1週間ほど遅くなってしまいましたが、フリューのプライズフィギュアの千歌をレビューします。12/23ぐらいからゲーセンに登場しました。
商品名:SSSフィギュア-高海千歌-
メーカー:フリュー
キャラクター原作:アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」
フリュープライズで新しく始まった最上位ブランド「SSSフィギュア」の最初の1体。
最初に書きますが、かなりクオリティ高いです。
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全体
腕パーツは外れた状態でパッケージされており、開封後に自分で差し込んで組み立てる仕様です。そのため、同じくらいのサイズ帯であるセガのSPMフィギュアに比べて箱が小さく、箱の厚みに至っては半分くらいしかありません。この辺はUFOキャッチャーの景品としてはSPMよりゲットしやすいかもしれないポイントですね。
フィギュアは肌色部分のみ成型色で他は全て塗装。髪のオレンジも制服のベージュ色もグレーも濃淡2色によるグラデーションにになっています。
フリューが本気を出してきた!!
フリューのプライズは、以前にこのブログでレビューしているエイリアンとプレデター以外にも私は何体か持っているのですが、このメーカーのプライズは
・塗装が綺麗(表面が荒れていたり、汚れている事が少ない。塗り分けが綺麗)
・スカートのフチなどの造形がすごくシャープ
という印象を持っていました。
原型段階での造形のクオリティはともかく、金型の製造段階での技術や塗装段階での品質管理については他メーカーよりも優れているようで、これはひょっとして、他のメーカーよりも高いクオリティの製品を出せるポテンシャルがあるのでは?と思っていました。そしてそれが現実のものとなったのがこのSSSフィギュア。
発表時の原型の時点で「これはセガのSPMに匹敵するかそれ以上に良く出来ている」と感じた造形は製品でも遜色なく、フリューのそれまで持っていた強みも健在です。
大きさ
セガSPMの千歌と比較
まずは当然気になるのはこれですよね。先に登場したセガのSPMの千歌と比較です。
セガよりは少し小さいスケールなので、一緒に並べるのは無理がありますね。
しかし・・・
セガSPMの梨子ちゃんは他のキャラよりスケールが小さめで、この千歌とは同じくらいのサイズだったりしますね。
他のSSSフィギュアと比較
続いて登場したSSSフィギュアの黒澤ルビィ、桜内梨子、渡辺曜と並べて。千歌より梨子の方が背が高く、そしてルビィの方が背が低くなっています。
後発の国木田花丸と並べて。
設定身長からしてもアニメ劇中の印象からしてももう少し花丸は背が低いはずなんですが、残念ながら千歌に比べてほんの少ししか背が低くありません。
こちらは黒澤ダイヤと並べて。ダイヤは設定通りの身長差になっているようです。
※追記 Aqours9人が揃いました
さらに後発の津島善子、松浦果南も含めて9人勢ぞろい。
花丸がちょっと身長高めである以外は、大体設定通りの身長差となっています。
各部
原型の時点でセガよりも似ていると感じていた顔は、製品でもなんら変わる事の無いクオリティです。髪はセガと違って塗装されていますが、セガ以上のシャープさ。ここはフリューのすごいところ。
髪はグラデーションでシャドウが入っており、グラデーションが綺麗。
このフィギュアで唯一残念だと思ったのが青い矢印で示した部分の溝。パーツの合わせ目が出てしまっています。これが無ければ完璧なんですけど。
制服のベージュ部分も上からやや白い色が吹かれてグラデーションになっています。腕が外れた状態でパッケージされているくらいなのでおそらく腕と本体が別で塗装されているせいか、肩の辺りのグラデーションが綺麗に繋がっていないのがやや残念。
造形のクオリティは高く、翻った襟のフチのシャープさはセガSPM以上。非常に「薄さ」が出ています。
手首。このフリューのフィギュアも爪がきちんと塗り分けされています。
スカートの造形も素晴らしく、フチがすごくシャープ。ここも塗装はグレー2色の濃淡でグラデーションになっており、塗装の表面も綺麗で非常に良い質感が出ています。
完成品フィギュアでパンツは白というのが定番ですけど、色は白ではありません。パンツもグラデーション塗装になっていてビックリしました。写真は載せてあげませんが(笑)。
脚はパーティングラインがきちんと処理されている上、写真だと分かり難いかと思いますがピンクでシャドウが吹かれています。
ソックスはカサカサのツヤ消し。ローファーはツヤツヤで、靴底だけつや消しグレーできちんと塗り分けられています。
ここもシシャープな造形。ツヤもさることながら造形もすばらしいです。
台座はプライズものでは定番な6角形。他のキャラはおそらく同じようなパターンで色がオレンジではなくキャラ毎の色になるのでしょう。
総評
これはプライズのフィギュアでは最高のクオリティと言って良いのでは?
元々フリューのプライズが持っていた「塗装の綺麗さ」「製品段階でのシャープさ」というアドバンテージはそのままに、セガSPMなどに匹敵する造形クオリティ。
プライズものは原価に制約があるため、その中で製造段階でのクオリティを上げるべくセガは試行錯誤の末にパーツ段階で色分けするという設計に至った(のだと思う)のですが、こちらは肌以外全部塗装というのがすごい。肌以外も成型色にするというのは必ずしも悪い事ではないと私は思いますが、成型色=安っぽいと感じる人もいるでしょうし、何よりきちんとツヤが消えているのが素晴らしい。塗装されていれば当然きちんとツヤは消えているわけですが、それだけでなく成型色の肌部分もきちんとツヤが消えています。
このフィギュアで惜しいところをあえて挙げるとすれば、頭部の右側面の合わせ目が出てしまっている事と、やはりプライズなので若干塗装が厚い部分がある事。さらに欲を言えば脚以外のパーティングラインも処理していて欲しい。このくらいなものです。プライズものでそこまで言うのは無理だろうというレベルの話になってしまいますね。
セガSPMとフリューでは夏服と冬服という違いはありますが、どっちの千歌が良いか?と聞かれたらフリューの圧勝だと即答します。セガもクオリティ高いのですが。
このままのクオリティを維持しつつ、あとはスケール・身長差をきちんと揃えてシリーズが続く事を期待します。このシリーズでμ’sとか、あるいは他の作品のキャラクターも色々出たら良いですね。
以上、フリューの千歌のレビューでした。
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