先日発売になったNECAの7インチアクションフィギュア「エイリアン2 シリーズ1」をレビュー。
ヒックス、ハドソン、ゼノモーフウォーリア(エイリアンウォーリア)の3種なんですが、先にこの2体をレビューします。(ゼノモーフウォーリアのレビューはこちら↓
NECA (ネカ) エイリアン2シリーズ1 ゼノモーフウォーリア(エイリアンウォーリア)レビュー)
可動がイマイチな事の多い海外メーカー製品ながら、十二分に良く可動し、顔も劇中で演じたマイケル・ビーンやビル・パクストンになかなか似ていると思います。
「CORPORAL DWAYNE HICKS(ドウェイン・ヒックス伍長)」
「PRIVATE WILLIAM HUDSON(ウィリアム・ハドソン上等兵)」
メーカー:ネカ(NECA)
キャラクター原作:映画「エイリアン2」
CORPORAL DWAYNE HICKS(ドウェイン・ヒックス伍長)
内容
本体、ショットガンとそのホルスター、パルスライフル。
ヘルメットは付属していません。後に発売されたダメージ版ウォーリアーとの2パックのヒックスはヘルメットが付いています。
本体
まず残念なのが、肌が塗装である事。発売前にNECAのツイッター等で無塗装のサンプル写真がアップされていましたが、頭部や腕は肌色の成型色だったので、てっきり製品でも肌は成型色かと思いきや違いました。
最近のNECAのフィギュアは肌が成型色仕上げのフィギュアが多くなってきていたので、成型色の透明感が人の肌の表現に良いという事が外人さんにも分かったのかな、と思っていましたが違ったようです。単に塗装の工程の問題とかコストの問題で肌を成型色にしたフィギュアがたまたま続いただけだったんでしょうか?
そのくせ困った事に、太もものパーツの緑がかったグレーのみ成型色という仕様。同じ色なのに膝から下と腰周りは塗装になってます。肌の方を成型色のままにすればいいのに・・。
向こうの人には、質感を生かすとか、質感が違っていると気になるとか、そういう感性が無いんでしょうかね?(そんな事は無いと思うのですが・・。)
写真撮っていなくて恐縮ですが、私のハドソン、肘関節近くの塗装がちょっと剥げてまして、成型色は肌色でした(苦笑)
顔
先日レビューしたシュワルツェネッガーほどではないですが、
なかなかマイケル・ビーンに似ているとは思います。
目の塗装もシュワ同様に黒目のふちや瞳孔が塗り分けられています。
胴体
装甲のマーキングも再現されてます。
背中に「愛」って書いてあるんですね、ヒックスって。
背中に空いている穴は、ハドソンだとカメラとライトのユニットを取り付けるためのものなのですが、ヒックスにはこれが付いていません。
可動範囲
肩はここまで・・かと思いきや、写真撮った後に気が付いたのですが実はもう少し上まで、90度近くまで上がりました。肩の装甲は軟質樹脂で無理がきくので、肩を回転させて腕を上に向ける際にあまり妨げにはならないです。
全然肘が曲がらなそうに見えますよね?私も開封してこの肘を見た時、「えっ!?これじゃ動かないだろ」と焦りました。
下腕が肘関節のところで回転するようになっており、90度回転させる事で画像のように曲げる事ができます。あー良かった。
このようにパルスライフルも両手で構えられます。ただ、肘は90度くらいまでしか曲がらないので、構え方が限定されてしまうのが残念なところ。もっと深く曲がればポージングの幅が広がってなお良いのですが。
腰の可動
前後の可動
装甲を身に纏っている都合、そんなに深くは曲げられないですが、まあ充分でしょう。
脚部
股関節はこんな構造。
先日レビューしたシュワルツェネッガーやプレデター等と同じ、最近のNECAでは標準的な構造。リボルバージョイントみたいなヤツです。
プレデターもそうですが、腰周りに装甲があるので関節が目立たず、見た目を損ねていないのが良いところ。
足首
つま先も可動します。
個体差もあるかもしれませんが、足首の関節が緩く、立たせておいてしばらく経ったら倒れてしまう事がしばしば。(ハドソンも同様)足首の関節はダブルボールジョイントになってます。
足を前に出すのと膝を曲げるのはこのぐらいが限界。充分な可動範囲です。
頭部の可動
付属品
パルスライフル
エイリアン2と言えば思い浮かぶ装備の一つ。
銃本体だけでなく、ベルトというかスリングも再現されてます。
ショットガンとホルスター
「接近戦ではこれが一番」とヒックスが豪語する旧式のショットガン「イサカM37」。
もちろんホルスターに納めて肩に掛けられます。
ただ一つ注意点が。
このホルスターのベルトは短く、ちょっと強引に腕や頭を通さなくてはなりません。この為、何度も付け外しを繰り返すとベルトがちぎれる恐れがあります。(実際、私のはちぎれかけてます。)
肩に掛ける際はホルスターをお湯やドライヤーで温めるようにし、あまり付け外しはしない方が無難だと思います。
溶接機
本体の腰に最初から付いているこれは溶接機で、取り外して持たせる事が可能。
これは溶接機なんですね。劇中でも扉を溶接するのに使っていました。
PRIVATE WILLIAM HUDSON(ウィリアム・ハドソン上等兵)
内容
本体、モーショントラッカー、カメラとライトのユニット、パルスライフル。
ハドソンもヘルメットは付いていません。
やっぱりハドソンもダメージver.のエイリアンとの2体セットではヘルメットが付いてます。
本体
本体は基本的にヒックスと同じです。
造形が異なるのは頭部と腕のみ。可動範囲も同じです。
頭部
発売前から思ってはいましたが、表情のチョイスがいいですね。
思いっきりビビッている感じが。
付属品
パルスライフルと溶接機はヒックスと同じなので省略。
カメラとライトのユニット
モーショントラッカー
動いている物体を探知するレーダー。これもエイリアン2で印象的な装備の一つです。
レーダーの画面も再現されてます。思いっきりずれてますけど(笑)、見たところシールのようなので慎重にはがして貼り直すと良いかな、と思います。
ベルトで肩に掛けて、手に持たせた状態。これのベルトは充分に長いので、ちぎれる心配はまず無さそうですね。
総評
肌の塗装と腕の可動範囲はやや残念ですが、それ以外は良くできてます。塗装も造形も細かいし、可動範囲も日本のメーカーのアクションフィギュアにそれ程見劣りしないデキ。これが2千円ちょっとで買えるのは安いかな、と思いますね。
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