スチレンボード石畳。アクションフィギュア用ディオラマを考える

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先日紹介したモデルマスターのアクリル塗料を買った理由がこれです。
スチレンボードで作った石畳。

フィギュアのレビューの際、1枚だけでもディオラマっぽい写真を撮りたいな、と思っています。と言いつつここ最近のレビューでは撮っていないんですけど・・。
ダイソーの造花を頻繁に登場させてますが、これだけじゃ作れるシチュエーションが限られますよね。
そこで撮影用に、汎用性のあるディオラマ部品(とでも言えばいいのかな)を作ろうと思い立ち、作っている次第。

ディオラマというのは昔からある模型の表現ですから、これの製作ハウトゥを解説した本もいろいろ出ていますし、模型雑誌でもディオラマの記事は結構見かけますよね。
そしてネットでも、プロ・アマ問わず数多くの方々の作品を見る事ができますし、その製作過程をブログで紹介している方も数多くおられます。
しかし問題なのはディオラマって本来「置物」であるという事。完成後に手を触れるものではありませんので、当然それ程頑丈さは考慮する必要はないわけです。

これがアクションフィギュアを乗せて楽しむものとなると当然話が違ってきます。
フィギュア乗っけて壊れるようでは困りますし、逆にフィギュアに傷が付くような事も避けたいですよね。
壊れるまで行かなくても、塗装が剥げるのも困ります。
こういった点を考慮したディオラマの作り方って、そう情報は無いです。

ブログでレビューをやる以前から、と言いますかブログをやる以前、figmaやリボルテックといった
アクションフィギュアが多く発売されるようになってきてからこういう「汎用ディオラマベース」みたいなものを作りたいという構想はありました。でも耐久性を考えるとどう作ってよいものか分からず、作るに作れずにいたんですよね。

石畳なんていうのはまさにその典型だと思います。
ディオラマで石畳と言えば、スチレンボードに彫って作るというのは定番です。しかしスチレンボードって簡単にけがいてモールドを作れるくらいなので、押すと簡単に凹んでしまう。これでは上にフィギュアを乗っけたりどかしたりする使い方には不向きでしょう。
じゃあいっそ石みたいなものを並べて作ったらどうか、という考え方もあります。でもこれでは硬すぎるので、逆にフィギュアの方を傷付けそう。(そうでもないかな、という気もしますけど。)
あと何よりかなり重くなるので取り扱いが大変そうです。
(追記 本当に石で作ってみました。記事はこちら)

そんな事を考えてネットで情報を漁っていた折、こんな記事を見つけました。
プロモデラー、情景師アラーキー氏のブログ情景師・アラーキーのジオラマでショー
スチレンボードで形を作った後、塗装する前に下地としてモデリングペーストを塗る・・・。
これだったら結構耐久性あったりしないかな?
そう思って手元にあるライトモデリングペーストで試してみたところ、これが結構硬くて頑丈になる。これならいけそうだ、そう思って作ってみたのが今回の石畳。考えた挙句、スチレンボードで作るというごく普通の作り方で良かったって事なんですけどね(笑)

これでディオラマ自体の耐久性はとりあえずクリア出来た。あとは塗装の耐久性です。
スチレンボードって、ラッカー系塗料やエナメル塗料で溶けるんですよね。アクリルしか使えない。
でもアクリルは塗膜弱いですし、ウォッシングやドライブラシも含めてアクリルだけで塗装と言うのはやりたくないですね。
ここでやっと例のモデルマスターのアクリル塗料の話になります(笑)

レビューでも書きましたが、このアクリル塗料は非常に塗膜が硬くて頑丈なので簡単には剥がれません。
他のアクリル塗料のシンナーで溶けないので、この塗料で基本塗装をした後に他のアクリル塗料でウォッシングをしてシンナーで拭き取る事も可能。
ドライブラシはエナメルでやりました。スチレンボードはエナメルで溶けると言っても表面側は大丈夫なはずだし、そもそもモデルマスター塗料の塗膜で覆われているので大丈夫と判断しました。
実際特に問題無しです。

スチレンボードをけがいて彫刻する際、あまり深く掘ると穴が空いてしまいます。またこの石畳を彫る時、うっかり曲がって彫ってしまった部分があったため、そこは溝を広げてごまかしました。
が、広い面積を押しつぶすと表面があまり綺麗になりません。最初から幅が広いもので押しつぶせば違ってきますが、一度彫った細い溝を無理やり広げたので彫った表面がデコボコしてしまいます。
そこでこれらをごまかすべく(笑)タミヤの情景テクスチャーペイントのダークアースを目地に詰め込み、砂が溜まったようにしてみました。
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一列だけハッキリと太い茶色の溝がありますね。

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テクスチャーペイントはタミヤアクリル塗料のシンナーで溶けるので、
石畳全体をモデルマスターのアクリル塗料で塗装→テクスチャーペイントを目地に刷り込む→アクリルシンナーで拭いて目地の中だけ残す→タミヤアクリルのフラットアースでウォッシング→タミヤエナメルでドライブラシ、と言う風にやりました。

テクスチャーペイントはザラザラした粒子が入っているため、シンナーで拭く際に流石に石畳の塗装が流石にあちこち剥げてしまい、結構塗りなおすハメに。
塗装前に目地を埋めてから、目地はタミヤアクリルのフラットアースで塗り分けたほうが良かったかもしれませんね。
テクスチャーペイントのダークアースは土の色なんですが、シンナーで拭うと色が薄くなり、砂っぽい感じになります。

という事で作ったこの石畳ですが今後の課題が色々あります。
まず問題なのが、ドライブラシしたエナメル塗料で表面がほとんど覆われてしまっているため、これが剥げる可能性がある事。
モデルマスターのアクリルで明るめに基本塗装後、タミヤアクリルでウォッシングだけして仕上げる方が良いかもしれませんね。
ウォッシングした色が剥げる場合、奥まった所の影はそのまま残って、擦れやすい角が剥げて明るくなるので違和感は無いと思うんですが、ドライブラシした明るい色が剥げるのは違和感が出ます。
でもドライブラシ無しだとザラザラした、カサカサした感じがあまり出ないんですよね。

あと、モデリングペーストの塗り方が良くなかった。
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筆の目が残ってしまっている・・・・のは必ずしもダメではないんですが、隣り合った他の石とその筆目が繋がってしまっているのは不自然。
繋がっていなければ、そういう石の表面としてアリだと思うんですけど、これじゃ単に筆目が残っただけにしかなりません。
石一個ずつでモデリングペースト塗っていけばこうならないでしょうけどそれは面倒くさすぎる。うまい塗り方を考えたいところ。

もう一つの問題は、写真写りがイマイチな事。
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アップで写すと石っぽい質感なんですけど、引いて写すとイマイチ。
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あくまで写真の背景として使うので、写真写りを考慮して塗らないといけませんかね。もう少し大げさにドライブラシした方が良いのかな?

ちなみにこれ、そんなに大きくありません
16cm x 14cm程度の大きさ。
figma程度の大きさのフィギュアを乗せたくらいならへこんだりすることはなさそうなくらいの耐久性にはなっています。
撮影用としてはもっと大きくないといけませんが、とりあえず試しに作ってみようという事で小さめで作ってみました。

あとでもっと大きなサイズのを作ろうと思ってます。
・・・・が、これ結構しんどい。彫るのも大変ですし、塗装も筆でやったので結構時間かかってます。
でもレビューでも書きましたけど、モデルマスターの塗料をエアブラシで吹くのも怖いんですよね。うーん、これは大変だ。

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