先日発売になった、NECAの7インチアクションフィギュア
「プレデター シリーズ9」のダッチ・シェーファー(アーノルド・シュワルツェネッガー)2種をレビューします。
NECAのプレデターシリーズは毎回1シリーズ3種で発売されており、今回はダッチ2種類の他に「ウォーターエマージェンス プレデター」というのが出ています。これは映画劇中、水の中に飛び込んだ後、透明な状態が解除されてしまっているプレデターをフィギュア化したもの。で、これは正直いらないと私は思ったので買ってません。
という事でダッチ2種だけのレビューとなります。
シリーズ8同様、このサイズながら非常に顔の造形が良くできたシュワルツェネッガーのフィギュア。映画「プレデター」劇中で印象的な、全身に泥を塗った状態をフィギュア化してくれたのが嬉しいですね。
商品名:プレデター 7インチアクションフィギュア シリーズ9
「ジャングル・エンカウンター・ダッチ」「ジャングル・ディスガイス・ダッチ」
メーカー:NECA(ネカ)
キャラクター原作:映画「プレデター」
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ジャングル・ディスガイス・ダッチ(JUNGLE DISGUISE DUTCH)
映画終盤、体に泥が付いた状態ではプレデターに発見されない事に気づき、全身に泥を塗り、ありあわせのもので武器を作り、戦いを挑む場面のフィギュア化。
内容
本体、矢x3、火薬付きの矢、たいまつ、弓、サバイバルナイフで作った槍、で、一番手前のが棒の先に火薬を付けた物。
本体
前回のシリーズ8で発売された「ジャングルパトロール・ダッチ(JUNGLE PATROL DUTCH)」や今回のシリーズ9のもう一体「ジャングル・エンカウンター・ダッチ」と、下半身と下腕は同じパーツです。手首は違いますけど。
このジャンググディスガイス・ダッチでちょっと気になるのが、体に塗られた泥と、張り付いた葉の表現。ちょっとオーバーな感じがするんですよね。モールドじゃ葉の薄さを出せないってのもあるのですが。
なんだか体がゴツゴツした岩のような、皮膚がただれてしまっているかのような、そんな感じがします。写真だと実物以上にさらにオーバーに見えてしまいますね。そもそもこんなに沢山葉っぱが付いていたっけかな?
あと気になるのが腕。前述の通り肘から下はジャングルパトロールと同じなので、肘から下だけ急に葉っぱが無くなる感じで不自然な気がします。
左腕はまだ良いのですが、右が特に不自然に感じますね。
下腕まで新規パーツの方が良かったのではないかと思ってしまいますね。
顔
泥のモールドがオーバーではありますが、顔の造形は相変わらず良くできてます。このギョロっとした目つき。映画終盤で木の幹にしがみつき、すぐ横を透明なプレデターが通り過ぎて行く場面を思い起こしました。
シリーズ8のダッチと違い、黒目は単色ではなく、黒目のふちと瞳孔がきちんと塗り分けられています。
付属品
矢はプラ製のようで硬く、曲がってしまう事はなさそう。弓の弦は軟質樹脂製で結構弾力があり、持たせて弓を引く状態にもできます。
弓についているベルトみたいな部分に矢を束ねる事ができます。
劇中ではこの状態にして肩に掛けて持ち運んでいました。
・槍
どちらもプラ製なのか硬いです。火薬の方は、巻かれたひもが塗り分けられていないですね。ひょっとしてエラー品かも。
関節の可動範囲はもう一つの「ジャングル・エンカウンター・ダッチ」とほぼ同じなのでこちらは省略。
ジャングル・エンカウンターダッチ(JUNGLE ENCOUNTER DUTCH)
続いてもう一体の方。
映画の終盤、全員で罠を作る場面からこの格好だったかな?
内容
本体、アサルトライフル、ハンドガン、ナイフ。付属品はシリーズ8の「ジャングルパトロール・ダッチ」と同じものです。
本体
ベストは接着されていません。ベストの下の上半身もちゃんと造形されています。
ベストを取り外せば上半身裸にできますね。ただ、ベストを壊さずに取り外すのは難しそう。腕が外せるならできそうではあるのですが。
実は私、このジャングルエンカウンターは買うかどうか悩みました。ジャングルパトロールと胴体が違うだけで付属品は同じ。顔の表情も同じじゃな・・と。でも他の人のレビューで上半身裸にしているのを見て、
「シュワルツェネッガーのフィギュアだからな。上半身裸にできるのはやっぱり抑えておくべきか。」という理由で購入を決めました(笑)
やっぱり筋肉ムキムキで暴れまわってこその人だと思うので。
でもこれ、壊さずに外すのは無理そうな気がします。流石に腕を通そうとするとちぎれるんじゃないかと。
可動範囲など
一言で言うと「シリーズ8のジャングルパトロール・ダッチと同じ」なんですが、シリーズ8をレビューしていないので解説します。
(※10/1追記 シリーズ8もレビューしました。レビュー:NECA (ネカ) プレデター シリーズ8)
figmaやリボルテックと言った日本のメーカーのアクションフィギュアに比べると可動はイマイチです。
ジャングルディスガイスと同様、こちらも黒目はきちんと塗り分けられている・・・のですが、なんだかシリーズ8に比べて顔が本人に似ていない印象、と私は思うのですがどうでしょうか?
・脚部
ここまで開脚可能ですが、股関節の隙間が不自然で目立つんですよね、相変わらず。ズボン履いているキャラの股関節は鬼門ですね。
足首の前後可動。ここも良く動きます。足首の根元はロール可動ですが、途中にボールジョイントが入っていてここで動きます。見た目もなかなか自然でいい感じです。
脚部は結構動きますが、腕の可動がイマイチなので武器の構え方が結構限定されてしまうんですよね。
武器
前述の通りシリーズ8のジャングルパトロール・ダッチと同じです。アサルトライフルの銃口やグレネードランチャーの銃口に穴が空いていないのも同じ。
ハンドガンは右腰のホルスターに納める事も、手に持たせる事もできます。
ナイフは左腰の鞘に・・・・とここで悲しい事実に気がつきました。鞘が無い。不良品ですね。本来は右の「ジャングルパトロール・ダッチ」同様に鞘があるはずです。
※11/3追記
買ったショップで交換してもらえましたので、鞘の画像追加。
シリーズ8の「ジャングルパトロール・ダッチ」との比較
前述の通り、付属品は同じ。胴体が違うのみ・・・と思っていたのですが、撮影していて気が付きました。実は顔がちょっと違う・・・・かな?
左が今回のジャングルエンカウンター。右がシリーズ8のジャングルパトロール。
こちらは上が今回のジャングルエンカウンター。下がシリーズ8のジャングルパトロール。今回は口元がちょっと曲がっていると思う・・・けど気のせいか?
やっぱりジャングルパトロールの方がシュワルツェネッガーに似ていると私は思います。
総評
良くも悪くもいつも通り。
造形はよくできているけど可動はイマイチ。日本のメーカーのアクションフィギュアのように良く動いてくれたら言う事ないんですけどね。
ただ、映画終盤の全身に泥を塗ったあの姿のフィギュアを出してくれたのは本当に嬉しいですよね。あとは、他の登場人物も出して欲しいところなんですけど、他の人物はシュワほどの売れ行きは見込めなさそうだと思うので難しいでしょうか。
と言う事で、シリーズ9のダッチ2種のレビューでした。
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