防衛軍4からこのシリーズに入った人も違和感無くプレイできるのではないでしょうか。

転がり中に武器の持ち替え可能

防衛軍2なのに陸戦兵とエアレイドは緊急回避(転がり)中に武器の持ち替えが可能になっています。特にエアレイドはリロードの長い設置式武器があるので、この恩恵は結構バカにならないと思います。

エアレイドについて

今作の新キャラクター、エアレイド。
旧作をプレイ済みの人が一番気になるのはこれでしょう。発売前は「ビークルが呼べないエアレイダーかな?」くらいに思っていましたが、意外にも変更部分が多く、使いこなし甲斐・研究の余地がありそうです。
※追記:エアレイドについては別記事にまとめてます。こちら

武器を3つ装備可能

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防衛軍4のエアレイダーは「武器2つ+ビークルの要請」という装備の構成でしたが、本作のエアレイドはビークルの要請が無く、任意の武器を3つ装備という構成になっています。

同じ武器を2つ以上装備できない

シリーズ初の制限です。
同じ武器を2つ以上持っていくことが出来ません。この「同じ武器」というのは全く同じ武器を2つ以上という意味です。
同じ系統でも違う武器は持っていけます。
例えば武器1と武器2を両方とも「リムペットガンM2」にする事は出来ませんが、「リムペットガンM2」と「リムペットガンM3」の両方を一つずつ装備は可能です。となると防衛軍4で強力だったZEXR-GUNを2つ持ちは出来ませんね。
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同じ武器を2つ装備出来ない。

支援要請の分類が細かく分かれた

防衛軍4で「支援要請」に分類されていた武器が細かく分類が分かれました。
「砲撃要請」「ガンシップ要請」「爆撃機要請」「巡航ミサイル要請」「衛星兵器要請」となっています。
防衛軍4より見やすくて、探しやすくなりましたね。

一部の支援要請は功績値ではなく時間でリロード

「巡航ミサイル」やサテライトブラスター等、一部の支援要請はは功績値ではなく時間でリロードされます。
しかも他の武器を使用中でもリロードされるという仕様になっている上、攻撃が全弾発射された瞬間からリロードが開始されますので、思いのほか回転率が高く、使えそうな武器だと思います。
サテライトブラスターにいたっては発動した瞬間にリロード開始。サテライトブラスターを撃ち終わる頃には半分くらいリロード終わっています。

ビーコンガンで要請する武器がある

アシストガンやリムペットのようなビーコンガンで攻撃地点を要請する武器があります。
ただしこのビーコンガンは着弾地点に張り付きません。例えば敵にこのビーコンガンを当てた場合、あくまで攻撃が来るのはビーコンが当たったステージ内空間の座標位置です。当てた後に敵が動いてしまうと攻撃は当たりません。

このゲームのダメなところ

ここからはダメなところについて書きます。
「何でこんなところがちゃんと出来ていないの?」と思うポイントが幾つもあります。

右スティックの調整がダメ

右スティックの遊びや、どの程度傾けるとどのくらいの速度になるのか、という部分の調整がおかしく、操作性にやや難あり。
PS2版と比べてどうかは分かりませんが(PS2版どこかにしまってしまいましたので。すみません。)
同じVITAの防衛軍3Pと比べると本作は調整が悪いです。ほんの少しだけ照準を動かすという事が難しい。少しだけスティックを傾けると入力されず、もう少し傾けると一気にカクっと照準が動いてしまいます。
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この位置からほんの少し照準を動かそうとすると・・・

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こんなに動いてしまう。

実は「一気にカクっと動いてしまう速度」の手前の速度があるにはあるのですが、傾けるスティックの角度の範囲がかなり狭く、カクっと行かないようにするのは至難の業。
画像は上下の移動ですが左右も同じです。オプションで旋回速度を下げればいいじゃないか、と思う人がいるかもしれませんがそれは間違い。それでは左右の旋回は遅くなるは、速い敵に照準が出来ないわで話になりません。
何より、PSP版以外の防衛軍シリーズは速度最大でもちゃんと少しだけ照準を動かす事が可能だったのです

正直、アナログである意味がほとんど無く、まるで右スティックの無かったPSP版防衛軍2みたい。いやPSP版よりはマシなんですけど、でもほんの少しだけ照準を動かす事が出来ないのはストレスが溜まります。
何で同じハードの防衛軍3Pで出来ていた事が今回出来ていないのか?疑問を感じます。
まあPSP版もジャンプを使ってフォローすることでちゃんとインフェルまでクリアをしたので、VITA版も出来るとは思うのですが、そもそも右スティックが無くてデジタルボタンで照準するしかないPSP版はともかく、ちゃんと右スティックがあるのにこれ、というのは納得がいかない。

※こんな大事な事を何で買った直後に気が付かなかったのか、と思われそうなので言い訳させてください。
私はかつて防衛軍3PのためだけにVITAを買い、腕が痛くなるのが辛くてプレイをやめて以来、防衛軍4が出た事もあって2年弱プレイしていませんでした。
今はVITA TVが出ているので防衛軍V2発売数日前にこれを購入し、携帯ゲーム機の方のVITAは売却。

