5月9日より配信されている「メタルギアライジングリベンジェンス」のDLC第3弾
「BLADE WOLF」のレビューです。
※ゲーム本編のレビューはこちら↓
メタルギアライジングリベンジェンス レビューその1
メタルギアライジングリベンジェンス レビューその2
ちなみにDLC第2弾の「JET STREAM」は買っていないので、これとの比較はしてません。あしからず。後々買うかどうかは分かりません。
難易度ノーマルで一度クリア後、VRミッションを全てプレイするためにもう一度プレイ。ここまでやっての感想です。
主人公LQ-84i
本DLCは、本編ではボスキャラとして登場して後に新しいボディを得て雷電の味方「BLADE WOLF」となる狼型ロボット「LQ-84i」が主人公です。
操作方法や攻撃方法は基本的に雷電と同じです。(当たり前ですが。)
斬撃モードやFCゲージのシステムも同じ。
違いとしてはまずニンジャランが無いというかただの走りなので、障害物は自分でジャンプして避ける必要あり。
銃弾の防御も出来ないので、雷電のように銃撃に向かって走って突っ込んでいってはいけません。
攻撃については、まず弱攻撃は爪による攻撃。
見てくれはリーチが雷電より短そうですが、踏み込みながら引っかくので実質同じくらい。
強攻撃は主にチェーンソーによる攻撃で、本編で敵として出てくるLQ-84iの攻撃と同じもの。
雷電よりリーチが長いのですが、振りが遅くて重たいです。斬撃モード時の攻撃もチェーンソーな為、やはり雷電よりちょっと振りが遅く、リーチは雷電より長いと思います。
サブ武器はロケットランチャー2種が無く、かわりにヒートナイフ(投げナイフ)があります。それ以外は雷電と同じです。
そして最大の?違いは耐久力が低い事。
難易度ノーマルでも結構簡単に死んでしまいます。敵との戦闘については難易度は高めです。
DLCを購入する人の殆どはおそらく本編をクリア済みの人が多いと思うので、これぐらいで丁度良い難易度だと私は思います。
耐久力は低いですが、FCゲージは最初から最大(雷電でいうと200%)です。
ちなみにカスタマイズはありませんので、メイン武器はチェーンソウのみですし、耐久力もFCゲージも武器もアップグレードはありません。
新しい技がアンロックされることもない模様。ただ、雷電の「攻防一体」に当たる技が最初から使えるようになっており、□と×同時押しで左スティックを倒した方向にステップします。
ゲーム内容
1チャプターしかなく、短いです。
クリアまでの時間は個人差があるとは思いますが、VRミッションをクリアせず、ストーリーデモを見ている時間を除けばせいぜい1時間~1時間半で終わってしまいますね。
ステージは本編の使い回しで、新規の場所はありません。
まあ、進んでいく方向が本編とは逆になっていてちょっと新鮮な感がなくもないですが。最初の方はVRミッションという設定になっており、本編に出てきた場所にVRミッションに出現する四角いブロックが追加されている、という場面が1箇所だけあります。
ここだけはいちおう、本編のそれとは地形が違うと言えば違いますが、そこ以外はほぼ同じです。
(ちなみにこのブロックのある場所は、宙に浮いているブロックに飛び移って行き、ゴールにたどり着けというもので、正直、私は面白いと思えませんでした。)
出現する敵は、最後に登場するボスのみ新規で、それ以外は本編にも出てきた敵です。
新規のVRミッションが5つ入っており、本編同様、端末を見つける事でプレイできます。内容は「ゴールにたどり着け」「敵を全てハンティング(雷電で言うニンジャキル)で倒せ」「見つからずにゴールまでたどり着け」というような、いつものヤツです。自機は当然ながらLQ-84iになってます。
このVRミッションがちょっと問題あり。
本編のVRミッションは端末を見つけることでアンロックされ、本編プレイ中でも、タイトル画面からでもプレイ可能ですが、本DLCのVRミッションはタイトル画面からプレイできません。
タイトル画面から「VR MISSION」を選んでも、一覧に出てくるのは本編でアンロックしたVRミッションだけなんです。
つまり、本DLCのVRミッションをプレイするにはわざわざDLCのチャプターをプレイし、その端末の所まで到達しなくてはならないのです。なんでこんな煩わしい仕様になっているのか疑問です。
あとちょっと気になったのが、「VRミッションの中にVRミッションがある」という点。
前述の通り、最初の方はVRミッションという設定になっています。で、そのステージ内で端末からVRミッションをプレイできるんです。
ちょっとこれは、呼び名としておかしいというかややこしい感じがします。まあどうでもいいと言えばどうでもいいのですが。
総評
正直ちょっとこれは、値段に見合わないかも、という感想。
LQ-84iは、見た目はともかく自機としてそんなに雷電との違いはないです。武器も一つしかありません。
敵で登場するLQ-84量産型は、レールガンを装備しているヤツもいたので、あれが使えても良かったんじゃないですかね。
遠くから撃つだけで面白くならないかな?
せめて武器が一つしかなくても、雷電とは全然違っていれば良かったんですけど。
さらにステージや敵も本編と同じ。
新しい敵やステージが少しでもいいから欲しかったなあ、と。特にステージは、建物とかテクスチャとかそういった部品は使い回しでもいいので、地形だけでも新しいものを作って欲しかった。
このゲームは敵と単純に正面きって闘うだけでなく、見つからないように背後から近づいて倒すという要素もあるので、たとえ敵が同じでも新しい地形を用意してくれるだけで大分違ったのではないかなと思います。
別のゲームの話になりますけど、最近はもっぱら、ニンジャガイデン3Razor’s Edgeをプレイしてます。
このニンジャガ3REには「チャプターチャレンジ」という、デモ無しで好きな自キャラを使ってプレイできるモードがあるんですよ。
メタルギアライジングもこういうモードがあれば、そんなに悪くなかったかな、と。
つまり、本編や全てのVRミッションをLQ-84iや、「JET STREAM」も買っていればサムでプレイできる。これだったら良かったんじゃないかと思うんですよね。
そんなわけで、以上、BLADE WOLFの感想でした。購入の参考になればと思います。
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