NECAのエイリアンウォーリアーをレビューします。
※このレビューはシリーズ1の茶色のウォーリアーです。シリーズ2の青いウォーリアーはこちら
商品名:エイリアン 7インチアクションフィギュア シリーズ1
「ゼノモーフ ウォーリアー(Xenomorph Warrior)」
メーカー:ネカ(NECA)
キャラクター原作:映画「エイリアン2」
商品名は「ゼノモーフ ウォーリアー(Xenomorph Warrior)」です。
ゼノモーフというのは、この映画「エイリアン」シリーズに登場するエイリアンを指す名称。
エイリアン2の劇中、英語版ではこう呼称されています。(日本語の吹き替えや字幕では単に「異星人」と訳されていたと記憶。)
NECAからは以前にもエイリアン2のウォーリアーがアクションフィギュアで発売されているため、それと区別するために今回は「ゼノモーフ ウォーリアー」にしたのかな、と予想。ちなみに以前出たそのNECAのフィギュアは買ってません。股関節が見た目も可動もダメだったので。
本体
多分映画の着ぐるみよりも足が長く、スラっとした印象。
日本でもっとも入手しやすかったエイリアンウォーリアーのフィギュアはやっぱり特撮リボルテックだと思うのですが、リボルテックより首が短くて足が長いという印象かな。
ちなみにエイリアン2のウォーリアーは腕に刃物状の部分が付いているものと付いていないもの両方が存在するのですが、このNECAのフィギュアは付いているタイプ。(リボルテックは両方の腕パーツが付いている。)付いていない版も出して欲しいですね。エイリアンウォーリアーは何体もいてこそだし。
大きさ
同じくシリーズ1のヒックス伍長、映画「プレデター」のジャングルハンター(シリーズ8)と並べて。
このエイリアン、でかいです。直立時の全高は23cmぐらいあります。9インチというところです。同じNECAのプレデターよりデカイ。
多分劇中ではこんなに大きくはなかったと思いますが、ちょっと大きい分にはアリかな、と私は思ってます。小さくてはイヤですけど。
各部
本体の黒はおそらく成型色で、上からブラウンでドライブラシされてます。
何故にブラウン?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はエイリアン2の撮影に使われたエイリアンの着ぐるみはこんな感じの茶色みたいなんですよね。映画では青い照明が当たっているので、青っぽく見えているだけなんです。もちろんその青いイメージで塗装されていてもそれはそれで良いと思いますが、(リボルテックはそのイメージですね。)これは着ぐるみの実物のイメージでこの塗装となっているのでしょう。
後ろ側。
運悪く、私が手にしたものは背中の4本の突起の左2本が盛大に曲がってしまっています。お湯につけて冷水で冷やしても直らない・・・。
ちなみにこの突起、本体と一体成型で、突起の間にある背骨状のディテールの方が別パーツだったりします。
本体と一体成型であるせいか、突起の先に穴が空いていません。
ちょっと残念なところ。
追記
曲がってしまっている事も含めて、私の手にしたこれはエラー品だったようです。後にもう1体購入したところ、突起の先にはきちんと穴がありました。
可動
インナーマウスも伸ばせます。
リボルテックのように勝手に下に出てきてしまう事がない反面、口の中から取り出して
伸ばすのがちょっと大変。
一杯まで伸ばすと、重みで下に垂れ下がってしまい、なんともマヌケな事に。
ここはもうちょっとなんとかして欲しかったですね。
頭部の前後可動
背中の突起がジャマなので、後ろには殆ど動きません。
リボルテックはここが可動して頭を後ろに動かせるようになってましたが、このNECAのフィギュアは突起は固定。
突起は引っ張れば外れるので、外してしまえばここまで頭を動かせます。ただ・・・・
突起の接続部はパーツの形にくぼんでいるので、外すと見た目が悪いです。リボルテックのように、外してもそんなに違和感のない構造だったら良かったんですけどね。
あとこれはこのエイリアンに限った事ではなく、NECAのフィギュア全般に言える事ですが、首の根元が動かないのが残念なんですよね。
頭は左右によく動くのですが、あまり大きく動かすと上の画像のように不自然になります。何でNECAはここを可動にしてくれないのか。体と首が繋がっているデザインだと見た目の問題がありますけど、首と体が分かれているデザインのものは、可動にしない手はないと思うのですが。こういうところが、外国の人はおおざっぱなのかな、と思ったり。
あと頭部と言えば気になるのが・・・・・・公式画像だとかなり下を向いている画像があるのですが、そこまで下を向く事が出来ないんですよね。実はもっと動くのかな?
