レビュー:NECA(ネカ) サムライプレデター


ゲーム「プレデター ハンティンググラウンズ」が発売されてもうすぐ6年、ようやく同作のキャラクターから初のフィギュア化。

商品名 ULTIMATE SAMURAI PREDATOR
メーカー NECA(ネカ)
キャラクター原作 ゲーム「プレデター ハンティンググラウンズ」

国内正規流通はありません

NECAのフィギュアは豆魚雷が正規代理店で日本国内に流通していますが、NECAの”20世紀フォックスライセンス”の商品は、アジア圏に販売することができなくなった、らしいです。
情報元:豆魚雷BLOG

並行輸入品しか入手方法がありません。
買えないわけではないのですが、今までに比べて入手し難いのは辛いです。

私はトイコネクトというお店で買いました。トイコネクトの商品ページ(3/1現在売り切れ)
今のところ他のお店で見かけた事はないですね。

内容


本体、素顔頭部、武器持ち用手首、刀、槍が3種、という内容。

本体


バックパックは取り外し出来そうなデザインですが着脱不可能。
肌色が成型色でそれ以外は全て塗装。

鎧はゲームのグラフィックではレッドの部分に模様があるのですが、それは再現されていません。
またゴールドの部分もゲームのグラフィックほどピカピカではないです。
どちらもNECA公式の画像の時点で分かっていたことではありますが。

可動については基本的にいつものNECAプレデターと同じ。
アーマーが大きいデザインですが、軟質素材を上手く使う事で可動にはほぼ支障はないです。
足首だけ今までとは違う構造になっています。詳細は各部の解説で。

各部

頭部


マスク付き頭部。
般若のような面と、日本の兜のようなデザインのマスク。


顎の下から覗く肌の部分は塗装。
成型色である他の肌の部分に比べて質感が違ってしまっているのが残念。色自体もピンクがかっていて明らかに違いますね。


素顔頭部。
他のプレデターの頭部のドレッドヘアと異なり、髷と右のもみあげ以外は頭部本体と一体成型のようです。
ドレッドだけ変えて今後に他のプレデターの頭部として流用する事は想定していないという事でしょうか。
素顔頭部も肌は塗装のようです。
首のボールジョイントの受けの穴の中を見るに成形色は肌色なんですが、上から肌色で塗装されています。
とはいえマスク頭部と違って肌の色や質感は、成形色仕上げである本体の肌と比べてそんなに違和感はないですね。


フェラルプレデターで初めて首の根元に可動が入った(らしい)のですが、サムライでまた根元の可動は無しになりました。
首に何も付けていないフェラルで可動を入れておいて、首が隠れているサムライで何でやらないのか・・・。
まあプレデターのほとんどは首に何か付けているデザインなので、首の根元に何故可動を入れないのだろう、というのは前から思っている事ではあるのですが。


パーツ構成、可動の構造共に他のプレデターと同じ。
肩のアーマーは柔らかめの材質で、胴体にぶつかっても曲がってくれるので可動範囲の妨げにはなりません。
いつも通りの可動範囲ですが、もう少し肩関節が上まで上がれば良いのにとは思いますね。


リストブレードは伸縮可能。

胴体


黒いベルト状のパーツは鎧の下に差し込まれているだけで固定されていないので、胴体の可動を妨げません。


背面も同様です。


ベルトに邪魔される事なく胴体を大きく捻れます。
スカープレデターの胴体前後のプレートも、こうしてくれれば良かったのですけどね。

プラズマキャノン


鎧と共通の意匠のパーツが付いている独特なデザインのプラズマキャノン。


キャノンとアームの接合部はヒンジだけでなく回転可動可能。
アーム根元の土台にはスリットがあり、アームが前後にスライド可動します。

収納状態には出来ない


ゲームでは、矢印で示した部分が開いてキャノンが中に収納されるのですが、残念ながらフィギュアでは再現されていません。
ここは差し替え式でも良いから収納状態を再現して欲しかったです。
ゲームではプラズマキャノン以外に武器を使用している時は収納されていますからね。


前後左右に鎧、その下にはグレーのボロ切れと可動が心配になる外見ですが、幸いにして可動にはほぼ支障はありません。


鎧やボロ切れが軟質で曲がるのはもちろんの事、ボロ切れの下に覗く黒いベルト(矢印で示した部分)は胴体のそれと同様、左右のボロ切れには繋がっておらずに下に差し込まれているだけという構造です。


股関節はここまで脚を広げられます。スカープレデターと同じくらいには動きますね。
スカーフェイスエイハブみたいな事にならなくて良かった。


股関節はフェラルから採用されたボールジョイント。
ボールの受け側のパーツは従来の球体股関節と同サイズの球体で、太ももパーツとの接合部で回転可動するのも同じ。

分解したわけではないので確証はありませんが、太ももパーツとの接合軸の径は従来の球体関節と同じ=過去のフィギュアにこのボールジョイント版関節パーツを使う事が可能という設計なのではないでしょうか。
仮にそうであれば、今後(あるいは既に)再販のNECAのフィギュアは股関節がこの仕様に変わっているかもしれません。

