レビュー:ビックバイパー(沙羅曼蛇) RCベルグ カラーレジンキット

6月に最終生産分を購入し、やっと組み立て終わりましたRCベルグのビックバイパーです。「グラディウス」ではなく沙羅曼蛇版となっています。
SNS等ではきちんと塗装して完成させている方が何人も見受けられるので、今さら成型色仕上げのものを・・・という気がしなくもないですが、まあ見てやってください(笑)


商品名:「沙羅曼蛇 ビックバイパー」
メーカー:RCベルグ
キャラクター原作:ゲーム「沙羅曼蛇」

全体(本体のみ)


「沙羅曼蛇」のビックバイパーは双発なのが特徴的。(ゲーム内の自機グラフィックが双発なのは「沙羅曼蛇」と「沙羅曼蛇2」のみ。)
RCベルグ公式にも載っている通り、各パーツがカラーレジンで色分けされていてそのまま組んでも充分に見栄えがします。スミ入れと一部部分塗装で仕上げました。
価格からも分かる通り、今までに発売されたRCベルグの怒首領蜂大往生の自機A-TYPEB-TYPEやケツイの自機に比べるとやや小さめのサイズでの立体化となっています。
RCベルグ公式の画像だと各部に注意書きのマーキングがありますが、キットにはデカールは付属していません。

なお、写真を撮る際に胴体着陸させるため、画像によっては機体下部中央にある小さな翼のパーツを外した状態にしています。
また画像は例によって紫の色味がどうにもうまく写っていません。実物のブルーはコバルトブルー系の成型色。Sガンダムとかバーチャロンのテムジンみたいな色味です。


海老川兼武氏によってこのキット用にデザインが描かれたそうですが、ゲーム内のドット絵がモチーフとなっています。
真上や真横から見ると確かにあのシルエット。翼が下に角度が付いている辺りなんかまさにドット絵を意識しているのでしょう。
(元のドット絵の翼は別に下向きに角度が付いているのではなく、真横だと見栄えがしないから翼にパースを付けて描いているのだと私は思っています。もし本当に角度がついているなら、自機が傾いた時のグラフィックは奥の翼がもう少し短くあるべき。)

昔のゲームのキャラってイラストによって形が違ったりしますけど、やっぱりプレイヤーにとっての「自機」はゲーム内で実際に動いているキャラクター。なのでドット絵がモチーフというアプローチは素晴らしい。

でも実を言うと私はこのレジンキットのデザインで好きになれない部分があります。ビックバイパーの特徴である機首左右の「クワガタ」状の部分、この根元部分が一段低くなってグレーになっているのがちょっと・・。このせいで遠くから見るとクワガタの根元がものすごくくびれているようでカッコ悪い。特に上から見るとカッコ悪い。
BATSUGUNのBタイプの第3段階なんかも私は嫌いです。

各部


メインノズルは外側が薄いグレー、内側が濃いグレーの2重構造になっていて立体的な仕上がり。


エンジン部側面にはパーティングラインあり。このエンジン部分は1パーツで分厚いせいかパーティングラインの段差でヒケてしまっているので、ペーパーがけだけでパーティングラインの処理は不可能と判断し、そのままです。


垂直尾翼根元の後ろの長方形の凹みは、RCベルグ公式の画像だとグレーに塗られていますがキットでは色分けされていません。SNSでアップされている全塗装された作品を見ていると、この部分をカメラかセンサーと解釈してか、蛍光色で塗り分けているものが多く見られますね。私も最初に見た時Sガンダムのスタビライザーの根元のそれを連想しました。


主翼の後端は段落ちのスリット状になっています。


クワガタの根元のグレー部分は、一段高くなっている部分が明るいグレー、低い部分は濃いグレーと色分けされています。


RCベルグ公式の部品画像の通り、グレーの本体フレームに各パーツを取り付けていく構成。各パーツの間からグレーのメカが覗くというデザインになっており、立体として見栄えのするものとなっています。


コクピット内部にもディテールが入っています。赤い矢印で示した部分に何かムニュっとしたものが付いてますけど、これはキャノピーの仮止めに付けているピットマルチです。何かガンプラのパイロットでも流用して乗せてやりたいと思ってキャノピーを接着していません。

コクピットのディテールは座席の下半分は埋まってしまっているのがちょっと残念。キャノピー付けると殆んど見えませんけど。
コクピットのサイズからすると、スケールは1/144くらいでしょうか。


