レビュー:NECA プレデター シリーズ4(シティハンター、シャーマン、ボア)


過去のNECAプレデターをレビュー。
今回はシリーズ4。「プレデター2」より主役の「シティハンター」のマスク無し版、劇中最後に登場するロストプレデター達から「シャーマン」と「ボア」の3体。

商品名:プレデター 7インチ アクションフィギュア シリーズ4
「シティハンター」「シャーマン プレデター」「ボア プレデター」
メーカー:NECA(ネカ)
キャラクター原作:映画「プレデター2」(製作:20世紀フォックス映画)

シティハンター
まずは主役であるシティハンターから。


造形は非常に良く出来ていて素晴らしい出来栄え。成型色ベースの肌、各部の装備の塗装も良い質感です。
シティハンターは第1作「プレデター」のジャングルハンターとは大きく異なるため、素体は新規。シリーズ3までのプレデター達とは違い股関節が球体ジョイント、膝は2重関節となり見た目も可動範囲も向上。
後にジャングルハンターはシリーズ8でリニューアルされましが、これはこのシティハンター素体の関節構造が取り入れられてます。

この後紹介するシャーマンやボアを初め、後のシリーズのロストハンター達はこのシティハンターの素体を流用して作られています。

1つおことわりしておかなければならない事が

本当は右腰にポーチのようなものが付いているのですが、開封直後に紐が取れてしまいそのまま紛失してしまいましたので付いていません。


これは後に発売されたマスク付きシティハンターの写真。このポーチが本当は付いています。これを外して取り付けて写真撮ろうかとも考えたのですが、うっかり千切れてもイヤなので辞めておきました。


そのマスク付きシティハンター(ミッドクロークバーサーカーとの2パック)と比較。色は全く同じです。
ちなみにシリーズでもマスク付きシティハンターは単品で発売されましたが、そちらは未入手。

頭部


素晴らしい造形で、劇中のプレデターの顔をよく再現しています。ホットトイズのシティハンター2.0版よりこっちのNECAの方が似ていると思います。頭の複雑な模様も、この大きさながらしっかりと塗装されていますね。
ウォッシングがされておらず皮膚のしわのディテールがあまり目立たないので、自分でウォッシングしてやるとさらに引き立ちそうです。


可動については、首と頭の間にボールジョイントがあるのみで、首の根元には可動はありません。まあいつものNECA仕様です。少しは上を向く事が可能。

胴体


肌の質感も良いですが、各部のアーマーの塗装の質感も良いです。シティハンターはところどころ青さびのような色があるのが特徴。
胴体だけに限らずアーマーに所々この青さびのような色が入っています。


鱗みたいな形状の鎧は、ジャングルハンターには無いシティハンターの特徴。この鱗みたいなディテールもシャープに造形されています。


プラズマキャノンはレールに沿って動きます。


プラズマキャノンの根元はボールジョイントで、僅かに向きに角度を付けられます。



リストブレイドは伸縮可能。


肩関節の可動範囲。腕を上に上げるのはこの画像が限界。胴体側に鎧がある関係で、左腕の方が僅かに上にまで上がります。左右どちらの腕にしても、ジャングルハンターより上まで上がります。


肘はやはりこのくらいまでしか曲がりません。NECAのプレデターで改善して欲しい部分の一つです。


左下腕のリストコンピューターは開閉不可能。NECAのプレデターは後のシリーズ14まで開閉ギミックがありませんでした。

腰周りと脚部

ジャングルハンターとは異なり、胴体が腰パーツの中に入っている構造。このため腰を回転させても、ジャングルハンターのように胴体が腰からはみ出ておかしな見た目になる事はありません。
(ジャングルハンターの腰についてはシリーズ8のレビューを参照。)
何でシリーズ8のジャングルハンター新素体もこうしてくれなかったのだろう・・。


腰と胴体はボールジョイント接続なので、回転だけではなく僅かに屈可動もできます。ここもジャングルハンターより優れているところ。


腰は軟質樹脂製のアーマーがあり、その上から前後のアーマーを付けているという構造。この前後のアーマーはゴム紐で繋がっていて、このゴムの弾力で止めてあるだけです。矢印で示した凸部分でゴムがずれないようになってはいますが、気がつくとちょっと上までゴムがずり上がってしまう事がありますね。

こんなゴムなんて使わずに前後アーマーは素直に接着で良かったのではないかと思います。それとも実物もこうだったのでしょうか?