この時久しぶりに防衛軍3Pをプレイしたら、照準を少しだけ動かすのがあまりうまく出来なかった。VITAはPS3と同じパッドを使用しますが、防衛軍4はXBOX版だったのでPS3のパッドだとうまく操作出来なかったんですね。
(私のPS3はEXVS専用機で、標準のパッドなんて使っていない。)
で、そのまま防衛軍V2をプレイしたものだから「自分がPS3パッドをしばらく触っていなかったせいでうまく操作できていないのだろう」と思っていたのですよ。
ところが何日もプレイしていてもどうにも照準を少しだけ動かす事が出来なくて「おかしいな?ひょっとしてVITA TVってアナログが変なのかな?」と疑い始め、ふと思いついてもう1度防衛軍3Pをプレイしてみたらちゃんと照準を動かせる。ここに至ってやっと「防衛軍V2の照準がおかしい」と結論づけた次第です。

煙などのエフェクトの処理が異常に重い

前述のフレームレートの話でも触れました通り今作はこれまでの地球防衛軍シリーズの中で最も処理落ちが少ないのですが、巣穴やインセクトヒルに攻撃を当てた時の煙や火炎放射器の炎などのエフェクトが大きく幾つも映っている時の処理が異常に重いです。
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この状況でもかなり処理落ちします。

PS2版の防衛軍2よりも重く、インセクトヒルにレイピアを当てると遅くなるどころか描画フレームが壮大に飛びます。
レイピアを巣穴に当てるなんて当たり前にやる事なので、これはちょっと見苦しいし動かしていてストレスが溜まります。
もっと軽いエフェクトに差し替えて欲しかったですね。そもそもあんなに大量に大きく煙を噴出す必要なんてないと思うので。
※12/26追記
アップデートのせいなのかちょっと軽くなったような気がします。

ボタン配置の変更不可能

PS2時代の防衛軍はボタン配置の変更が不可能でしたが、防衛軍3以降は変更が可能になっていました。
ところがどういうわけか本作portable v2は変更不可能。△がズーム、□がリロード、〇が武器持ち替えという配置で固定です。
まあこの配置に慣れてしまい、防衛軍3や4をプレイする時はそっちのボタンを変更して今回のV2の配置に合わせてしまえば問題ないですけど・・・
でもここ最近の過去作で出来た事をなぜまた不可能にするのか?ボタン配置の変更なんて、出来て困る人なんていませんよね。理解に苦しみます。

右スティック上下リバースでも戦車はリバースにならない

まさかとは思っていましたが、やってくれてしまいました。防衛軍4で直ったと思ったらまたこのヘンテコ仕様に逆戻り。
私はかなり憤慨しています。
でもこれに憤慨する人間(右スティックをリバースにしている人)はたぶんあまり多くないのだと思うのでこれ以上書きません。

オプションでのデモスキップ不可

特定のミッションのみ開始前にあるデモ。
スタートボタンでスキップする事は可能ですが、防衛軍4のようにオプション設定でそもそもデモを無しにするという事が出来ません。些細な事ではありますが、何でこれも出来ないのか謎。

良くも悪くも防衛軍2のまま

前述のように処理落ちについては劇的に改善されましたけど、ゲーム内容そのものはエアレイドの追加以外は防衛軍2Pのままです。なのでもちろん防衛軍2の良くないところもそのまま。

異論はあるかもしれませんが、ギリオ(ダンゴムシ)、ボマー、ソラスはいない方が良かったクソ要素だと私は思っていますし、冗長なだけでつまらないミッションもあると思います。
それらクソ要素を差し引いても面白いゲームだとは思いますし、移植なんだから変わっていなくて当然、という意見もあると思います。しかし一度PSPに移植されたものをまた移植するわけですから、修正して欲しかった。
変わりに新しい敵を入れろとは言いません。要らない物を消して欲しかった。もちろん何をクソだと思うかは人それぞれ意見があるとは思います。、でもギリオやボマーって3以降の防衛軍には出てこないところを見るに、プレイヤーに不評だったのではないかな、と思うのですが。

今の所の感想

前述の通り良くも悪くも防衛軍2Pとゲーム内要は変わっていないという部分はちょっと思うところがないわけではありません。しかし見た目に関しては防衛軍4に比べると見劣りする部分はありますけど、やっと理想的な仕様になったのは非常に喜ばしいです。
防衛軍は「大量の敵」「破壊可能な障害物」がゲーム性のキモなので、処理落ちを起こさない仕様というのは夢想しつつも「無理かな」とも思っていたので結構感動しています。
新キャラのエアレイドも、思っていたよりエアレイダーとの相違点が多く、防衛軍4での経験を生かしつつも新鮮さ・使い込んで研究する余地があり好感触。
処理落ちが無いため体感的にはちょっとスピードが早く、転がり中に武器持ち替えができる事もあってか、ややハイテンポな感じが気持ちよい。

ただ、「アナログスティックの操作性が防衛軍3Pより悪い」「ボタン配置の変更不可能」と「上下リバースでも戦車はリバースではない」この3点に関しては本当に憤慨してます。
何でこの程度の事が出来ていないのか。これは流石にハードのスペックは関係ない部分だと思います。
防衛軍シリーズで共通の部分であるにも関わらず、なぜ後発作品での改良点がフィードバックされていないのか。非常に惜しいです。

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