レビュー:NECA(ネカ) スカーフェイス プレデター


先日レビューしたクランリーダーと同時に発売となった、スカーフェイスをレビュー。こちらもボックスパッケージの「アルティメット」枠。かつてPS2や初代XBOXで発売された(日本国内では未発売)ゲーム「プレデター:コンクリートジャングル」の主人公。

商品名:スカーフェイス・プレデター プレデター・コンクリートジャングル ビデオゲーム アピアランス
メーカー:NECA(ネカ)
キャラクター原作:ゲーム「プレデター コンクリートジャングル」

内容


本体、素顔頭部、交換用右手、スピアーガン、モール、バックパックとプラズマキャノン、リストブレードx2という内容。

本体


AVP素体で、アーマーの大半は新規パーツとなっています。という事でスカープレデターなどと可動範囲は基本的に同じ。
一応「ビデオゲームアピアランス(VGA)」枠となっていますが、これまでのVGA枠のように特別ゲームのグラフィックを意識した塗装ではありません。
素顔頭部のみ肌が成型色ですが、他の肌は塗装。他のAVP素体のプレデターと違って手首が新規パーツなせいか、今回は手首の肌も塗装になっています。

元のゲームのグラフィックや当時作られたハイエンドCGではアーマーの表面はツルツルしていましたが、NECAのフィギュアではAVPプレデターから流用しているパーツと質感を合わせるためか、表面はゴツゴツとした質感になっています。

各部

頭部

まずはマスク付き頭部から。


ケルティックプレデターに近い形状の頭部。


AVPプレデターと違って首に蛇腹が無いので、可動範囲がAVPより少し広い。

続いてマスク無し頭部。


これはシリーズ14のスカープレデターのパーツを流用したもので、左目が無い以外は同じかな・・・と思っていたのですが実は顎とドレドヘア以外は新規パーツみたいです。


目の周辺のグレーの傷跡は塗装だけではなく、よく見ると傷が造形されているようなんですよね。


そして当たり前ですがスカーのように頭頂部の傷はありません。
スカーではシャープな反面硬い素材で破損注意な感のあった顎のパーツは、スカーフェイスではやや柔らかい材質のようです。これでも充分なシャープさだと思います。とは言え、やっぱり牙の部分は折らないように注意した方が良さそう。


このマスク無しの頭部は、マスク有りに比べて首との隙間が大きいためにこちらの方が可動範囲が広いです。きちんと頭部がはまっていないだけ・・・?とも思ったのですが、確認してみても確かにこれ以上は奥まで入らない。マスク無しの方が隙間が大きいのは仕様だと思います。


右側は肩アーマーに大きな襟が付いているので可動範囲が妨げられますが、この肩アーマーは軟質樹脂で多少無理が利きますのでここまでは横を向く事が出来ます。

胴体


胸の右半分が新規パーツで、それ以外はAVPと同じ。
スカーフェイスは左側だけアーマーで右側はベルトが露出しており、ジャングルハンターやシティハンターに近いスタイルなのですが、ベルト周りはチェインメイル(鎖帷子)。チェインの穴の中は凹モールドだけで流石に穴は抜けていません。


チェイン部分はベルトと一体で軟質パーツ製。AVPプレデターと違って腹の前後のプレートが無いので腰や腹の可動範囲が非常に広いです。

腕は左右ともガントレットと手首、肩アーマーが新規パーツで、それ以外はAVPプレデターと同じです。

まず左腕。


左の肩アーマーは新規造形ですが構造はAVPと同じ。軟質樹脂製で胴体のアーマーにくっ付いており、接続部分の柔らかさを利用して上に跳ね上げてしまう事が可能。


ガントレットは新規パーツ。コンピュータは開閉可能。


開けた中も他のプレデターとはちょっと違うデザイン。

手首はAVPと違って手甲が付いているため新規パーツ。武器を持つための手首となっています。

続いて右腕。


右肩のアーマーは左よりも大型。軟質樹脂製ではあるのですが、こちらはチェインメイル部分の上から被せて取り付けられているため、上に跳ね上げる可動は出来ません。


とは言え一応軟質ではあるので、腕を前に出す可動についてはさほど不自由しません。流石に上に腕を上げるのは無理ですが。


右肩アーマーには人間の頭蓋骨が。この頭蓋骨とアーマーとの接続部の四角いピンも、そしてアーマーのトゲも軟質樹脂製なのでうっかりぶつけても破損する心配はなさそうです。こういうのは安心して動かして遊べるのでありがたい仕様ですね。


