レビュー:NECA エツィオ・アウディトーレ(アサシンクリード・ブラザーフッド) 7インチアクションフィギュア-プレイヤーセレクト-


これもちょっと古いフィギュアになりますね。
「アサシンクリード・ブラザーフッド」の主人公エツィオのフィギュア。
2011年の11月ぐらいに発売だったようです。
同じNECAのアルタイルより造形も可動も優れており、
結構オススメです。

商品名:プレイヤーセレクト 「アサシンクリード ブラザーフッド 7インチアクションフィギュア
エツィオ(LEGENDARY ASSASSIN)」
メーカー:NECA(ネカ)
キャラクター原作:ゲーム「アサシンクリード・ブラザーフッド」


「ブラザーフッド」のエツィオのフィギュアは最初に2種発売されました。
1つがこの「LEGENDARY ASSASSIN」で、ゲームのメインビジュアル等でもお馴染みの白いローブ姿。
もう1種は色が黒っぽくて装備が違う「EBONY ASSASSIN」。
後者は入手していません。
後に両種とも米国トイザラス限定でフードを降ろして素顔を出した状態のものも発売されましたが
こちらも未入手です。

では以下NECAのエツィオ(LEGENDARY ASSASSIN)のレビューとなります。

内容

本体、アサシンブレードx2、左右平手、右武器持ち手、表情の付いた左手、
という内容。

本体


プロポーションは非常に良いと思います。
特に後ろから見るとゲームをプレイしていた時を思い出します。
見た目に関しては文句無しの出来栄え。

頭部


これが素晴らしい。
NECAのアルタイルは目元が隠れない(影が出来ない)のが非常に不満だったのですが、
エツィオはきちんと目元が隠れていてイメージ通り。
目元が隠れていると何だか口元が不敵な笑みに見えます。
もう一つ素晴らしいのがヒゲの質感。
緻密な造形とドライブラシ仕上げの塗装で非常に良く質感が出ています。


下から覗くともちろん顔がきちんと造形されてます。
この顔もゲーム内の壮齢のエツィオの顔によく似ていて素晴らしい。


首はボールジョイント接続となっていますが上下には殆んど動かず、実質左右のみの可動。
アルタイル同様にフードは頭部にくっ付いています。
襟は柔らかい材質なので頭部の可動を妨げません。



胸だけに限った事ではないのですが、本体色は明るいグレーの上からホワイトに近い色で
ドライブラシ仕上げ。
アルタイルと違って下地のグレーも全て塗装。
胸当てなどの金属部分はシルバーにウォッシング仕上げでディテールが際立ってます。


胸は前後に可動できます。

横からみるとこんな感じ。


前後屈可動の限界はこのくらいです。
胸を後ろにそらせるので、イーグルダイブのポーズも決まります。


NECAのフィギュアには珍しく肩の根元は可動重視の思い切った構造になっており、前後に
可動します。
衣装のデザイン上、肩周りは隠れて見えないのでこれでもさして見た目を損ねる事は
ありません。良い判断だと思いますね。


このように前後にスイング可動。
後ろにはあまり可動しません。


肩のスイングや胸の前後屈といった可動ギミックのためか、胸は前後にパーツ分割されており
ネジで止められています。


右のネジ穴は胸当てのベルトで隠れますし、左もマントの下なので目立ち難いです。
でも出来ればネジ穴は何とかして欲しかった気もしますけど。



下腕が肘関節との接続部で回転できます。
腕のガントレットの造形・塗装もよく出来てます。


このフィギュアの惜しいところは相変わらず肘の可動範囲が狭い事です。
45度くらいしか曲がりません。


ガントレットのデザイン上、下腕の向きで可動範囲が若干変わります。


上腕にも回転可動があります。
これも肩周りが隠れる衣装デザインのおかげでしょうか。


アルタイルと違ってアサシンブレードは差し替え式。
このためガントレットに余計なピンが付いていません。
この構造の方がベターだと思います。


手首パーツは根元にスイング可動があります。
この手首の軸なんですが、NECAのプレデター等の関節部分と同じで
「塗装が乗らない材質なのに塗装されてしまっている」という仕様なので可動させると
この部分の塗装がポロポロと綺麗に剥がれます。
綺麗にはがしてしまった方がスッキリしそうですね。

困った事に塗装の下は成型色が白。
せめて成型色が肌色なら・・・と思いますが肘関節もおそらく同じ材質なので
「肘関節が肌色になる」か「手首関節が白くなる」のどちらかだったのでしょう。
で、後者になったのだろうと推測。

腰周り

アルタイルと違って腰の投げナイフは取り外し出来ません。
小さいのでこれは仕方なしかと。
ナイフの鞘などもドライブラシで皮製の質感が出ています。


腰の赤いベルトの上で回転可動できますが、回転させてみると赤が色移りしてしまっています。
ベルトの裏側まで赤で塗装されてしまっているのでしょう。


ローブの裾やマントもグレーの上から明るい色でドライブラシ仕上げで、ディテールが
しっかりと浮き出ています。



靴も細かい造形とドライブラシでよい感じに革の質感が出ています。


股関節はプレデターやエイリアン等の最近のNECAのフィギュアと同じく球体関節で
良く動きます。ローブで股間部分は殆んど見えないので見栄えも良いです。
腰のローブは軟質樹脂なので可動の妨げにはなりません。


脚を前に出すのと膝関節の曲げ限界はここまで。
膝は2重関節となっています。


その膝関節。
プレデターやエイリアンと違って単にズボンを履いているだけのデザインなので
見た目がイマイチなんですよね。
こればっかりは可動範囲とのトレードオフだったのだろうとは思いますが。


足首の前後可動。
写真を撮り忘れましたがつま先も可動します。


足首の左右への可動は残念ながらここまでしか動きません。
せっかく脚が大きく開けるのでもっと動いて接地できると良かったのですが。


肘関節があまり曲がらないのが残念なのですが、他の関節に関しては
日本のメーカーの可動フィギュアにヒケを取らないくらいにきちんと可動します。
アルタイルと比べると雲泥の差です。


エア・アサシン。
肘があまり曲がらないので目線の先にアサシンブレードを向けられないのが残念。
他がちゃんと動くだけに肘がもったいないですね。


弟子を呼ぶポーズってこんな感じでしたか。


ダブルアサシン。
暗殺する相手がいないとイマイチ締まりませんね(笑)

総評
肘の可動が残念なんですが、それ以外は充分に動き
「アクションフィギュア」と言える出来栄えです。
造形も顔を含めて良く出来ています。

アルタイルはあまりオススメ出来なかったのですが、このエツィオは結構オススメです。
アサシンクリードのファンの方なら是非。

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