成人の日、という事で今更ですがNECAのプレデター シリーズ15のエイシャントプレデター2体をレビュー。
2体まとめての記事ですが、それぞれ別個の商品です。
マスク状態のスカー・プレデターと一緒に2016年の5月くらいに発売でした。もう7年半も前ですね。
商品名 | プレデター 7インチ アクションフィギュア シリーズ15 「テンプルガード プレデター」 「ピラミッドガード プレデター」 |
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メーカー | NECA(ネカ) |
キャラクター原作 | 映画「エイリアンvs.プレデター」 |
なお「ピラミッドガード」は日本での商品名表記で、パッケージに記載されている英語の商品名表記は「ANCIENT WARRIOR PREDATOR」です。
映画AVPも今年で20周年!映画も今年で成人式ですね(笑)
何でこんな色にしてしまったのだろう
それぞれのフィギュアの解説の前にまずこれ。
劇中ではアーマーやマスクの色は主役のスカー達と同じようなシルバーに見える古代プレデター達。
(劇中のスーツは撮影中の破損の予備も考慮して何体も作られているので、アーマーの色が同じでないと都合が悪いと思います。)
ところがNECAのフィギュアではピラミッドガードはメタリックブルー。テンプルガードはシルバーだけどブラウンのウォッシング。シリーズ17で商品化されたヤングブラッドは奥まった部分も全部ピカピカのシルバー、と何故かスカー達とは色が違います。
これが謎なんですよね。何でこんな余計な事をしたのか。
同時発売の3体で部品を間違えないように・・というわけではなさそう。シリーズ14だって同じ本体の3人ですもんね。
まあ、他のAVPプレデター達と何故か色が違うという点を除けば、これはこれでカッコ良いとは思うのですけど。
ピラミッドガード(ANCIENT WARRIOR)
内容
本体、リストブレード、バックパック、プラズマキャノン、スピア(展開)、スピア(収納)、セレモニアルダガー、手裏剣、腰部アクセサリーx4、という内容。
上の写真ではプラズマキャノンはバックパックに取り付けられていますが、パッケージ状態では取り付けられていません。
本体
本体は他のAVPのプレデターと同じなので、可動範囲についてはシリーズ14のスカー プレデターのレビューを参照してください。
腰アーマーは左側だけが無く、胴体アーマーは右側前面が無し。つまりダメージ版ケルティックと同じですね。
本体形状は同じなんですが、腰に新規のパーツを4つ取り付けるという仕様になっています。この腰部アクセサリーは、本レビュー中の画像では基本的に付けていません。小さいので紛失しやすいですし、あっても無くてもあまり変わらないので。(このパーツについては「付属品」で後述)
NECAの公式の画像ではディオラマ写真だとピラミッドガードはスカーと同じシルバー(でも気持ち少し青っぽい)くらいの印象で、白バック画像だと「メタリックブルーの上からシルバーでドライブラシ」のような印象。
しかし実際の製品は完全にメタリックブルーです。
アーマーは暗いグレーの上からメタリックブルーをドライブラシしているようで、奥まった部分は成型色がそのまま。つまりヤングブラッド以外のAVPプレデター達と同じ仕様。肌はほとんどが塗装で、手首だけ成型色なのもやはり他のAVPプレデター達と同じです。
頭部
基本的なシルエットはジャングルハンター等の標準的なプレデターのマスクですが、頬の部分にゴチャゴチャとしたメカが露出しており、逆に後頭部は段差が無くてツルっとした形状。
頬のメカはAVPのエルダー プレデターのマスクと共通した意匠ですね。
細かい事ですが、頭部だけはアーマーと違ってメタリックブルーで塗りつぶした後に黒に近い色をウォッシングして奥まった所に色を乗せているようです。とは言え、見た目にはアーマーと差はほぼ無いです。
胴体
他のAVPプレデター達と同様、背中にはスピアを取り付けられるラックがあります。
腕
スカープレデターとほぼ同じですが、右肩にはアーマーがありません。
手首は右手が平手で左は武器持ち手。他のAVPプレデター達と相互に交換可能。
右腕のリストブレードはケルティックに付属していたものと同じで、1段階伸ばした状態のもの。
これも他のAVPプレデター達のブレードと相互に交換して装着可能。
腰部
左右のアーマーは右側だけ付いています。ケルティックと同じです。
腰に装備しているアーマー以外の物は、収納状態の手裏剣やポーチのようなものはメタリックブルーではなくシルバー。
他のAVPプレデター達はアーマーと同じ色である部分がきちんと塗り分けられている。
何故そこまでして劇中と違う色のメタリックブルーにするんだ(笑)。とは言え、これらがアーマーと違ってシルバーなのはアクセントになっていて良いですね。
ちなみに劇中のピラミッドガードは場面によって左腰アーマーの有無が異なります。(同じマスクの別のプレデターという可能性もある。)
人間達が階段を上がって崇めている先に二人のプレデターが立っている場面では左腰アーマーは無く、這いあがってくるエイリアンの大軍を3人で迎え撃つ場面では左右とも腰のアーマーは付いています。