右腕のガントレットも新規パーツ。このガントレット表面のディテールは、メカなんでしょうけど何だか古代の文字みたいな雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。
リストブレードはAVP同様に穴に取り付ける方式。AVPと違って取り付け部に切り欠きが無い「穴」である上、差し込みピンがちょっとキツイので着脱時にピンを折らないように注意。


ブレードの差し込みピンは少しやすりで削ってやった方が安全だと思います。ピンの上下側を少し削ったらスムーズに着脱可能になりました。赤丸の中の、下地のグレーが見えているのが削った部分です。

このリストブレード、延ばした状態しか付属しないのが残念ですね。AVPのプレデターは相互にブレードを交換して使えるので補完できましたが、スカーフェイスのそれはAVPとはデザインが違う唯一無二のものなのでそういうわけにはいかない。ここは収納状態も付けるべきだと思います。
ちなみにこのガントレット、AVPのリストブレードを取り付ける事が可能。ゲームでもアップグレードでリストブレードの形状が変わったのでこれもアリかも。


右手首は平手ですが、手甲があるので新規パーツ。右は差し替え用に武器持ち用の手もあります。(「付属品」で後述)

脚部

まず腰。


腰周りは新規パーツで、ボロ切れやチェインメイル、左右のアーマー等が新規パーツ。
この腰パーツのせいでAVPのプレデターよりも股関節の可動範囲が狭くなってしまっているのが残念なところ。


というのもこの腰パーツ、全部一体の軟質パーツなんです。側面のアーマーはチェインメイルとボロ切れと繋がっています。AVPプレデターの側面アーマーは腰との接続部分が細くて薄かったのでグネグネと曲がってくれましたが、こんなにも大きな一体のパーツでは軟質とはいえ大して曲がってくれません。
ちなみに側面アーマーは左の方がやや後ろ側に付いている都合、左の方が右よりも脚を大きく横や前に出せます。


前面もやはり可動が妨げられています。赤いボロ切れとチェインメイルは一体で厚くて大きいので、曲げてもあまり逃がせない。


後ろのボロ切れと股間のパンツ部分はくっついているので、ここも後ろにあまり逃がす事が出来ず、後ろ方向への可動は殆んど無理。

せめて側面のアーマーが腰ではなく太ももに付く構造だったらもう少し動いたのではないかと思います。しかしAVP素体はAVPのプレデターありきの構造で、ジャングルハンターやシティハンターの素体のように太ももにアーマーを付けるためのダボ穴が空いていないため、こうせざるを得なかったのではないかと推測します。


すねはアーマーのみ新規パーツ。AVP素体はすねの素体部分とアーマー部分が別パーツなので、素体はおそらく同じです。
アーマーはやはり軟質なので膝のトゲが破損する心配は無さそうですね。
このアーマー、AVPに通じるデザインではあるのですがより荒々しい雰囲気。


足首はほぼAVPと同じですが、つま先のアーマーが大型の新規パーツ。


すねアーマーがAVPより少し長いため、足首の可動範囲はAVPよりも若干ですが狭いです。

付属品

バックパックとショルダーキャノン


AVPと同じもの。キャノンはスカーが装備していた最も大きいタイプ。
AVPと違ってバックパック側面の丸ディテールが塗り分けられていません。


AVPと同じなのでマスクから伸びるパイプを挿すための穴がありますが、スカーフェイスにはパイプはありません。

モール


「コンクリートジャングル」で印象的な武器の一つ。刃のトンファー。コンボの最後の腕を横に払う攻撃で敵が真っ二つになるんですよね。
プラ製で軽くてシャープ。表面は平らではなく、細かい傷が造形されています。


左手に持たせます。右手の持ち手(後述)はスピアーガンの太いグリップを持つためのものなのでモールを持つことは出来ません。

スピアーガン


これも印象的な武器。ヤリというかモリのような弾を発射する武器。プレデターのアーマーや宇宙船に通じるデザイン。当たった敵は壁に貼り付け状態で死にます。


差し替え用の右手で持たせます。


右側面には残段数を表示するモニタのようなものがありますね。
この武器も表面には使い込まれた細かい傷が造形されています。

足りない武器を補完してみる

このフィギュアには、ゲームに登場した全ての武器は付属しません。ゲーム内でアップグレードで形状変化するものを差し引いても足りない武器があります。が、他のNECAのプレデターの武器を使えば少し補完出来ますね。


