突発的に古いフィギュアをレビュー。
シリーズ第1作目「アサシンクリード」の主人公アルタイルのフィギュア。
商品名:プレイヤーセレクト アサシンクリード 7インチアクションフィギュア アルタイル
メーカー:NECA(ネカ)
キャラクター原作:ゲーム「アサシンクリード」
以前から時々「アサシンクリード フィギュア レビュー」みたいな検索
キーワードでこのブログに来ている方がいましたので、持っている
アサシンクリードのフィギュア全部レビューしてみようか、と思った次第。
後に発売された「ブラザーフッド」のエツイオのフィギュアは結構良く可動しますが、
このアルタイルはあまり可動しないのが残念だったりします。
内容
フィギュア本体、剣、短剣、投げナイフ。
一つおことわりしておかないといけない事があります。
付属品として右の交換用手首があったはずなんですが、行方不明になってしまったので
画像ありません。どこにしまったのだろう・・・・。
発売されたのは3、4年前ですが、(その後1回以上再販されてます)
造形や塗装の雰囲気は今のNECAの製品とそう変わりありません。
しかし可動に関しては最近の製品に比べるとかなり落ちます。
プレデターのシリーズ4辺りからそれなりに可動するようになったという印象ですね。
まあそれでも日本のメーカーの可動フィギュアに比べるとイマイチなものが多いですが。
造形自体のクオリティは高いのですが、あまり似てないと思います。
ゲーム内の顔はもっと美形だったような気がしますがもはやうろ覚えですね。
あごの先に黒いのが付いてますけど、これはどうやら塗装はねです(涙)
フードのフチが薄くてシャープなのは地味に良いところ。
この頭部、顔が似てないのも残念なんですが、何より残念なのがフードで目元が
隠れない(影が出来ない)事。
やっぱりアサシンクリードの主人公達は、フードで目元が隠れているあれが
カッコ良いので、これが出来てないだけで一気に「コレジャナイ」感じがします。
頭部の可動は左右への回転のみです。フードは頭に固定されています。
今と違ってこの頃のNECAのフィギュアは首がボールジョイントではありません。
右肩の投げナイフ等の造形も細かい。
本体色は明るいグレーの上からホワイトでドライブラシされています。
(頭のフードも同じ)
なかなか良い質感なんですけど、ドライブラシされたホワイトの乗せ具合に
ムラがあるのが残念。この辺は個体差もあるかと思います。
あと胸に巻いているベルトのフチの塗り分けが汚いですね。これも個体差が
あるとは思いますが。
ちょっと気になるのがここ。
この縫い目?はディテールが無くて印刷での再現となっています。
ここだけ周りから浮いてしまっていて不自然に思えます。
袖の部分だけはウォッシングやドライブラシがちょっとやり過ぎな
(色の明暗が付きすぎな)感がありますが、ここもなかなか良い質感です。
腕のガントレット?の造形や塗装も良い質感。
※2014 5/20追記
先日出かけた先でこのアルタイルが売っているのを見かけましたが、
この袖の部分が私の所有しているものよりも色が茶色がかっていました。
再生産されたものはここの色が少し異なるのかもしれません。
明確な情報でなくて恐縮ですがご参考程度に。
薬指がないのもきちんと再現されています。
グローブの薬指部分にちゃんと穴があいているのが細かい。
肩はここまで上がります。
ここは最近のNECAのフィギュアと大差ない感じです。
肘はここまでしか曲がりません。
これも最近のNECA製品と大差ないですね。
腰周りも装備品の造形や塗装が細かくて良い感じ。
ただ腰の赤い部分はウォッシングが濃すぎますね。
腰から下も本体色はグレーの上にドライブラシなんですが、上半身と違って下地の
グレーは成型色。
なのでよく見るとちょっと質感が安っぽいです。
足首の靴。
ここの造形や塗装も良いですね。
左足首の側面に付いている小さなナイフは、足首と一体成型ではなく別パーツで
きちんと立体的。
足の可動。
足を前に出すのと膝を曲げるのは、なんとこの画像が限界。
全然動きません。
股関節の構造。
この頃のNECAのフィギュアの股関節は単なる軸可動が多く、足を前に出すと
開いてしまう(昔のガンプラのアッガイの股関節みたいな感じ)という構造が
多かったのですが、このアルタイルは珍しく構造が違います。
あそらく軸ではなくボールジョイントによる接続です。
しかしボールジョイントは股間から左右に生えているのではなく、
上から下に生えている構造と思われます。動かした感じからの推測ですけど。
このため大して可動範囲が広くありません。
足首には可動軸があるのですが殆んど動きません。
軸が丸見えで見た目を損ねているだけの無駄な構造です。
これなら接続は単なるボールジョイントでも可動範囲は同じだし、
見た目も損ねずに済みますよね。
剣と短剣。
材質はプラスチックなのかな?
硬い材質でなかなかシャープです。
短剣は背中の鞘に、剣は左腰の鞘に、投げナイフは腰前面の鞘に納められます。
短剣や剣は手に持たせる事ももちろん出来ます。
が、可動範囲が狭いのであまりポーズが決まらないです。
総評
造形はなかなか良く出来ているのですが、全然動きません。
ゲーム内では華麗に壁を登り、建物から建物へと飛び移り、
上空から標的へと飛び掛るキャラだけに可動して欲しいところ。
本当に動かないので、下手にポーズを付けようとするよりも
素立ちで飾る方がカッコ良いです。
続編である「アサシンクリードII」のエツィオもこのアルタイルの後に出たのですが、
アルタイルがイマイチだった事と、ホットオイズのビデオゲーム・マスターピースを
買うことを決めたので買いませんでしたね。
(今思うと白い方だけでも買っておけば良かったかな、という気もしなくはないですね)
発売当時も今もたぶん唯一のアルタイルのフィギュアなので、そういう意味では貴重ですが、
あまりオススメはしません。
以上、NECAのアルタイルのレビューでした。
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