レビュー:ソードアート・オンライン プールサイドフィギュアvol.2(結城明日奈、篠崎里香)


ちょっと古いですけど、最近になって入手したのでレビューします。
ちなみにvol.1は未入手。

商品名:ソードアート・オンライン プールサイドフィギュアvol.2
メーカー:バンプレスト
キャラクター原作:アニメ「ソードアート・オンライン Extra Edition」

プライズものですけど結構クオリティ高いですよ。

パッケージに騙されてはいけない

パッケージが良くないですね。まずその大きさ。

アスナをパッケージの上に乗せて写真撮りました。見ての通り箱に比べて中身はかなり小さい。
こんなにも大きさが違います。
中身がこんな小さいなんて詐欺だ、と思う人もいるかもしれませんが、私が「騙されてはいけない」と言いたいのはそこではありません。むしろ逆です。
というのもこのフィギュア、パッケージだとあまり印象がよくない。顔はよく出来ているけど造形がダルいと感じる人が少なくないと思います。
それもそのはず、こんな小さい物の写真をこんな大きく拡大してパッケージに使っているのですからそりゃ荒く見えますよ。パッケージで損してしまっていると思うのですよね。

そう思う一方、パッケージが中身に対して大きいのは仕方ないです。なぜならこれはプライズの景品だから。大きさの規格が多分決まっているのだと思います。
そうでないとプライズの機械からちゃんと出てこないとか、クレーンで掴めないとかそういう問題が出てくるのだと思います。

figmaと比較

箱と並べただけでは大きさがピンとこないかと思いますので、figmaと並べてみました。

真ん中にいるのはマックスファクトリー/グッドスマイルカンパニー製のfigmaのアスナです。
ほぼ同じくらいの大きさで、気持ち少しfigmaの方が小さいです。大体1/12スケールくらいの大きさですね。

結城明日奈(アスナ)

最初にアスナから。


座りポーズのために何かの縁のところに座らせないと置けませんので、透明なケースの上に置いて写真を撮っています。

全体がきちんとツヤ消し処理されており、プライズのフィギュアでは時々あるテケテカした安っぽさはありません。
造形は写真で大きく写すとちょっとダルく見えると思いますが、前述のようにfigmaと同じくらいのサイズなので充分な出来栄え。


figmaよりやや面長ですが、アニメの顔によく似ていると思います。髪の造形も結構シャープで良く出来ています。
プライズのフィギュアでも髪はグラデーションになっている事が少なくないですが、このフィギュアの髪はベタ塗り。でも雑にグラデーションにされるよりはこの方が良いでしょう。サイズも小さいですし。

ブラの紐とかリボンの部分はちょっと造形がダルいのが残念ですね、小さいとはいえ。


このフィギュアを見て驚いたのが、パーティングラインがきちんと処理されている事。最近のプライズのフィギュアって、このくらい普通なんですかね?


座りポーズですがお尻は平らではなく、きちんと造形されています。この辺、ちゃんと分かっているな、と思いますね。
左のももの下側には著作権の刻印が入っていますが、凸モールドなので気になる人はペーパーで削ってしまえば良いでしょう。


手の平や足の裏もきちんと造形されています。

篠崎里香(リズベット)

続いて私がSAOで最も好きなキャラ、リズベット。


メイン?キャラクターの中ではダントツで立体化が少ないリズベット。まして篠崎里香として商品化なんてさらに貴重(笑)
リズもアスナ同様、小さいながら良く出来てます。


リズベットはプライズもので幾つかフィギュアが出ていますけど、その中で最も顔が良く出来ていると思います。
ただ、ちょっと頭が前後に薄すぎる感がありますね。


こちらも髪は結構シャープな造形。ただ、髪はパーティングラインが処理されていないのが残念。プライズじゃないフィギュアでも結構ありがちですけどね。


リズも髪以外はパーティングラインが処理されています。
特に肌の部分はこれをきちんとやっていると見栄えが良いですよね。


ところが右上腕の内側だけパーティングラインの処理がされていません。
ここは手抜きしないで欲しかった。分解出来ない限り自分で処理するのはちょっと厳しそうです。膝が邪魔なので。


水着の部分はちょっとのっぺりしている印象。
造形よりも塗装の問題でしょうか。ベタ塗りだとちょっと物足りない感じがあります。


リズは左の太ももの下側がちょっと平らになっています。
やはりその辺りに刻印が凸モールドで入っているので、気になる人は削ってしまうと良いでしょう。

パッケージ裏


パッケージの裏側にはプールの風景が印刷されており、両方の箱を組み合わせる事でディオラマ風に飾れます。
こだわるなら、これをゲージにしてきちんとディオラマを自作しても良いかも。

総評

小さいですが造形や仕上げがきちんとしていてなかなかクオリティが高いです。
プライズものなので、中古屋などで安価に入手可能なのも良いところ。
完成品フィギュアの値段がどんどん高くなる一方なので、プライズものに期待したくなる気持ちもありますね。

という事で今さらですが「ソードアート・オンライン プールサイドフィギュアvol.2」のレビューでした。

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