まずスピア。これはゴーストプレデターのものを持たせてみました。グリップが太いのでスピアガン用の右手で保持出来ます。


ゲームではアップグレードでスピアは最終的にAVPのものになる・・・んだったはず(うろ覚え)。少なくともこのスピアがあったのは確か。という事でAVPのプレデターから拝借してみました。こっちはグリップが細いので左手で保持。


次はディスク。ゲームでは確かシティハンターの円盤型のディスクと、AVPの手裏剣ともう一種ありました。という事でこちらもAVPのプレデターから拝借して左手に持たせてみました。
残念ながら右平手は指の角度が合わないためシティハンターディスクは持てませんでした。

総評

ゲーム「コンクリートジャングル」からのまさかのフィギュア化。「アルティメット」枠という事でマスク有り・無し両方の頭部付属が非常に嬉しいところ。
しかし股関節の可動範囲が狭いのは予想外の残念ポイント。NECAのプレデターは一世代前の素体でも股関節は可動範囲が充分だったので、正直予想していませんでしたね。デザインからして難しいところだとは思うのですが、もう少し何とかならなかったものか。figmaのスカートみたいにうまく分割するとか、そういう発想が無いのですよね。

あとは、他のプレデターと手首のデザインが違うのですから付属手首はもっと種類を増やして欲しかったですし、リストブレードにしても縮んだ状態も付属して欲しかった。さらに欲を言うと薙刀(グレイブ)も欲しかった。あれも他のプレデターに無い武器なので。

とは言え、それでも下半身の可動範囲はまあ及第点だとは思います。逆に胴体はAVPと違って前後のアーマーが無いために可動範囲が非常に広くて様々なポージングが出来るのは非常に良い。
価格もこの内容で4千円前後なら国内メーカーの可動フィギュアに比べて安いですよね。
何よりゲームが好きで模型が好きな方なら分かると思いますが、やっぱりゲームのキャラクターがこうやって可動フィギュアになるのは非常に嬉しい。シリーズ17ではSEGAのAVPからサーペント・プレデターも出るので、いつかはカプコンのAVPからも商品化されないかな・・・なんて期待してしまいますが果たして。
※追記:カプコンのAVPのキャラもNECAからフィギュア化が発表されました

以上、NECAのスカーフェイスプレデターのレビューでした。

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レビュー:NECA(ネカ) スカーフェイス プレデター」への2件のフィードバック

  1. 誠十郎

    初コメ&遅コメです。
    スカーフェイスは購入してませんが、確かにグレイブは欲しかったですね。スピアは初期がAVP仕様、アップグレードでゲームオリジナルデザインですね。ディスクは過去回想ステージで円盤型、現代ステージでシュリケン、アップグレードでダークブレードクラン仕様になりますね。
    装備はアップグレードで最終的にダークブレードクラン仕様になって、コスチュームにもダークブレードクランが有りました。
    ダークブレードクラン仕様のスカーフェイスも出してほしいです。他にも、AVP(SEGA)の主人公プレデターとか、なんならコミックとかゲームで出てきたプレデターの武器セットとか。無理かな?

    返信
    1. EAST-COW 投稿作成者

      ブログ管理人です。

      >>装備はアップグレードで最終的にダークブレードクラン仕様になって、コスチュームにもダークブレードクランが有りました。
      ああ、そうだそうだ。ダークブレードクラン。黒に赤い模様が付いたデザインになるんでしたね。

      >>ダークブレードクラン仕様のスカーフェイスも出してほしいです。他にも、AVP(SEGA)の主人公プレデターとか、なんならコミックとかゲームで出てきたプレデターの武器セットとか。無理かな?

      SEGAのAVPはサーペントプレデターが出ているので、主人公も可能性はあると思います。コミックに関してもシリーズ18でブロークンタスクとホーンヘッドというのが出ますね。(コミックは未読なので詳しくは知りません)
      映画のプレデターとエイリアンはアクセサリーセットが出てますけど、コミックやゲームのプレデターだけの武器のセットというのは厳しそう・・・という気もするのですが、でもひょっとすると・・という期待もしてしまうくらいにNECAのプレデター(とエイリアン)は勢いに乗っている感があります。

      返信

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