キャノピーはちょっと合いが悪いです。後ろ側が綺麗に入ってくれません。


機体の下部。四角いインテークと楕円形のインテークが連なっているデザイン。
ビックバイパーって大抵の場合機体上側(垂直尾翼の左右)に四角いインテークがある事が多いのですが、このレジンキットは機体上側ではなく下側に四角いインテークという構成。


機首のすぐ下側には何やら丸いノズル上のパーツがあります。位置からして銃口でしょうかね?
赤丸で示した部分はRCベルグ公式の画像ではグレーに塗られていますが、製品の成型色はホワイトです。このパーツだけパーツが別になってはいるのですがグレーで成型されてはいません。何でグレーでないのかは謎。まあホワイトでも良いとは思うのですが。


またもや先ほどの四角いインテーク前のパーツ。RCベルグ公式の画像と見比べてもらえればお分かりになるかと思いますが、赤丸で示した部分に本来は支柱が付いています。この支柱のパーツが薄くて折れそうで怖いな・・・と組み立て中にずっと思っていたのですが、バリを取ろうとヤスリを掛けたら折れてしまったので削り取ってしまいました。

ゲーム専門サイトのGame watchにこのレジンキットの紹介記事があり、”ゲート跡と勘違いして切り取ってしまった”という記載がありますね。あとSNS等でアップされている完成品画像でも、この部分がやっぱり無い方が多いですね。
こうなってくると、むしろこの支柱がある方が少数派なんじゃ(笑)

極めつけはこのレジンキット用のデザインをされた海老川兼武氏のツイッターの画像。


やっぱりインテークの支柱が無くなっています。
デザインした本人なのにゲートと間違えたりしてないですよね?(笑)


楕円形のインテークは真横に支柱というかフィンが通っているというデザインで、フィンが薄くてシャープ。この辺はレジンキットならではでしょうか。

台座

続いて台座です。


沙羅曼蛇のステージ6の背景がモチーフとなっている台座が付属し、飛行状態で飾れます。


支柱とビックバイパー本体の接続部。四角いダボをはめて接着するという仕様なんですが、台座に固定で外せないのはイヤですし、強度的にも不安。という事でRCベルグ公式の画像と同じく、穴を空けて真鍮線を挿しました。当然ビックバイパー本体側も穴を空けるわけですが、台座を使わない場合のために接続部を隠すためのパーツが付いていますので、本体に穴を空けても見た目に問題はありません。
台座との接続部分があるパーツ(LG11)だけでなく本体のフレーム(DG3)まで穴を空けて、長めに真鍮線を挿してやったところ接着無しでも充分に固定可能、つまり台座の取り外しが可能になります。

とは言えビックバイパー本体はレジンのムクでそれなりに重いので、やっぱりこの台座に付けた状態で長時間置いておくのは私は不安に感じますのでやりません。


台座を組み立てる前に写真を撮っておきました。ゲームの背景では奥の背景であるパイプ状のメカ部分。この成型色は色にムラがあり、均一な色になっていないのですが、これはこれで独特の雰囲気があって良いかと思います。
全体に暖色系の暗いグレーでウォッシングをし、ゲームではオレンジに光っている部分のみ赤みがかった黒で塗装してます。


ゲームではオレンジに発光していますが、この部分は透明なのだと解釈し、発光していない状態を想定して塗装。僅かに赤を混ぜたツヤ有りのブラックで塗装し、大きいレンズ状の部分はふちにツヤ消しレッドをスミ入れしています。
ツヤ有りのハイライトと相まって、透明っぽく見えるように狙ってみました。


続いて台座上側。
ゲームの背景では手前の部分。下に落ちていくミサイルで破壊可能な部分ですね。穴からのグロブダーに注意(笑)
表面の矢印やら三角やら昔のゾイドのシールみたいな文字(笑)やらのマーキングをレッドで塗り分けました。


少し濃い色で成型されている正方形のパネルは取り外しが可能。「剥がれる壁」ですね。


1パーツ成型ながら側面にスリット状のディテールが入っています。こういうのはレジンキットならでは。
とは言え、奥まったところはちょっとディテールが潰れ気味ですね。


剥がれる壁がはまっている都合、この部分だけは側面のディテールが半分しかないのがちょっとマヌケな感じが(笑)


台座にビックバイパーを接続してやると、飛行機のデスクトップモデルのような趣き。
台座が凝っているので見栄えが良い。
まあ、重さが不安なんで私は普段は台座から外しておきますけど(笑)


