突発的に古いもののレビューです。2008年のフリューのプライズ景品。
映画のあれみたいに暗くして写真を撮ってみました。
商品名:「エイリアン リアルフィギュア」「プレデター リアルフィギュア」
メーカー:フリュー株式会社
キャラクター原作:映画「エイリアンvs.プレデター」
※2018年10/18追記
エイリアンの方のみ「SSSプレミアムビッグフィギュア エイリアン」という商品名で9月に再販になりました。
SSSフィギュアの方はパッケージのロゴが映画1作目の「エイリアン」のものになっていますが、このフィギュアは1作目のそれではなく映画「エイリアンvs.プレデター」のエイリアンです。
何故に今こんなものをレビューするか、と言いますと、
先日レビューしたプレデター トロフィーウォールの置き場所を確保する為に、棚に飾ってあったこのフリューのプライズをしまってしまう事にしました。で、しまうならその前にレビューでもやろうかな、と思った次第です。
このフィギュアはきちんと彩色された「リアル彩色ver.」とブラックの成型色の無塗装版「ブラックver.」の2種類がありました。今回レビューするのは前者のみ。
後からプレミアムver.とかいう商品名で色違いのが出てました。クリアのプレデター、部分的にクリアーのプレデター、蓄光(?)のプレデター、グリーンのエイリアンなど。たしか、プレミアムver.にもブラックの無塗装エイリアンがあったような。こちらは入手してません。
グリーンのエイリアンはちょっとどうかと思うんですよね。少なくともAVPのエイリアンには似合わないと思います。ビッグチャップとか2のウォーリアーなら・・・・どうかな?
無塗装版のエイリアンは今でも中古屋で時々見かけますが、彩色版はめったに見かけないですね。あってもグリーンの方ぐらい。
プレデターは全然見かけないですね。1度どこかで無塗装版を見た事があるかな。あとカンケンプラザのガラクタ鑑定団が出来たばっかりのころに部分的にクリアのプレデターを見た記憶が。(この時初めてクリア版の存在を知りました。)
前置きが長くなりましたがレビュー開始。
エイリアン
初めて見た時に驚いたのがその大きさ。
全高は26cm程。尻尾が場所を取るので、飾る為には20x40cmぐらいのスペースが必要。
事前にネットでAVPのフィギュアがプライズで出るというのは知っていたのですが、まさかこんなに大きいとは思いもしなかった。今でもこんなに大きいプライズのフィギュアってそう無いですよね。
プライズものながら造形は良く出来ています。
その大きさと相まって「これがプライズものとは!!」と驚かされましたね。
とは言えプライズもの故、普通の塗装済み完成品フィギュアに比べると厳しい部分もあります。塗装がちょっとイマイチなんですよね。
グレーの本体にブラックでウォッシングしただけ。
グレーはそこまでツヤツヤではないのにウォッシングのブラックはツヤツヤというのもちょっと不自然かな。
グレーもツヤツヤにするか、ブラックはツヤ消しにするかのどちらかなら良かったかと。あとそれ以前にブラックが濃すぎるんですよね。
塗りっ放しのウォッシングで仕上げるなら、もう少し薄いブラックの方が良かったと思います。
もう一つ残念な部分が頭の透明フード。
フードの色や透明感、その中に見えるディテールは良い感じなんですが、フード取り付け用のダボが丸見え。ここはもう少しなんとかして欲しかったところ。
フードの中ににツブツブした泡のような物が見えますが、これは入手時にはありませんでした。
フードの表面がベトベトしていたので、おそらく経年変化で可塑剤が染み出してきたのだと思います。なので撮影前に洗剤で洗いました。
本当はフードを取り外して中を洗えれば良かったのですが、外せるものかどうか分からないので中は洗っていません。
塗装はちょっと残念ではありますけど、造形は良く出来てますね。
腕に覚えのある人が塗装し直せば素晴らしいフィギュアになりそうではありますが、そのままでもなかなかですよ。
背中の突起と尻尾は外れた状態でパッケージに入っており、ここだけは差し込んで組み立てるようになってました・・・たしか。
足裏にちゃんとディテールが入ってます。
左足には著作権の刻印がありますが、印刷なので気になる人はシンナーで拭いてしまえばおそらく消せますね。
プレデター
続いてプレデター。
劇中では主役格である「スカー・プレデター」ですね。
こちらもエイリアン同様に大きいです。全高はショルダーキャノンまでで27cm程。エイリアンと違って尻尾はないので、それ程は場所を取りません。
鎧はシルバーにブラックでウォッシングという仕上がりですが、質感としては充分。
画像では普通のブラックに見えますが、実物はややグリーンがかったブラックです。額の傷は普通のシルバーで、いい感じに目立ちますね。目の部分はツヤありのブラックです。
一体成型で立体感が足りません。金色の輪の部分もダルい。ドレッド表面もツルツルで、毛先もシャープさがない。
もう少し頑張って欲しかったところ。
ほとんどただのベタ塗りな上、色が妙に黄色いのも気になりますね。
肌は後ろ側だけちゃんとザラザラというかツブツブしているのですが、塗装がこれなのでディテールがあまり生きてませんね。もう少し肌の塗装に手を掛けてくれていればなあ・・と思います。
プレデターも足裏はちゃんとディテールあり。こちらも著作権の刻印は印刷。
エイリアンもプレデターも、塗装はちょっといまひとつですが、プライズものだけにともすれば1000円もせずに手に入る事を考えると、充分すぎるくらいかなと思います。
amazonで凄い値段で出品されてますけど(7/23現在)、流石に7000円も8000円も出してまで買うようなものではないと私は思いますよ。
自分で全部塗装する、という腕に覚えのある方は無塗装版の方が良いでしょうね。もっとも、特にプレデターは今となっては入手は難しいと思いますが。
以上、フリューのプライズのエイリアンとプレデターのレビューでした。
ちなみにこのフリュー、これの後にAVP2(AVPR)のフィギュアをやはりプライズで出してましたが、大きさは一回り以上小さくなってました。
こちらは入手してません。理由は「プレデターがいないから」。
AVP2のプライズはエイリアンとプレデリアンだけ出て、ウルフプレデターは出なかったんですよ。
「エイリアンvsプレデター」なのにプレデター出さないでどうするんだ、と当時思いました。あれはちょっと謎なラインナップですよね。
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