動かしやすさから言えば、どちらかというとこのボールジョイント式なんですが、以前の構造の方が頑丈そうに思えます。

脚部


膝関節はジャングルハンター素体やシティハンター素体のタイプと同じ、太ももと膝関節の接合部で回転可動が無いタイプ。
このタイプで太もも側面に何も付かないのパーツは多分初めてなので、太ももは新規パーツだと思います。

その膝関節なんですが、何も付いてない膝関節パーツに輪っか状の膝アーマーパーツを通しているという構造。

膝関節後ろにアーマーパーツのベルトがあるため、本来よりも膝の可動範囲は狭くなってしまっています。
膝関節のパーツごとサムライ用のパーツにしてくれれば良かったのにね。
あるいは膝関節はジャングルハンターやシティーハンターのものを流用して膝アーマーだけサムライにする(ベルトを省略してしまう)の方が良かったかも。


従来のボールジョイント接続から変わった足首関節。くるぶしと足首が別パーツとなり、接合部にヒンジがあります。


ヒンジで前後可動があり、ここと足首の接合で回転可動して接地できるという構造。
figmaとかS.H.フィギュアーツ、リボルテックなどのような足首関節となりました。


従来のボールジョイントに比べて内側への接地可動が大きく向上・・かと思いきや、関節がベルトの中に埋もれているのでそこまでではありません。ヒンジがあまり見えないようになっているのは良いのですが。


ヒンジ可動のおかげで従来のボールジョイント接続よりも足首を伸ばす事が出来ます。
逆に前方向(つま先を上に向ける)への可動については、鎧が邪魔で動かないので意味を成していません。脚部の鎧は硬い材質なので、曲がってはくれないのですよ。

つま先を伸ばす以外は、従来の構造の方が適していたのでは・・


すねと足首(というかくるぶし)の接合部は従来と違ってボールジョイントではなく回転可動だけの軸接続となっています。
つまりここで前後や左右に傾ける事は出来ません。
すねの下部の鎧が硬くて曲がらない事を考えると、従来のボールジョイントだけの足首可動の方がサムライには適していたような感があります。
今後に他のプレデターでもこの構造が採用されるのであれば、また話は違ってくるとは思いますが。

付属品

武器持ち手


交換用手首は武器持ち用の手首のみ。
欲を言えば握り拳も欲しかったところです。


ゲームではサムライと同時に実装された武器で、当初はサムライを購入した人のみ使用可能でした。(現在は誰でも使用可能)
色はゲームでのデフォルトシェーダー。

スピア(コンビスティック)


AVPのプレデター達と同じスピア。
伸びた状態、少し伸びた状態、収納状態の3種付属。
少し伸びた状態のスピアは今までに無かった新規パーツです。

ゲームの「デフォルト」の槍を付けてくれよ

少し伸びた状態のスピアを付けてくれるのは良いのですが、それよりも、AVPの使い回しではなく「デフォルト」の槍を付けてくれと思います。
ゲームで選べる槍(コンビスティック)の外見(シェーダー)は「デフォルト」「シティハンター」「フェラルの槍」の3種類。
AVPのスピアはありません(笑)
「デフォルト」は刃がAVPに似たシルエットですが槍本体の形状が違います。

総評

大幅な変化ではないが、可動が改良された

おおむねいつも通りの出来なんですが、胴体や腰回りのベルトの構造に気が利いていたのは予想外でした。
国内メーカーの可動フィギュアでは、このベルトみたいな部分があったら片方は固定しないというのは当たり前ですが、NECAにはそういう発想ってないんだろうなと思ってました。
きちんと可動する現行の素体構造になってから気が付けば10年(!!)も経ち、「次の世代」という程の変化ではないものの、改良されているのは喜ばしいですね。

でも一番改良して欲しいのは肩。特にサムライは!!

可動を改良するのなら、肩関節を改良して欲しかったです。刀を両手で持って構えられるように。
ヤマグチリボルテックみたいな構造が理想的ですが、そこまでいかなくても正面から見てハの字になるように肩関節が動いてくれたらなあ・・。

ゲーム内での刀の攻撃モーションは、攻撃ボタン(左右に切り払う)の3発目だけしか再現出来ません。

足首の構造が新しくなったのは一見良さそうなんですが、すねの下の鎧が硬い材質のせいであまり意味を成していないのは詰めが甘いですね。

武器は、ゲーム独自デザインのものだけ付けて欲しい

パッと見が似ているAVPのスピアでお茶を濁したりせず、ちゃんとゲーム独自デザインの武器を付けて欲しい。
もちろんギアでも良いですよね。ベアトラップとかモーションセンサーとか・・。

入手し難いのはやっぱり辛いですね

これはサムライだけに限らず、今後のNECAのプレデターやエイリアン等のフィギュア全般に言える事ですが、やっぱり今まで通りに国内流通して欲しいなあ。
日本で知名度や人気が無いキャラならまだしも、プレデターとかエイリアンは比較的知名度はある方だと思うのですけどね。

以上、サムライプレデターのレビューでした。

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