ネカのエイリアン シリーズ9から多分一番人気であろうバスクェス(バスケス)をレビュー。
映画「エイリアン2」を見た事がある人なら誰でも憶えているだろうと言っても良いくらいに印象的な人物。ついにNECAの7インチアクションフィギュアで登場となりました。
商品名:NECA ALIEN 7インチアクションフィギュア シリーズ9「ジェニット・バスクェス(PRIVATE IENETTE VASQUEZ)」
メーカー:NECA(ネカ)
キャラクター原作:映画「エイリアン2」
内容
本体、スマートガン、ライトユニット、マズルフラッシュのエフェクト、となっています。
本体
肌色の他、服のベージュ色の部分が成型色。ただし、手首だけは肌も塗装となってしまっています。可動に関してはいつものNECAという感じで、リプリーやビショップ、あるいはプレデターのダッチ(シュワルツェネッガー)などとほぼ同じです。
他のエイリアン2のフィギュアと比較
シリーズ1のヒックス、シリーズ5のリプリー、シリーズ3のビショップ、そして同じくシリーズ9で登場となったフロストと並べて。
バスクェスかなり小さい!!ええ?!と最初は思ったのですが、エイリアン2でメインキャスト全員が並んでいる写真を見ると確かに小さくて、これで身長は合っているみたいです。
シリーズ2のエイリアンウォーリアーと並べると、こんなにも身長差があります。
こんなに体格差があったら、人間同士でも勝てそうな気がしない(笑)
各部
特筆すべき点が顔ですね。公式の画像を見た時は「まあ悪くは無いかな」くらいの印象だったのですが、実物は公式画像よりもかなりジェニット・ゴールドスタインに似ていて、素晴らしい仕上がり。凛々しくて強そうなあの顔ですよ。
顔も素晴らしいですが、赤いバンダナも実に質感溢れる造形で素晴らしい。首元のネックレスもきちんと再現されています。
顔の横にある照準用のサイト。裏側もきちんとディテールが入っています。
各部の黒いツヤ消しの部分は、多分クッションみたいなものなんでしょうね。
腰はボールジョイントで、回転可動だけでなくひねる事も出来ます。
可動範囲はいつものNECA、という事で肘は2重関節ではないのですが、いつもより若干深く曲がります。90度よりやや深いくらい。
でも左は右に比べて深く曲がりません。ほんの僅かな差ですけどね。
手首はヒックスやハドソンなどの海兵隊と違って根元のヒンジ可動はなく、ボールジョイントのみの可動。冒頭でも書きましたが手首のみ肌色が塗装になってしまっており、しかも手袋のブラックの上からの塗装なので色がくすんでいます。ここは他の肌との質感がちょっと気になる部分です。
胴体の装甲の左側にはスマートガンをつなげるアームがあります。ここはヒンジとボールジョイントで各部可動。
股関節はNECA定番の球体関節で、腰周りは軟質樹脂という仕様です。
足首はダッチやリプリーと同じく、ブーツの途中で分割がありボールジョイント可動。しかしここがあまり可動せず、ちょっと接地が悪いです。
膝はやはり2重関節ではありませんので、曲げるのはこのくらいが限界。足首の前後可動もこのくらいです。
付属品
ライト
形状自体はヒックスやハドソン、ウィンドリクス、そして同じシリーズ9のフロストと同じなんですが、ライトの下のコードがありません。本体下から伸びるコードは、他の海兵隊員では背中の穴に挿していましたが、バスクェスにはこの穴が背中にはありません。このため、他の海兵隊員ではライトからのコードを挿している穴の方に、本体下から伸びるコードを挿し込む・・・という事で良いのでしょうか?
スマートガン
エイリアン2で特徴的な武器の一つ、スマートガン。
先に発売されたケナー版カラーのリプリーに付属の物とおそらく同じ形状だと思うのですが、ケナーリプリーを入手していないので分かりません。
他の海兵隊員の武器に比べて厚みがあって、なおかつ複雑な形状の武器ですが、結構細かい部品構成になっているようでディテールもきちんとしています。砲身横のトラス状の部分の穴もちゃんと抜けていますし。
スマートガンの取り付け方
説明書の類が付いていないので、どうやって取り付けるか最初は分からず、公式の画像とにらめっこして取り付けました。
なので間違っている可能性もあるのであしからず。
まずアームのピンをスマートガンの穴に挿します。
この状態で先ほどスマートガンに挿したピンとは反対側の端にあるこの丸い凹みにバスクェスの胴体のアームをはめ込みます。
で、このコードをどこかに差し込むのだと思うのですが、それがどこなのかさっぱり分かりません。ご存知の方がいらっしゃいましたらコメント欄かメールで教えていただけるとありがたいです。
マズルフラッシュのエフェクト
クリアパーツの上からホワイトとオレンジで塗装されているようですが、ちょっとホワイトが濃すぎる・面積が大きすぎると思います。
銃口に差し込んで取り付けます。
ヒックスと2パックのダメージエイリアンと並べてみました。
スマートガンはアームの可動部が全て可動して自由自在に動かせます。バスクェス本体の可動に関してはいつものNECAという仕様で、日本のメーカーの可動フィギュアに比べるとあまり可動しません。が、スマートガンを構えるにはこの可動範囲は十二分です。
特に下半身は相変わらず可動がイマイチですが、スマートガンを構えるポージングにはこれでも別に必要充分でしょう。足首の接地が良ければなお良かったのですが。
総評
造形は良いけど可動はイマイチ、というのがいつものNECAの人間フィギュア。今回も可動範囲はいつもの仕様なんですが、スマートガンを持ったポージングはこれで事足ります。発売前は「相変わらずこの可動範囲のままか」と思っていたのですが、実際に手にしてみるとこれで充分だと感じました。肘だけはいつもよりちょっと深く曲がってくれるのもあると思いますけど。
この大きさながらスマートガンのアームの可動部が全て可動するのが素晴らしい。アームが無ければこんなのは当たり前なんですが、どう構えてもアームが可動してきちんと追従してくれるのが嬉しい。
そして造形はいつも通り以上のクオリティ。公式の画像よりも格段にジェニット・ゴールドスタインに似ている顔の造形は驚きました。
惜しいのは足首の接地がいつもより悪い事。構造的にはいつもの構造なんですけど、何だか可動範囲が狭い。
相棒のドレイクも出して欲しいですね。フロストが出たくらいなんだから・・・と期待してしまいます。
以上、NECAのバスクェスのレビューでした。
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