ちょっと遅くなってしまいましたが、6/22に発売されたROBOT魂のヘビーアームズをレビューします。
商品名「ROBOT魂 SIDE MS ガンダムヘビーアームズ改」
メーカー:株式会社バンダイ
キャラクター原作:アニメ「新機動戦記ガンダムW」
内容
本体、ダミー腕x2、ガトリングガンx2、シールドx2、ナイフ、ガトリング取り付け用パーツx2
左右の平手、左右の武器持ち手
あと写真に入れるのを忘れましたが、スタンド取り付け用パーツも付いてます。
最初に驚いたのが、ガトリングガンが2つ付いている事。
発売前に公開されていた画像では1つしか装備していなかったので、ビックリです。よく見たら商品説明に書いてありましたけど。嬉しい誤算。もっと画像で大々的に宣伝すればいいのに、と思いますね。
ヘビーアームズに手持ち武器はありませんが、武器持ち手も付いてます。これもオマケ要素ですが、あった方が嬉しい。
本体
TVアニメ当時の設定画に比べて腕や脚が細く、脚が長いという印象。
何と言うか、ガンダムらしくなったとでも言えばいいのかな。各人好みはあると思いますが、私は非常に気に入っています。
可動に関して
全ての関節を載せていてはキリがないのでポイントを押さえて紹介。
全体としては、いつものガンダムのROBOT魂というデキで、非常に良く可動します。肘や膝が二重関節になっているのもいつも通り。
しいて、変わっているところ挙げると
肩関節は根元から引き出せます。これはガンダムWのガンダムタイプ共通の仕様かな。
あと些細な事ですが
バックパックのバーニアはボールジョイント接続なっていて自由に可動します。
ただちょっと外れやすいのが難です。紛失しそうで怖い。
あと1箇所だけ残念な点
足首のアーマーはすねにこんな感じで接続されています。
アーマーの接続部はボールジョイントになっていて可動しますが、このアーマーが付いている軸そのものは可動しません。
したがって・・・・
この軸が邪魔で、足首は前方向への可動範囲が狭いです。足首のかかと側とつま先側を平行にした状態では、前方向への可動はここまでが限界。
つま先を動かせばここまでいけますが、それでもあまり接地が良いとは言えません。
他の方向には良く動いて接地できるのですが。他がよくできているだけに、ここだけが残念でした。
各部のハッチ
胸の小型ガトリングガンや、肩・脚のミサイルポッドのハッチは差し替え無しで開閉可能です。
付属品
ガトリングガン
腕に装着した状態で言うと上下対称なデザインです。したがって、左右とも同じもの。
上下と側面の計3箇所に長方形の穴が空いており、バックパックへの取り付けパーツやシールドを付けるためのハードポイントとなっています。
砲身は本体から外せます。
砲身の取り付け部はポリ製のボールジョイントになってます。付け外しをする事前提でこのような設計となっているのだと思うのですが、これを付け外しする意味は分かりません。何のためにあるんでしょうね?
シールドとナイフ
ナイフはもちろん折り畳み可能で、腕の後ろのハードポイントに装着します。
シールドとナイフ、あとガトリングのバックパック装着用パーツ(後述)は取り付け用のピンが共通の形で組み換えが可能です。詳しくは後述。
ガトリングガンの取り付け
ダミーの下腕が付属しており、肘関節から下腕を外して差し替えて装着します。
左がダミーで右が通常の腕。
ガトリングの装着には手首のボールジョイントを使用します。・・・とここで考えるのが、「通常の腕でガトリングを付けられないのか?」
何の問題もなく付けられます(笑)このダミー腕の存在価値はいったい・・・・。
しいて言うと、ダミーは通常腕と違って手首のボールジョイントの根元が可動しませんので、ここでガトリングがグラつきません・・・・けどほとんどグラつかないので大差無し。
向きを逆にした状態。こちらも左がダミーで右が通常の腕。
通常腕は外側の側面と後面にハードポイントが付いていますが、ダミーには無し。ダミーは通常腕には無いスジ彫りが入ってますね。これは何の意味があるのか?
あと、ダミーは手首の根元のグレーの部分がありませんので、ガトリングを付けた際、通常腕の場合はダミーの場合よりガトリングが若干前になります。
ダミー腕に手首を装着して、腕として使う事もできます。
ハードポイントの穴が無いので、何も武器を付けないならこちらを使う方が見た目が良い、と考える人もいるかもしれませんが、手首の根元のグレーの部分が無いのでちょっと見た目が不自然な気も。
・・・・うーん、存在価値がよく分からないパーツですね、このダミー腕。
ガトリングは2つ付いているので、アニメ設定通りに左腕に装着するだけでなく、両腕に装備する事が可能なわけです。
全武器発射。
さながらエンドレスワルツ版のヘビーアームズ改のような感じ。
バックパックへのガトリング取り付けパーツ
ガトリングガンをエンドレスワルツ版のようにバックパックに付けるためのパーツ。
(※7/1追記 友人より「TV版でもバックパックに付けてたよ」と突っ込みをもらいました。)
丸いピンがバックパックに差し込む用。四角いピンはガトリングガンに差し込む用で、これはナイフやシールドと共通の形状。このパーツは両側にそれぞれのピンが付いており、2つとも全く同じもので左右の区別はありません。
バックパックと取り付けパーツの接続は丸いピンのため、回転させる事ができます。
ガンキャノンみたいに肩の上から砲身を出したり、
ヴェスバーみたいにわきの下から前に向ける事も。
さらにこんな事もできます。
まず、ナイフ、シールド、ガトリングとバックパック取り付けパーツの取り付けピンは共通で、腕には側面にもハードポイントがあります。
これらを用いて自由に組み換え可能。
腕に直接シールドを装着できます。
さらにバックパックへの取り付けパーツは左右に同じピンが付いているため、これを使って
ガトリングガンを並列に連結できます。
4連装のガトリングガンを腕に装備したり、
バックパックに装備する事も可能。
さらにこのハードポイントは他のROBOT魂と共通なので、他のROBOT魂の武器も付けられます。
画像はエアリーズの武器を付けてみたもの。
なかなか遊びごたえのある組み換え要素です。
総評
足首の可動範囲が前方向だけやや狭いのが残念ですが、それ以外の可動は優秀。
プロポーションもカッコ良く、武器もガトリングが2つに組み換え遊びも可能と、プレイバリューも高い。非常に良いです。
ただ、ダミーの腕は一体何なのか・・?
これを付ける位なら、通常ヘビーアームズ用のパーツも付けて欲しかったですね。
(プレミアムバンダイ専売で通常サンドロック用パーツとセットで発売されますが、既に受注締め切ってます。注文するの忘れた・・・。)
という事で、ROBOT魂のヘビーアームズ改のレビューでした。
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