左右のアーマーは本来腰の軟質樹脂アーマーと繋がっているデザインだと思いますが、このNECAのフィギュアは太ももにアーマーがくっ付いており、軟質樹脂アーマーはその下を通っているという構造です。

可動させた時の事を考えると、どっちかというと太ももにアーマーが付いている方がカッコ良いかと思います。しかし腰の軟質樹脂部分とアーマーが繋がっていて、かつ太ももにアーマーがくっ付いていると可動範囲が制限されてしまいます。なのでおそらくこういう構造にしたのではないかと推測。


右もものアーマーにはディスクを収納出来ます。このディスクの取り付けには余計なピンなどがなく見た目が綺麗な反面、ただ丸い部分にはめ込んでいるだけなのでディスクが外れやすいです。両面テープかピットマルチあたりで留めておいた方が良いでしょう。


そのディスク。
私の入手したものはウォッシングがちょっと汚いですね。


指に引っ掛けて持たせられます。


股関節は、NECAプレデターではこのシリーズ4から採用となった球体関節。足を左右に開くのは画像が限界。ここまで開くと足首は接地出来ません。


足首の接地はここまで。もう少し動くと股関節の可動範囲をより生かせたのですが。


ジャングルハンターと違ってお尻が丸見えなデザインなので、脚との分割がちょっと気になります。
でもこればっかりはどうしようもないかな、と思いますね。ホットトイズもこんな感じだったと思いますし。


膝関節の曲げと、太ももを上に上げる限界はこのくらいです。ジャングルハンターのボロ切れ程腰周りがタイトではないので、太ももはジャングルハンターよりも上に上げられます。


左スネのネットランチャーは残念ながら取り外しは出来ません。


シリーズ8以降のジャングルハンター素体と構造はほとんど同じなのですが、肩が少し上まで動く、腰がボールジョイントで屈可動可能で見た目もおかしくならない、腰周りのデザインの違いから太ももが少し上まで上がる、という点でほんの少しシティハンターの方が優れています。

とはいってもやっぱり上半身の可動はイマイチです。
胴体はこれ以上可動させようと思ったら見た目が犠牲になるのでまあ良いとして、肘は大して曲がりませんし、プレデターは首の根元に可動を仕込みやすいデザインなのにそれも無し。
造形が良いだけに、これで可動も良かったら・・・と思いますね本当。

※追記
後のシリーズ14のAVPプレデターからNECAのプレデターはようやく国内メーカーの可動フィギュアに負けないくらい可動するようになりました。
このAVPプレデターと同レベルの可動構造となった新素体、頭部はマスク有り・無し両方付属、手首複数種やネットランチャーを持たせる事も可能の「アルティメット・シティハンター」が発売しています。
今からNECA7インチのシティハンターを欲しいという方は、こちらの方がオススメです。と、言いますかもはや旧版は入手困難なので選択肢は無いと思いますけど。

ボア プレデター
 
続いてボア


シティハンターと、と言いますかそれまでに発売されたNECAプレデターと違って肌は塗装です。手にした時にがっかりした覚えがあります。
肌は成型色の透明感があったほうが質感が良いと思いますし、何より同じシリーズで何で統一しないのかと。こういうところがアメトイは大雑把なんですよね・・。最初からNECAのプレデターの肌が全部塗装だったらそれはそれで別に良かったのですけど。

とまあ、他プレデター達と肌の質感が統一されていないという点は気になりますが、その1点を除けば見た目はやっぱり非常に良い出来。
そもそも元の撮影用スーツの写真なんてほとんど残っていないらしいので、細かい部分は分からないのでしょうけど・・・・・・そう、映画劇中にはほんの少ししか出てこない「ロストハンター」達がまさかの商品化という事で当時は驚き、興奮したものです。
ロストハンター達はファンの間であだ名が付いていましたが、NECAのフィギュアの商品名はそのあだ名とは異なるものが殆んど。このボアだけは、ファンのあだ名と同じ名前となっています。

本体は先のシティハンターの流用なので可動範囲は同じです。

頭部
 


顎が突き出している、シティハンターと似たシルエットのマスク。目がメッシュ状になっているのも同じ。
シルエットは同じですが頬にメカニカルなスリットがあったり、オデコに装飾的な意匠があったりと結構印象が違います。私はシティハンターよりこっちの方がカッコ良くて好きですね。

胴体
 


胴体は鎧を装備しておらず、胸に皮製の胸当てみたいなのを付けているのみ。シティハンター素体はジャングルハンターと違って鎧が別パーツなんですね。


 


左腕はシティハンターと全く同じですが、右の下腕はリストブレイドがありません。実はこの下腕、よく見ると左腕と全く同じもの。
このため後ろ側にリストコンピュータの四角い部分があります(笑)
こんな作りなのも、劇中ではほんの少ししか写らないキャラクターならではでしょうか。


