情景テクスチャーペイントでコンクリート壁・床(アクションフィギュア用ディオラマを考える)


久しぶりに自作ものです。
これもやはりfigmaやリボルテックといった可動フィギュアを乗せて遊ぶ・写真を撮る事を想定して作りました。
表題の通りタミヤの「情景テクスチャーペイント(路面 ライトグレイ)」を使って作っており、この記事はその使い方レビューも兼ねています。


最初の画像はディオラマベース然とした写真となっていますが、これは別にひとかたまりのディオラマとして製作したわけではなく、撮影用のセットみたいな感じでバラバラに作り、自由に組み合わせられるようにしています。
トップ画像のディオラマベース然としたそれは、床で1枚、壁が同じもの4枚、柱は同じものを縦に2つという構成になっています。


材料はこれです。
100円ショップダイソーで買った木のブロックやMDF材の板。これに情景テクスチャーペイントを塗って作っています。

情景テクスチャーペイントをどう塗るか?

情景テクスチャーペイント、この「路面 ライトグレイ」は塗ると表面がザラザラしたグレーの
質感になるという塗料です。
で、問題はどうやって塗るかです。
タミヤ公式サイトのページを見ると

『ヘラを使って情景テクスチャーペイントを塗ります。』
『表面が乾いたら、テクスチャーペイントを塗り重ねます。』

と書いてあるだけで、非常に平らに綺麗に塗られた写真が写っています。

しかしヘラで塗料を綺麗に平らに塗るなんてもちろん無理に決まっています。絶対にいかにも「塗ったくった」感のある、ヘラの痕が残った表面になる。(実際一度やってみたのですがやっぱりそうなりました。)
筆で塗る方がまだマシだと思いますが、筆だってやっぱり筆の痕が残ってしまいますよね。
普通の塗料ならエアブラシで塗れば平滑な塗装面が出来ますが、ザラザラした粒子の入ったこのテクスチャーペイントをエアブラシに入れて吹けるとは思えません。多分詰まってしまうでしょう。(実際には試していませんけど)

じゃあどうやれば平らに出来るだろう、という事で考え付いたのが「乾燥後にペーパーで磨く」というやり方です。
普通の塗料でも筆塗り後にペーパーで表面をならして筆の痕を消し、クリアーをスプレーで吹いて仕上げるという方法がありますよね。
あれをやってみたらどうだろう、と考えたわけです。

具体的な解説
画像で実際にどんな感じかを解説します。

これが木のブロックに情景テクスチャーペイントを筆で一回塗った状態です。
普通の塗料の筆塗りのセオリー通り、一定の方向に筆を運んでいます。
情景テクスチャーペイントはシンナーで溶けますが、ひょっとするとザラザラの粒が筆に残ってしまうかも・・・という事で、筆はこれ専用にして他の塗装には使わない事にしてます。


アップで写したものです。
流石に1回塗っただけでは、木の地が見えてしまっています。


もう1回か2回、上から重ね塗りしたもの。表面にやっぱり少し筆の痕が波打ったように残ってしまっていますね。

2回塗りでほぼ下地の木は見えなくなりますが、微妙に見えてしまう場合もあるのでその場合はもう1回塗りで。
重ね塗りの際、水性アクリル系だけあって最初に塗った塗料が溶け出す事はありませんでした。
パッケージによるとこのテクスチャーペイント、薄める時は水かアクリル塗料シンナーを使うように書かれています。シンナーで薄めた場合は重ね塗りの際に溶け出す事があるかもしれませんね。


アップで写したもの。
非常にザラザラした表面になっています。

これを、当て木をした400番のペーパーでヤスリがけします。


やすりをかけたものがこれです。


表面が出っ張っていた部分はヤスリで削られて平らになり、出っ張っていなかった部分は凹みとしてザラザラした質感が残ります。
これにより、平らだけど部分的に削れているコンクリートの質感になります。
ヤスッた部分は色が白っぽくなりますが凹んだ部分は削れずに白っぽくならないため、図らずも立体感が出てますね。
もちろん、必要に応じてウォッシング等をしても良いです。

