アサシンクリード アクションフィギュアシリーズ1の3種の内の1体、
アサシンクリード3の主人公、コナーをレビュー。
3種とも購入済みで、3つ纏めてレビューにしようか迷ったのですが、時間が掛かり過ぎるので
1体づつレビューする事にしました。
商品名:アサシンクリード アクションフィギュア シリーズ1 コナー
メーカー:マクファーレントイズ(McFarlane Toys)
キャラクター原作:ゲーム「アサシンクリードIII」
※9/5追記
同シリーズの他2体のレビューは以下↓
レビュー:マクファーレントイズ ヘイザム・ケンウェイ
レビュー:マクファーレントイズ エドワード・ケンウェイ
シリーズ1で発売になっているコナー、ヘイザム、エドワードの3人は、単品だけでなく
「ケンウェイ・ファミリー 3パック」というセット版も出るようですが、単品版と差異が
あるかどうかは不明。
ショップ側で単品版を3つセットにしているものもあるので、注意してください。
「ケンウェイ・ファミリー 3パック」はまだ発売されていないようです(8/30現在)
ややこしくて訳が分からないんですよね、正直。
内容
コナー本体、ピストルが2丁、トマホーク、アサシンブレード、弓。
右後ろに見える紙は、11月発売のゲーム「アサシンクリード4」のDLCのダウンロードコード。
日本語版で使えるかどうかは分かりません。
使えないと思っていれば間違いないかと思いますね。
素晴らしい再現度で、まさにゲームの中にいたあのコナーです。
フードでちゃんと目元に影が出来て隠れるのも良い雰囲気。
肌が成型色ではなく塗装なのがやや残念なのですが、顔の再現度が高いです。
唇がちょっと鮮やか過ぎるのと、首から下だけ肌の色がやや白っぽいのが
気になるところではあるのですが、顔の造形は良く似ています。
日本語版での浪川大輔の声が聞こえてきそう。
何も知らない人がみたらブサイクな顔のフィギュアだと思うでしょうけど、実際のゲームでも
ブサイク・・・とまでは言わないにしても、いわゆる「美形」とは程遠い顔なんですよ。
これまでのアサシンクリードシリーズのフィギュアはNECAから7インチで発売されていましたが、
今回のこれはマクファーレンからの発売。大きさは6インチサイズです。
左はNECA社製のアクションフィギュアのエツィオ。
(原作 UBIソフト製ゲーム「アサシンクリード リベレーションズ」)
見ての通り大きさが全然違います。
NECAから発売された過去作の主人公達とは、残念ながら一緒に並べることはできません。
でも6インチという事は・・・・
画像は海洋堂/ケンエレファント製、リボルテックのスネーク。
(原作 コナミデジタルエンタテインメント製ゲーム「メタルギアソリッド ピースウォーカー」)
6インチ(約15cm)ということは、大体1/12スケールくらい。つまり日本のメーカーの
アクションフィギュアと近いスケールなのです。
NECAの歴代アサシン達と並べられないのは残念と言えば残念なのですが、それ以上に
figmaやリボルテックと同じくらいのスケールというのが嬉しいですね私は。
小物を使い回せますからね。
顔以外の造形も良くできてます。質感のある造形で、細部もきちんと塗装されています。
良く出来てはいますが、気になる部分が無いわけではありません。
まず、ちょっとウォッシングが汚い部分がある事。
個体差もあるとは思いますけど、私のはお尻のローブの部分がちょっと汚い。
腰の赤い帯(?)が、腰に巻かれている部分と下に垂れている部分で色が違ってしまっています。
また、上着やベルト類は胴体と一体成型のため、間に隙間がなくて埋まってしまっています。
大きさを考えれば仕方がないという気もしますけど。
あと、青の塗装はちょっと塗装が分厚くて、ややディテールが埋まり気味なのも残念かな。
最も見た目で残念なのが矢筒
中がきちんと抜けておらず、途中で黒いフタがされてしまってます。
これなら、矢を一杯に詰めておいてくれた方が良かったですね。
同スケールの矢が何かあれば、自分で詰めてしまいたいところ。
あと肩関節もちょっと難あり。
平べったくて丸いパーツが挟まっており、ピンでその真ん中を貫通してあってここで回るという、
アメトイではよくある構造なのですが、この丸いパーツが大きい。7インチサイズのフィギュアに
使われているくらいの大きさ。
このため、丸いパーツが肩の外側に露出してしまっており、ちょっと見た目を損ねてしまってます。
肩というか上腕の上の方も大きくなっており、脇が膨らんでしまっているのが
