レビュー:EXQフィギュア矢澤にこ(ラブライブ!)

1/9ごろからゲーセンニ登場となったプライズフィギュア。
μ’sの水着EXQフィギュアの最後の1体、にこをレビュー。「cutie panther」のジャケット絵で着ている水着がモチーフ。

商品名:EXQフィギュア矢澤にこ

メーカー:バンプレスト(バンダイスピリッツ)

キャラクター原作:「ラブライブ!」

全体

例によって台座にフィギュア本体を差し込むのみの組み立て。
ダボの差し込みが9体の中で一番スムーズです。

肌が成型色でそれ以外は塗装という仕様。

他のμ’sメンバーと並べて

※他のメンバーのレビューは以下
EXQフィギュア東條希
 EXQフィギュア絢瀬絵里
 EXQフィギュア星空凛
 EXQフィギュア西木野真姫
 EXQフィギュア小泉花陽
 EXQフィギュア園田海未
 EXQフィギュア南ことり
 EXQフィギュア高坂穂乃果

やっと9人勢揃いです。本当は横1列に9人並べられると良いのですが、撮影するスペースの都合2列に並べてます。
にこにーは9人中最も身長の低いキャラ(設定154cm)。このフィギュアでも身長は最も低いです。

2番目に身長が低い(設定155cm)の凛ちゃんと、真姫ちゃん(設定161cm)と並べて。どちらも爪先立ちのポーズなので身長差が分かりやすいと思います。
9人全員、だいたい設定どおりの身長差となっています。

各部

髪は塗装で、黒に近いグレーの上から薄っすらと少し明るい色がハイライトとして吹かれています。後頭部・ツインテールの頂点付近・前髪を中心に吹かれていますが本当に薄っすら。遠目に見ると単色と大差なく、画像だとほとんど分からないでしょう。

この画像だと、後頭部の辺りだけ少し明るいグレーなのが分かるでしょうか。

これまでの同シリーズのフィギュアのレビューでも度々書いていますが、コストが厳しいプライズものではこういったグラデーションはそこまで丁寧に吹くのは無理だと思うので、このくらい薄いグラデーションくらいが品質が安定すると思います。

ツインテールの根元に付けられている花。他のキャラにくらべるとちょっと難アリです。
花の中心の雌しべや雄しべの部分が、花びらにペタっとくっ付いてしまっています。
この花はツインテールを結んでいる紐の部分と一体のパーツになっています。このため抜きの関係でこんな形状にせざるを得なかったのではないかと思います。

顔。すごく良く似ているのですが、目を開いたまま歯をニっとしているのが違和感。
「にっこにっこにー」の「にー」の時っていつも目を閉じているし、それ以外でこのポーズをとっている時は目を開いていても口はニっとしてないような印象。(そうじゃない絵ってあったかな?)
なのでむしろ、にこよりもその声優であるそらまる(徳井青空)を連想します。

「cutie panther」のジャケット絵を見た時も思いましたが、貧相な体なのに際どい水着(笑)
水着の部分は肌が露出している部分とはパーツが分割されているので、塗分けは綺麗。胸元の黄色い三角の金具?も別パーツのようで、塗分けも発色も綺麗です。
ライブ衣装のような派手さはない水着ですけど、こういった部分をきちんと別パーツにしてクオリティを安定させているのは好感。

曲げた指の側面側はちょっと厳しそうですが、にっこにっこにーのポーズの指もしっかり造形されています。

このフィギュアで残念なのがパーティングラインがかなり残ってしまっている事。
パーティングラインはきちんとヤスリで処理されているものの、段差が薄っすらと残ってしまっている部分があるのはこれまでの8人もそうでした。このにこは特にそのラインの段差の残りが多い。右脇側はそうでもないのですが、左側はかなり残ってしまっています。
別にヤスリの処理が他の8人より甘いわけではなく、どうもラインでの段差というかヒケが大きいようです。
パーティングラインの段ズレは多少の個体差もあるだろうと思うので、私が入手したものがたまたま特に酷かったという可能性もあるとは思います。