腕の可動
肩はここまで上がります。
リボルテックよりやや劣るというところ。
上腕にはロール可動があるのですが、これは難あり。
アップで写したところ。
回転させると段差になってしまうのがちょっと・・。なにより、肘関節が回転できるのであまり意味がありません。まあ肘だけを回転させるよりも、ここも少し回転させればより自然な動きかな、とは思いますが。上腕のしわのところで部品が分かれているので、動かさなければ
さほど見た目は損ねていませんね。
肘関節
ここまで曲がります。見た目も違和感なく言う事なし。リボルテックもよく動きましたが、それ以上に動きます。
腰の可動
脚部の可動
まずは股関節。
関節自体は最近のNECAでは標準的な球体関節で、リボルテックと同じような感じ。ただリボルテックと違って関節がむき出しではなく、腰パーツの中に隠れる構造になってます。
股関節付近をいろいろな角度から。
腰パーツは軟質樹脂で、可動を妨げません。しかしリボルテックのように四つん這いにするのは無理そうです。リボルテックのように関節パーツを外す事が出来ないため、足を逆向きにできません。そのまま無理やり足を逆向きにできるかもしれませんけど、壊れるとイヤなのでやりません。仮に四つん這いに出来たとしても、頭がそんなに上を向けないのであまり意味が無いと思います。
足を前に出すのと膝を曲げる限界
前に出すのは大体90度くらい。膝は二重関節で、よく曲がります。ここもリボルテックより優れている点。
足首
足首パーツを外したところ。
足首の関節はちょっと変わってます。
足首関節をアップで写したところ。
イボイボが付いたボールジョイントになってます。これはどういう意味があるのかと言いますと、要はクリックの付いたボールジョイントなんです。なので固定できる角度は限られてしまいますが、おそらく緩くなる事はなさそうです。
足首は内側にここまで接地可能です。予想以上の接地性でちょっと驚きました。
足の裏は著作権の刻印が入っているため、後ろ半分しかディテールがありません。ちょっと残念。せめて刻印が印刷なら消せるんですけどね。
総じて、頭部等何箇所かはリボルテックの方が可動しますが、それ以外はリボルテックと同じかそれ以上に動きます。NECAのアクションフィギュアでここまで動くのは珍しいのではないでしょうか。
これで頭部の可動がリボルテックと同じくらいで四つん這いにできたら言う事無しだったのですが、これでも充分すぎるくらいで非常に良いですよ。
同メーカー製のプレデターと対決。こうなると、プレデターもこのくらい動くアクションフィギュアが欲しくなりますね。
総評
リボルテックのエイリアンが非常にお気に入りなのですが、それにヒケをとらない出来です。リボルテックと違って海兵隊のフィギュアもあるので、絡めて遊べるのも良いところ。他の海兵隊の人物や主人公のリプリーも欲しいところですよね。
※追記
後にシリーズ3でビショップ、シリーズ5でリプリーも商品化されています。
レビュー:NECA ビショップ(エイリアン シリーズ3)
レビュー:NECA(ネカ) リプリー中尉「エイリアン2」
という事で、NECAのゼノモーフウォーリアーのレビューでした。
もう何体か欲しいですね。
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