画像の右上の角の部分は下地の木が少し見えてしまっています。
こうなった場合、あるいは凹みが多すぎると感じた場合はそこだけ再度テクスチャーペイントを盛ってやり、乾燥後に再びヤスリがけしてやりましょう。


左がヤスリがけしたもの。右がヤスリがけしていないもの。
綺麗に塗ることが出来れば、ヤスリがけ無しでもザラザラしたコンクリートブロックとしてこれはこれで使えそうです。薄めたテクスチャーペイントを何度も塗り重ねるようにすればいけるかもしれませんね。

作ったものを解説


大きな木のブロックで作った柱です。
前述のテクスチャーペイント塗布後にヤスリがけ、というやり方の後、アクリル絵の具のグレーでウォッシングし、上下の端にリアルタッチマーカーのブラウンでシミと言うか汚れを描きこんでいます。

テクスチャーペイントはアクリル系なので上からエナメル系塗料も使えますが、アクリル絵の具やリアルタッチマーカーを使ったのには深い理由はありません。
エアコンを止めたくなかったからです(笑)
実はこれを作ったのは昨年の8月くらいの夏真っ盛りの時期。
エアコンを止めて窓開けて塗装するなんて真っ平ごめんだったのでこれらを使いました。実はそもそも、情景テクスチャーペイントを使って作ろうと思い立ったのもそれが理由。ネットで他の人のレビュー見ていたら無臭っぽい感じだったので。実際ほとんど臭いはありません。

なおテクスチャーペイントの上からアクリル絵の具でウォッシングすると拭き取る事が出来ませんので、メラミンスポンジで擦って拭き取りました。


同じものを2つ作ったので、重ねれば長い柱に。


小さいサイズのブロックもあったのでこれでも作ってみました。
作り方は全く同じです。


2つ重ねて長い柱に。


床や壁の板も作り方は同じです。面積が広いので塗るのがちょっとしんどいですが。


冒頭で述べたようにこれは撮影セット的に使うものなのできちんと固定はされていません。裏側から木のブロックに両面テープを貼ってくっ付けて並べているだけです。

フィギュアと組み合わせて

海洋堂製のフィギュア、「リボルテック スネーク」と組み合わせて写真を撮ってみました。


コンクリートの床と壁と柱だけなのでちょっと殺風景ですけど、それなりに雰囲気が出ると思います。他にいろいろ小物を加えてやるともっとらしくなるのでしょうけど。

撮影していて気が付きましたが、やっぱりフィギュアの背景として使うにはもっと大きな面積でないと使い難いですね。
もっと増産するか・・。

情景テクスチャーペイントの使い勝手

これの便利なところは、「目止め」「基本塗装」「ザラザラした質感の付与」が同時に出来るというところですね。
木のブロックやMDF材を材料として使いましたが、これらで何かを作ろうと思った場合、表面に木目やMDFの繊維が出てしまっているのでこれを目止めする必要があります。
しかしテクスチャーペイントは塗料といってもアクリル絵の具のテクスチャージェルみたいなものなので、細かな溝なんかは埋めてしまうことが出来るんです。
アクリル絵の具のテクスチャージェルって私はあまり使った事がありませんが、あれは色が白で、塗装するなりジェルに絵の具を混ぜるなりしなければなりません。
情景テクスチャーペイントならその手間が省けますし、必要なら上から塗装し直す事も可能です。
可動フィギュア用のディオラマセットという変わった使い方をしてますけど、これは普通のディオラマでも結構使い勝手が良い素材なのではないかと思います。

作ってから思いついたのですが、コンクリートの壁や床の表現ならスチレンボードに部分的に凹みや崩れた部分を作ってやり、そこだけテクスチャーペイントを塗ってやるという作り方でも良いかもしれませんね。もちろんその場合は塗装が必要になりますけど。

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