 


腰は軟質樹脂のアーマーはシティハンターと同じ。
しかしその上に付く前後のアーマーはありません。胴体同様、腰も身軽な感じです。

 
脚部
 

脚部はシティハンターと同じですが、左スネのネットランチャーはありません。

シャーマン プレデター
 
続いて「ヒッピー」ことシャーマン。


これも本体はシティハンターの流用。そしてこれも肌は塗装となっています。

見た目と「シャーマン」という名前から、エルダーに続く副官・ナンバー2みたいな位置づけなのかな、と私は勝手に思っています。肌がグレーなのも共通してますよね。ファンの間のあだ名は「ヒッピー」でした。「シャーマン」の方がカッコ良いかな。

頭部
 


シティハンターの流用なのですが、髪に特徴があります。髪が他のプレデターよりも長く、輪っか状の飾りが殆んど付いていません。


髪は後ろで縛っています。プレデターにも髪型の文化があるのかな、と匂わせますね。

胴体


シャーマンも鎧を着けていません。首の部分は他のプレデターのような蛇腹状のものではなく、布切れを巻いています。



下腕には鎧が無く、ここも布切れを巻いていますね。左肩はシティハンターと同じ肩アーマーの上から、さらにアーマーが。これはジャングルハンターの左肩アーマーの上半分と同じものですかね。


右腕も下腕は布切れ。肩はシティハンターと同じ。この布切れも地味に良い質感が出ています。

腰周り


シティハンターの軟質樹脂パーツの上から布切れを付けているというデザインなんですが、腰のパーツはシティハンターと共通ではなく新規パーツ。この大きな布切れも含めて一体となったパーツです。


布切れの下から右ももアーマーのディスク収納部が覗いていますが、これは腰の布切れと一体成型。なので右ももアーマーはももではなく腰に繋がっている構造。このためシャーマンの腰パーツは結構分厚い為、軟質樹脂とは言ってもあまり曲がらず、他のプレデターより股関節の可動が少し劣ります。


脚部はシティハンターと同じですが、やはり左すねのネットランチャーはありません。

武器


骨のようなものが付いており、その先に刃。
刃はよく見るとジャングルハンターのリストブレイドだったりします。


シャーマンはその名の通り、あまり戦闘シーンというのが想像できないキャラクターだと思います。
この武器、簡単に折れそうですし(笑)
装備を全然付けていないところからして、やっぱりこれは装飾的な意味合いのものなのでしょう。

プレデターは単なる野蛮な殺戮者ではなく、独自の文化を持った異星人であるところがキャラクターとしての魅力。
第1作「プレデター」でマスクやプラズマキャノンを捨てて勝負を挑んでくる場面からそういう描写はありましたけど、2作目「プレデター2」はよりその部分が掘り下げられましたよね。妊婦を殺さなかったり、ロストハンター達がハリガンを殺さずにピストルを渡して去っていったり。そんなプレデターの文化の、劇中では描写の無い一端を感じさせてくれるキャラクターだと思います、このシャーマンは。

総評
シリーズ8と同じで造形は非常に良いけど可動は今一歩足らない。このシリーズ4からやっとまともに「アクションフィギュア」といえる
レベルにはなったわけですが、それでも日本のフィギュアに比べるとまだまだ。

シリーズ14のAVPプレデターからようやく国内メーカーの可動フィギュアに負けないくらいの可動範囲になり、これと同レベルの可動範囲の新素体でシティハンターとジャングルハンターは「アルティメット」として付属品も豊富で再商品化が決定しています。シティハンターに関してはもう、そちらを購入される方がベターだと私は思います。
(旧素体は胸と腹の間の可動が無いので、そこの見た目に関してはアルティメットより優れていると言えなくもないですが。)
旧版は入手困難ですし、あってもボッタ値ですからね・・・。いちおう下記に売っている店のリンクを貼っておきますが。

しかしロストハンター達は流石に再商品化は厳しいかな・・・?と思います。もし新素体でロストハンターも再商品化されたら嬉しいのですし、最近のNECAのプレデターの商品化の調子の良さを考えたらひょっとして・・という気がしなくもないですがまあ微妙なところです。
NECAに限らず今後ロストハンター全員が商品化されることなんてそうそうないでしょう。その辺を考えると、ロストハンター達はシリーズ14から見れば旧素体とはいえ押さえておいても良いのかもしれません。

以上、NECAのプレデター シリーズ4のレビューでした。

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