NECAのエイリアン7インチアクションフィギュア、ヒックスとダメージ版ウォーリアーの
2パックをレビュー。
シリーズ1のヒックスとエイリアンウォーリアーのリデコ版2体セットです。
色が青いウォーリアーは、シリーズ2に先んじての登場。
商品名:エイリアン 7インチアクションフィギュア 「ドウェイン・ヒックス vs. エイリアンウォーリアー 2パック」
メーカー:ネカ(NECA)
キャラクター原作:映画「エイリアン2」
比較の為、一部画像に同メーカーのシリーズ1の
「CORPORAL DWAYNE HICKS(ドウェイン・ヒックス伍長)」と、シリーズ2の
「Xenomorph Warrior(ゼノモーフ ウォーリアー)」も写っています。
以前発売されたシリーズ1のヒックスとエイリアンウォーリアーのリペイント・リデコ版となっていますので、シリーズ1との違いを中心に解説。
ヒックス伍長
内容
写真を撮り忘れてしまったのですが、
本体、パルスライフル、ショットガンとケース、背中のライト、モーショントラッカー、
となっています。
本体
シリーズ1のヒックスと大きく違うのは頭部のみ。
本体は基本的にシリーズ1と同じで、肌が塗装で太ももの薄いグリーンがかったグレーが成型色なのも同じですが、微妙に色が違っている部分もあります。詳細は後述。
当然ながら可動範囲も同じですので、可動範囲についての説明はしません。
シリーズ1のヒックスとハドソンのレビューをご参照ください。
頭部
残念ながらヘルメットは固定で外すことは出来ません。
取り外し可能な仕様にしようにも、ヘルメットをどうやって固定するのか問題ですし、ヘルメット被っていない状態で造形された髪の上にヘルメットを被せるとメットが浮いた状態になってしまうと思いますので、これは仕方ないかな・・・。
でも出来れば頭部自体はヘルメット被っていない状態に出来なくてもヘルメット部分を外せて欲しかったですね。そうすればシリーズ1の方にヘルメットを持たせたり出来たので。
ヘルメットの下のベルトというかあご紐はホックを引っ掛けて締めた状態にもできますが、それなら
ヘルメットを取り外し可能にして欲しかったところです。
今回も相変わらず頭部と言いますか顔の造形は良く出来ています。
特に叫んでいる口。
歯の裏側が埋まったりせずちゃんと空間が空いていますし、口の中も舌の造形も、余計なところが埋まったりせずにちゃんと
空間が空いているんですよね。
これ1パーツ抜きなんですかね?どうやって口の中をきちんと塗り分けているんだろう?
腕や首の塗装はシリーズ1のものと同じ感じですが、顔はアゴや頬に緑の色味でヒゲの剃り跡が表現されています。
シリーズ1との比較
肌の色はほぼ同じですが、顔の色がやや黄色がかっています。
ただ、ウォッシング塗装の具合による個体差の可能性もあるので、必ずしもそうだとは限らないかもしれませんね。
パルスライフル
気持ち少しグリーンの色味が明るくなっている以外は同じ。シルバーの塗装剥げ表現が雑で、塗装剥げに見えないのも同じですね。
ショットガンとケース
左が今回の2パック、右がシリーズ1のヒックスに付属のもの。ショットガンはハンドガードのブラウンが少し鮮やかな色味に。
ケースはややツヤがあり鮮やかな色味になってます。細かいですが、ケースのベルトの金具の金色もやや鮮やかな色味に。
ベルトの根元が千切れ安そうなのは今回も同じですが、
私の購入したものは最初から千切れかかってますね・・。
背中のライト
グリーンが気持ち少しくすんだ(白っぽい)色味になっている以外はシリーズ1のハドソンと同じです。
私が購入したものは棒状の部分の一部に最初からヒビが入っていました(赤い矢印)
さらにそのあとライトの根元が折れました(青い矢印)
シリーズ1のハドソンに比べて、このパーツが納められているブリスターが窮屈で、強引にブリスターに納められている感じでした。その為にこんな破損が起きたのだと思います。もちろん、破損していない個体もあるのではないかと思いますが。
モーショントラッカー
左が今回の2パック。右がシリーズ1のハドソン付属のもの。
これもグリーンが少し白っぽい色味になっています。
レーダー画面のシールがツヤ消しになり、表示がぼやけているというかかすれ気味になっていますね。
どちらかと言うと私は今回の方が好みです。
エイリアンウォーリアー
色がブルーのウォーリアー。
シリーズ2での登場に先駆けて、今回の2パックでダメージ版での登場。今回も当然ながら付属品は無し。
後に発売されたシリーズ2のウォーリアーとの比較。色は全く同じです。
形状の違いは銃撃で吹き飛んだ状態になっている頭部と、腹部の血飛沫のみ。
頭部
メーカー公式の画像だと吹き飛んだ頭部の中身は黄土色っぽいですが、実物は黒の上からこの黄土色でドライブラシとなっており、奥まった部分は黒になっています。
吹き飛んだおでこと頭部の間の血はクリアーグリーンのパーツ。
飛び散っている血飛沫はグリーンのクリアパーツの上から鮮やかなグリーンで塗られており、中心部分のみ黄土色となっています。
腹部は新規造形ではなく、血飛沫の部品が上から付けられているという構造。
しかし血飛沫は取り外しは出来ません。
正面から見る分には良いのですが、後ろの方から根元の部分を見るとちょっと難あり。
所詮上からパーツを付けているだけなので本体と少し隙間が空いてしまっています。そしてなぜか根元だけ黒で塗られています。何でこんな余計な事をするんでしょうね。
ちょっと気になるのが、腹部の血飛沫パーツと頭部以外に血の色が無いというところ。血飛沫の周囲や体のあちこちに血の色が付いていて然りだと思うんですよね。自分で蛍光グリーンで塗り足してやると良いかと思います。
可動範囲は当然ながらシリーズ1のウォーリアーやエイリアンジェノサイドと同じで良く動きますので
様々なやられポーズを演出できます(笑)
襲いかかるところを横から撃たれたイメージで。
シリーズ1に比べて肩関節のクリックが少し柔らかくなっており、動かしやすくなってます。
保持力は同じなのでご安心を。
総評
エイリアンはやはり複数欲しいところですし、そうなるとこういったやられ状態も欲しいところなのでこの商品は嬉しいところ。
こういうやられ状態があると、作れるシチュエーションが増えて楽しいですよね。
ヒックスも良く出来てます。色や仕上げはシリーズ1とそう変わらないのでシリーズ1のハドソンとも違和感なく並べられるのも嬉しいです。
当たり前と言えば当たり前なんですが、過去に初代プレデターがトイザラス2パックのオープンマウスは肌が塗装、シリーズ8のマスク付きは肌が成型色、なんて事があったのでちょっと不安だったんですよね。(ただその一方で、肌は成型色にして欲しかったよな、という思いも無いわけではないですが)
シリーズ1のヒックスを未購入の方は、今回の2パックとシリーズ1どちらか好みの方のヒックスをチョイスするというのも良いかと思います。
以上、「NECA ヒックス vs. エイリアンウォーリアー(ブルー)2パック」のレビューでした。
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