先月9月の終わり頃に発売されたガシャ、1/12スケールのテントをレビューします。
商品名「theテント」
メーカー:タカラトミーアーツ
全4種ともレビュー・・のはずだったのですが
「テントA(緑迷彩)」「テントB(青迷彩)」「テントC(茶色)」「キャンプグッズ」の4種共に入手したのですが、いざ組み立てようとしたら「テントC」本体の接着部分が一部剥がれてしまいました。
という事で、申し訳ないのですが「テントC(茶色)」は無しでのレビューとなります。
再接着を試みてはみていますので、それがうまくいくか或いはもう1個入手できたら「テントC(茶色)」の画像も追記します。
という事で以下レビューです。
「テントA(緑迷彩)」「テントB(青迷彩)」
テントは3種ありますが、色が異なるのみで形状は同じ。
内容
この画像は「テントB(青迷彩)」
本体、底面、骨組みなどのプラスチックパーツ、となっています。本体と底面はPVC製、プラスチックパーツはPP製との事。
この画像の時点でお分かりかと思いますが、かなりツヤツヤのビニールという感じです。
組み立てる前に温めましょう
骨組みであるプラスチックのポールは十中八九曲がっていると思いますが、このポールはそもそも曲がった形状のパーツなのではなく、本来は真っ直ぐなパーツです。曲がったままだと組み立て難いので、ドライヤーかお湯で温めて真っ直ぐにしてやりましょう。
4本のポールAは本体と組み合わせると少し曲がった状態でピンと張った状態になるので、きちんと真っ直ぐにしなくても大雑把に真っ直ぐになっていれば問題ないです。
一方で入口を支える2本のポールBは、そういうわけではないので困りもの。
これを完璧に真っ直ぐにするのは難しいですね。実はキャンプグッズにも同じポールBが付属し、こちらは曲がっていないのでこちらを流用するのもアリかもしれません。(詳細はキャンプグッズの説明で後述)。
また、本体と底面も折り畳まれてカプセルに押し込まれている都合、曲げクセが付いてしまっているのでこれも温めてシワを伸ばしてから組み立てたほうが良いと思います。
説明書の組み立て方は組み立て難いです
説明書の組み立て方は、正直言って組み立て難いです。以下の組み立て方の方が組み立てやすいと思います。
テント本体にポールを通すのではなく、先に上部留めパーツにポールを挿してしまいます。
その後で本体にポールを差し込んでいきます。ポールはPP製でかなり曲げても白化したり折れたりする事は無いので、この順番でも問題なく本体に差し込んで行けます。(流石にあまりにも曲げ過ぎると話は違ってくるので、一応自己責任で注意して行ってください)
説明書通りの組み方だと上部留めパーツにポールを挿すのがやりにくいのですが、これなら簡単に組めます。
テントA
迷彩と言えばやはりグリーン、という事でこれが一番人気でしょうか?
テントB
こちらは青の迷彩。遠くにある草木に紛れるならこちらの方が効果がありそう。この色もカッコ良いと思います。
冒頭にも書きましたが、見ての通りかなりツヤツヤなのが残念なところ。
大きさ
1/12スケールのテントと聞くとかなり大きいサイズを想像してしまいますが、流石にそれはカプセルに入らないでしょう。
このテントは1/12スケールの1人~2人用テントという感じの大きさです。
テントに似合いそうな同スケールの可動フィギュアという事で「ガールズ&パンツァー」のfigma西済みほと冷泉麻子を並べて。一人で寝る分にはまあ、というくらいの大きさでしょうか。
みほと五十鈴華を底面に並べてみました。ちなみにこれは「テントC(茶色)」の底面。
狭いけどギリギリで二人なら寝られるでしょうか。
続いてリボルテックのスネーク(メタルギアPW)。
スネークのガタイだと、本当に小さいテント。
一応中で寝られそうですが、本当に雨風を凌げる程度という感じです。
中に同スケールくらいの銃器やアンモ缶(たぶん、プライズのエヴァ特務司令に付属の物だったと思います)を並べてみました。テントというよりも、物資や弾薬の保管場所という方がしっくりくる大きさだと思います。その使い方であれば、もう少し大きいスケール(1/10くらい)でも使えそう。
リボルミニのソリッド・スネークと並べるとこんな感じです。
このスケールなら、2人でもそこそこゆったりしたテントというところでしょう。
キャンプセット
ブルーシート、ランナー一式(ガスバーナー、ハンマー、コッフェル)、ポールBという内容。ポールBはテントと同じもの。
テントに比べてボリュームが少ないため、ポールは曲がらずにカプセルに入っているようです。
ランナーから切り離したガスバーナー、ハンマー、コッフェル。バーナーのみ2パーツ構成です。塗装してやるとより良いと思うのですが、材質がPPなので果たして塗れるのかどうか?あとPP製なんでゲートの処理がちょっとやり難いです。
テントだけではなくこういった小物もあるというのは非常に嬉しいのですが、欲を言うともうちょっと内容が欲しかったところ。同じランナーをもう1枚でも良いので付けて欲しかったですね。
ブルーシートは、テントの底面と同じ大きさ。ブルーシートは単色ではなく、繊維が編んであるようなパターンが印刷されています。ただし片面のみ。
このシートは端の6箇所に穴が空いています。
真ん中の穴2つにポールを挿し、四隅の穴に紐を掛けて張ってやればタープに出来る、との事なんですが紐は付属していませんし、紐をどうやって張った状態で固定するのか?という事に。
これは地面を自作してディオラマにする場合にのみ使える仕様というところでしょう。
ブルーシートなのでそのまま地面に敷いて使うという使い方も当然出来ますね。またもやガルパンからみほの他にfigmaの秋山優花里と武部沙織を座らせてみました。
前述のようにポールBはテントと同じで曲がらずにカプセルに入ってくれているので、タープにしないのならテントにこのポールを流用した方が良さそうです。
総評
ツヤツヤなのと、キャンプセットの内容が少し物足りない感じはあるのですが、それ以外は非常にコストパフォーマンスが高いと思います。5人も6人も入れるようなテントを想像していると面食らうとは思いますが、1人~2人用のテント、あるいは物資置き場として、あるいは1/12よりも小さいサイズの可動フィギュアならもう少し大きいサイズのテントとして使えるでしょう。
それにしても小さめのテントとは言え、テントならビニールで折り畳んで押し込めるからガシャでもいけるという事に気が付いた企画者の着眼点は素晴らしいと思いますね。
これはこれで良しとして、もっと高い価格で大きいサイズのテントも出してくれないものかなと思います。
以上、ガチャのTheテントのレビューでした。
レビューして頂きありがとうございます!