ラブライブ! School idol diary セカンドシーズン03 ~μ’sのクリスマス~ (電撃コミックスNEXT) 新品価格 |
柴崎しょうじの漫画版SIDセカンドシーズンの第3巻の感想です。
3月発売なのにクリスマス(笑)
なお私は電撃G’sコミック本誌連載や漫画のベースになっている小説版のSIDは未読です。
やっぱりSIDとアニメはパラレルなんだな・・・
これまでのセカンドシーズン1巻・2巻、あとおだまさるの漫画版SIDについては、SIDとアニメではキャラの性格や他のキャラの呼び方などに微妙な差異はあるけれどそこまで大きな差は無く、アニメから入った私のような人間でもさして違和感無くアニメには無いエピソードの補完という感覚で楽しめました。
が、今回のSIDセカンドの3巻は「やっぱりアニメとSIDってパラレルワールドなんだな」と思わずにはいられない。
私の知っている東條希はこうじゃない
今回の3巻の主役は希と絵里。他のSIDの漫画ではアニメとさして変わらない印象だった希が、全然違うキャラだという事に驚きます。アニメ1期7話では勉強の出来ないにこっちに勉強を教えていた希がですよ、なんとSIDではちゃんと勉強をやっていないキャラなんです。
確かにアニメでも海未ちゃんとかエリチみたいなマジメな人ではないけれど、でも根っこの部分はしっかりしている子だと思っていました。今回の3巻の中で「なにもかもわかっているお母さんの表情」というセリフがあるのですが、アニメの希ってまさにこれだったと思うのです。しかしこのセリフは希に対して向けられたものではありません。
アニメでは不器用で素直になれない絵里と、全部お見通しの希という感じでしたが、SIDでは逆ですね。
アニメからラブライブを知った人からすると、これは本当に大きな違和感だと思います。
唐突過ぎて何の感情移入も出来ないμ’sへの思い
ちょっとネタバレになってしまうかもしれませんが、希がμ’sに自分がいる事に対して密かに思っている事を打ち明ける場面があります。これが唐突で面喰らいました。
SIDはアニメみたいにμ’sが出来上がるまでの物語が無いので、最初からμ’sは9人で存在している。まあそれはそれとして良いとは思っていたんです。場面の端々から勝手に読者が想像する・あるいはアニメと同じようにしてμ’sになったと仮定するという事でも。
ところがいきなり希からμ’sに入った時に関しての情報が出てきて、そのためにこんな風に感じているなんて言われてもねえ・・・。全然何の感動もありませんよ。アニメ2期8話「私の望み」とはえらい差。
私は原作である小説を読んでいませんので、ひょっとしたら小説ではこの場面に至るまでの間にμ’sの結成にいたるまでの事とか、あるいは希という人物についての描写があって、漫画ではそれが抜けているという事なのかもしれません。
でもいずれにしても漫画だけで読んだ場合、これは拙い展開だと感じます。
「アキバ」ではなく「秋葉原」
漫画の後半のクリスマスの話に「秋葉原」「万世橋」という地名が出てきた事に驚きました。
アニメではアキバの街中が何度も登場しましたが、「アキバ」とは言っても「秋葉原」という言葉は一度も出てこなかったんですよね確か。実在の地名を使えない事情が何かあるのかな?と思っていました。
・・・でもアニメの公式サイト見返して見るとストーリーに「秋葉原と神田と神保町という3つの街のはざまにある・・・・」とあるんですよね。
何でアニメは一貫して「アキバ」だったのだろう?
エリチが編み物ってそんなに意外かな?
絵里が編み物をしているのを見て真姫ちゃんが驚く場面があります。でも別に驚くほど意外かな?穂乃果や凛ちゃんなら驚くけど(笑)
ことりちゃんはいかにも編み物しそうなイメージですよね。 ね っ 。でも編み物しているエリチも結構ぐっと来ますね(笑)
総評
これまでの漫画版SIDと比べると、ちょっとイマイチですね。
アニメから入った人間としては希のキャラの違いに戸惑いますし、μ’sにいる事の思いを打ち明ける場面は唐突でダメ。
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