ちょっと気になりますね。
可動
可動に関しては正直言って残念です。
まずはさっきも話題に上がった肩。
見ての通り、上に上げすぎると肩の位置がおかしくなってしまいます。
このため、見た目を考えると真横に腕を伸ばすまでが可動の限界です。
反面、画像の右腕のように脇をきちんと締める事が可能。
特に洋モノのアクションフィギュアは脇を締められない事が往々にしてあるので、
これは珍しいかも。
それにしても、何故にこんな大きな関節にしたのか。
腕はそれ程重くはないので、後述する肘関節と同じジョイントを仕込んでも充分保持できる重さだと
思うのですけどね。
肘関節はリボルバージョイントみたいなクリックのある球体関節。
大きさとしてはリボルバージョイントの8mmよりやや小さいくらい。
肘は90度ぐらいまで可動。上腕にスイング可動は無く、この球体関節の部分で回転できます。
このフィギュアの間接は、首と股関節、足首の左右接地以外は全て
クリックありの関節となってます。
手首もクリックありの球体関節。大きさは4mmリボルバージョイントよりは大きく、
6mmよりは小さいです。
自由に手首の向きを変えられます。
肩がちょっと難ありですが、上半身はまあまあ動きます。
問題は下半身なんです。
まず股関節
足を前に出すのは、なんとこれが限界です。
何故にこんなに可動範囲が狭いのか
理由はこれです。
見ての通り、太ももパーツと股間部分というかパンツ状の部分には全くと言っていい程
隙間がありません。さらに悪い事に、このパンツ状の部分は硬い材質で出来ているのです。
これでは動きませんよね。
しかし、逆に言うと隙間が全く無いのにあそこまでは動くんですよねこれ。
もしパンツ状の部分が柔らかい材質であれば、隙間が無いのにかなり動く関節に
なっていたのではないか?と思ってしまいます。
実はもうちょっと構造や材質を詰めていけば、スゴく良いものになるだけのポテンシャルが
あるのかも。
次に、このフィギュアの可動で最大の欠点を。
なんとこのフィギュア、「上 着 が 硬 い 材 質」なんです。
すそまで全部。信じられないでしょうこれ。普通のPVCよりも大分硬いです。
このため、上着のすそにぶつかるとそれ以上は動きません。
構造的には左右には結構足を広げられる「はず」なのですが、上着にぶつかってそこまで。
上着が軟質素材ならもっと動いたはずなのに、本当に勿体ない。
膝間接は90度くらいまで曲がりますが、上着のせいで股関節の可動が死んでしまっているので
あまり意味は無くなってしまってます。
左右方向には90度以上可動。人間の足首はここまで動きません、と言うか
明らかに見た目がおかしくなってますけど(笑)
という事で足首は前後左右共に接地性能は優秀です。
・・・・けど上着のせいで足の可動が死んでいるので、やっぱりあまり意味が無い。
なんで上着を硬くしたんだろう、これ。
いちおう持たせられますけど、矢が付いていないので構えられません。
手首は球体関節でグリグリ動くので、もしもスケールの合う矢があれば構えやすそうです。
トマホーク、ピストル、アサシンブレード。
同シリーズのエドワードは、収納状態・展開状態両方のアサシンブレードが付いて
いるのですが、コナーは何故か展開状態のみ。
ピストルも持たせる事は可能ですが、指をトリガーに掛けられるわけではないので
イマイチ締まらないですね。
アサシンブレードは左腕のピンに挿して取り付けます。
余談ですが、アサシンブレードというのは日本語版だけの呼び名で、元の英語では
「hidden blade」だったり。
総評
日本のアクションフィギュアと同じ6インチサイズなのは非常に良いところ。
造形は良いのですが、可動が本当に残念。
上着やパンツ部分の材質が柔らかいものだったらかなり動いていたはずなので、
なんでこんな風にしてしまったのかが理解に苦しみます。
足首の可動が優秀なのも、その思いに拍車を掛けますね。
冒頭に書いたように、コナー、ヘイザム、エドワードの3パックや、コナーの色違い版が
出るようなので、それらでこの上着の材質が変わったりしないかなー・・と密かに
期待しているのですが、どうでしょうかね。
同じ金型で材質だけ変えることなんてそもそもできるのか分かりませんけど。
以上、マクファーレントイズのアサシンクリード シリーズ1からコナーをレビューしました。
もしよろしければ、クリックをお願い致します。
クリックして頂けると、ブログ村のランキングでこのブログに票が入ります。
にほんブログ村