脚部
他のAVPプレデター達と同じですが、足首だけアーマーが無くジャングルハンターのようなサンダルを履いています。
付属品
バックパックとプラズマキャノン
プラズマキャノンはケルティックと同じもので中程度の大きさ。バックパックは他のAVPプレデター達と同じ。
色はアーマーと同じくメタリックブルーとなっています。
マスウから伸びるパイプを差し込むようになっていますが、これが差し込み難い上に外れてしまいやすいというのは他のAVPプレデターと同じで相変わらず。
スピア
伸・縮の2種類が付属。他のAVPプレデター達に付属するものと同じ。
手裏剣
短剣(セレモニアルダガー)
鞘に納めた状態で脚を動かすと、短剣の柄の先が腰アーマーに引っかかりやすいので破損しないよう注意・・というのも他のAVPプレデター達と同じ。
骨アクセサリー
小さな骨のアクセサリーが4つ付属。
説明書の類は無いのでどこにどう取り付けるのか何も記載が無いのですが、NECA公式の画像を見るにフックの部分を腰パーツに引っかけて取り付けるようです。
NECA公式の画像をよく見ると、この位置に取り付けられています。
フックが腰と腹部パーツの間に入れるとは言え、引っかけているだけですし、腰を回転させると押されて外れてしまう懸念もあります。
前面のアーマー付近はアーマーの分だけ厚みがあるので腹部パーツとの隙間も狭く、フックを引っかけるのは無理があります。
取り付けた状態にしておきたいというのであれば、温めて腹部パーツを腰から取り外し、この骨アクセサリーのパーツは接着してしまった方が良いと思います。
テンプルガード(TEMPLE GUARD)
内容
本体、リストブレード、バックパック、プラズマキャノン、スピア(展開)、スピア(収納)、セレモニアルダガー、手裏剣、腰部アクセサリーx4、シミターブレイド(伸)x2、シミターブレイド(縮)x2、という内容。
本体
リストブレードとシミターブレード(収納状態)は取り付けて撮っています。
塗装の仕様はおおむね他のAVPプレデター達と同じで、肌は手首のみ成型色で他は塗装で、アーマーも暗いグレーの成形色の上からシルバー。ただアーマーはその上から奥まった部分を中心にブラウンをウォッシングされています。
何故そのひと手間をかけてまで他のプレデター達と違う色に(笑)
劇中とは腕の装備が違います
テンプルガードも場面によって装備が違うのですが、このフィギュアはそのどちらも再現出来ていません。
劇中は人間に崇められている場面では右ガントレットがリストブレード、左はリストコンピュータ。
這いあがってくるエイリアンの大軍を迎撃する場面では右腕はリストブレード+シミターブレード、左はリストブレードのみです。
このプレデターのために専用のパーツが必要になるのならともかく、どちらの場面でも他のAVPプレデターと同じパーツの使い回しで再現出来るのですから、そこはどちらかを再現して欲しかったですね。
頭部
シルエットはジャングルハンターと似ていますが、西洋甲冑のようなギザギザの段差が付いているデザイン。
チョッパーもそんな感じのデザインではあるのですけど、テンプルガードの方がよりジャングルハンターに近い印象。
あと、チョッパーみたいな何か弱そうな感じが無い(笑)目つきのせいですかね。
胴体
こちらも右前面のみアーマーがありません。
首回りのアクセサリーはピラミッドガードとは違い、首から右脇にかけています。
腕
右肩にアーマーが無い以外はチョッパーのそれと全く同じです。
手首は右手が武器持ち手で左が握り拳。リストブレードもチョッパーと同じく収納状態。
リストブレードと手首は他のAVPプレデター達と交換して装着可能です。
シミターブレードはチョッパー同様に差し替えで伸縮どちらにも出来ます。
腰
脚部
他のAVPプレデター達と同じですが、足首はピラミッドガードと同じくアーマーではなくサンダル。
付属品
バックパックとプラズマキャノン
プラズマキャノンはチョッパーと同じもので最も小さいタイプ。バックパックは他のAVPプレデター達と同じ。
スピア
伸・縮の2種類が付属。他のAVPプレデター達に付属するものと同じなので画像は省略。
シミターブレードがあるので持たせ難い。手持ち武器の取り回しは悪そうですよね(笑)
手裏剣
これも他のAVPプレデター達に付属するものと同じ。画像は省略。
短剣(セレモニアルダガー)
こちらも他のAVPプレデター達と同じです。画像は省略。
骨アクセサリー
ピラミッドガードと同じく小さな骨のアクセサリーが4つ付属。
NECA公式の画像をよく見ると、腰前面アーマーの左と収納された手裏剣の近くに取り付けるようです。
他2つは分かりません(笑)
総評
謎の色替えと、テンプルガードの腕の装備が劇中のどちらとも違うのが残念なところ。
腕の装備が違うのはひょっとすると金型の都合かもしれない。シミターブレイド付きのガントレットのパーツの他に普通のガントレットのパーツを別金型で生産する必要があるのでコストが・・という事かも。
でも色を変えたのは何なんでしょうね。
以上、ピラミッドガードとテンプルガードのレビューでした。
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