またデザインの話になりますけど、台座から外した状態で写真を撮る際には外してしまっていた機体下の小さな翼(赤い矢印)
機首下の銃口と思しきものが挟まっているブロック(黄色矢印)も含めて、これって沙羅曼蛇のインストカードに描かれていた絵(専用筐体のスタートボタンのところにも描いてあったと記憶)を意識しているのかな?なんて思います。
あのインストカードの絵って機体下に何か出っ張りがあるんですよね。
あの絵、グラIIのインストにも描かれてましたよね。グラIIと沙羅曼蛇じゃ自機のグラフィック全然違うのに(笑)

着陸脚(ランディングスキッド)

着陸脚は出した状態と収納した状態の選択式。出した状態のパーツについても一応載せておきます。

大往生やケツイよりも小さいサイズだけに着陸脚の取り付けピンが小さく、差し込むだけで固定する事は出来ません。


定規と並べてみました。差込ピンは直径1mm。長さはそれ以下です。画像は撮っていませんが、開いた状態の脚庫の扉もピンの大きさは同じ。大往生やケツイは脚庫ごと選択式だったので、脚庫を接着せずに両面テープ等で付ければ着陸・飛行を組み換え可能だったのですが、ビックバイパーではそれは不可能のようです。
脚はレジン製のものしかなく、取り付けピンも小さい。レジンのムクなんでやっぱりそれなりに重いビックバイパー本体を支えるのは不安。という事で脚は収納状態で組みました。
・・・・が、出した状態の脚も、脚庫の扉もピンをもっと長い真鍮線に変えてやれば差し替え出来るかもしれません。脚も扉もパーツが小さいので真鍮線を挿す深さが稼げないので難しそうではあるのですが。

組み立てについて

大往生の自機やケツイの自機も部品の精度は高かったのですが、ダボと受け穴の位置がずれているのでダボを一部切ったりして合わせてやる必要がありました。しかし今回のビックバイパーはダボの精度も高く、そのままでパズルのようにピタっと組み合わせていけます。とはいえやはりレジンキットなのでダボ穴の深さが微妙に足りないくてピンバイスで深くする必要があったり、少しはダボを削る必要のある部分もあります。また一部微妙にパーツとパーツに隙間が空いてしまったり、そもそもシンメトリがきちんと出ていません。この辺はレジンキットの限界でしょう。

あとちょっと難アリなのが説明書ですね。一枚絵で全ての組み立てが書いてあるのでゴチャゴチャして見難い。ケツイや大往生に比べてパーツ構成がやや複雑なのでこれはちょっと・・。かといって部品の取り付けは、順番を間違えると取り付け出来なくなってしまう部分があるので、仮組して正しい順番を確認していく必要があります。
まあレジンキットなら珍しくないとは思うのですけど、説明書は組み立ての段階を示して欲しいです。順番を確認するなんて別に楽しくも何ともない作業ですから。カラーレジンという形で敷居を下げたいのなら、説明書ももう少し丁寧にして欲しいですね。

仮組み時、クワガタのパーツが左右であさっての方向を向いてしまい「クワガタの内側のグレーのパーツのダボとか、本体パーツのダボ受けを削らないと綺麗にならないかな?」と思ったのですが、LG22とLG23のパーツのダボがクワガタにはまるようになっており、これらを組み合わせるとクワガタがあさっての方向には向かなくなりました。仮組み時は、ここも含めて組んで確認しましょう。

総評

デザインについてはもっとレトロSFな感じの方が良かったな、という思いもあるのですがゲーム内のドット絵のシルエットでビックバイパーが立体化というのはやっぱり感慨深い感じはありますね。「グラディウス」を冠したタイトルからではなく「沙羅曼蛇」というのも嬉しい。
「グラディウス」ではなく「沙羅曼蛇」版というのは少数生産のレジンキットならではだと思いますけど、でも沙羅曼蛇に思い入れのある人は少なくない・・・はず(笑)と私は思います。

ゲームの背景をモチーフにした台座が付いていて、飛行状態で飾れるという構成も楽しいです。2P側であるロードブリティッシュも同時に出してくれたのも非常に嬉しい。まだ組んでいませんけど(笑)
精度が出しにくいであろうレジンキットながらここまで複雑なデザインできちんと色分けされていて、パズルのようにピタっとハマって組めるのは本当に凄い。

残念な点を挙げると、レジンキットでは毎度の事ですがシンメトリがきちんと出ていない事です。キャラクターのフィギュアならともかく、やっぱりメカではシンメトリが出ていないのは辛い。もちろんレジンキットという性質を考えれば無理なのは承知なんですがここまで部品の組み合わせの精度が出せるなら、もうちょっとシンメトリ出せないものかな、なんて思ってしまいます。

以上、RCベルグのビックバイパーのレビューでした。ロードブリティッシュもいつか完成させますが、いつかは分かりません。

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