レビュー:S.H.フィギュアーツ 絢瀬絵里【僕らは今のなかで】(ラブライブ!)

figmaの絵里プライズのスノハレ絵里に続くエリーチカ月間3体目、S.H.フィギュアーツのエリチをレビュー。
TVシリーズ1期オープニング「僕らは今のなかで」衣装の3体目の商品化。


商品名:S.H.Figuarts 絢瀬絵里(僕らは今のなかで)
メーカー:バンダイ
キャラクター原作:アニメ「ラブライブ!」

S.H.フィギュアーツ 絢瀬絵里(僕らは今のなかで) 約130mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

新品価格
¥1,500から
(2017/12/17 19:39時点)

内容


本体、交換用顔パーツ3種、交換用手首一式、スタンド、と今までのラブライブのS.H.フィギュアーツ同様のシンプルな内容。

本体


仕様は今までの「僕らは今のなかで」衣装のS.H.フィギュアーツと同じく、肌と胴体のホワイトは成型色。
メーカー公式の画像と比べて大きく変化はありませんが、髪の色が若干淡い感じがしますね。

各部

各部部分について解説。例によって可動範囲は基本的にfigmaに近いので、特徴的な部分だけをピックアップして解説します。

頭部


耳の後ろの長い房は、figmaと違って頭部本体と一体になっているため合わせ目がありません。反面、figmaと異なり軟質素材ではないので折らないように注意が必要。もっとも、位置からして何かをぶつけたりしない限りまず折る事はないと思います。顎をいっぱいまで引いても襟に軽く接するくらいですし。


ポニーテイルは当然ながら頭部とリボンとの接続部でポールジョイント可動しますが、さらにポニーテイルとリボンの間でも回転可動ができます。画像はポニーテイルを外した状態。


画像ではほとんど分からないかと思いますが、これまでに出た「僕らは今のなかで」のS.H.フィギュアーツ 西木野真姫S.H.フィギュアーツ 矢澤にこと同じく、首だけは肌色が成型色で質感が異なるのが残念なポイント。


顔は今回も計4種付属。これは通常顔。
ちょっとドヤ顔っぽいというか、自信に満ちたようなニュアンスがあるのがエリチらしくて良い感じ。


目を少し細めた優しい笑顔。figmaのエリチの通常顔に目の表情が似ています。
表情のチョイスも、顔自体の出来も良いです。


笑顔。これはメーカー公式画像とちょっと印象が違います。
口のピンクと歯の塗りわけラインがちょっといい加減で、歯の少し下までホワイトになっています。正面から見てその塗りわけラインが直線になってしまっているために、口の開け方の表情がちょっと違って見えますし、歯が不自然に見えます。
これなら今までに出たS.H.フィギュアーツの真姫ちゃんやにこにーのように、歯が造形されていないほうが良かったと思います。

加えて、開いた口の中がきちんと開口されていたfigmaを見た後だと、開口されていないS.H.フィギュアーツはちょっとイマイチに感じます。まあ真姫ちゃんやにこにーもそうだったんですけどね。


目閉じ顔。S.H.フィギュアーツのラブライブでは割と定番となっていますね。
「僕らは今のなかで」でエリチが目を閉じている場面がありますので、妥当なチョイス。静かなポージングと合わせて使いましょう。

胴体


発売前から思ってはいましたが、残念なのが赤いベルトが胴体と一体で、胸の下も胴体とベルトの間に隙間が一切無い事。胸が平らなにこは問題なし(笑)として、真姫ちゃんくらいならまださほど目立つ部分ではありませんが、エリチの胸の大きさだとやっぱり不自然ですよね。もっともこのサイズでベルトと胴体を別パーツにしたら強度がもたないとは思うのですけど・・・。


にこっちや真姫ちゃん同様、やっぱり背中には分割線が出てしまっています。


肩関節は今回も引き出し式。
真姫ちゃんやにこっちと違いエリチは袖が短いせいか、上腕と袖の間での回転可動が無いようです。温めても動きませんでした。という事で、袖の根元でしか回転出来ません。
S.H.フィギュアーツはfigmaと違って肘が回転出来ないため、ちょっとポーズが付け難い。腕を回そうとすると袖も回ってしまう。


引き出し式関節とは言っても、エリチは胸が大きいためにあまり腕を前に出せません。
ふと、2期4話「宇宙NO.1アイドル」で希が車の間を通れなかったのを思い出しました(笑)

※1/30追記・訂正
実は胸の大きさはあまり問題ではなく、襟が大きくて引っかかってしまうのが原因で腕が前に出せません。後に発売されたS.H.フィギュアーツの東條希は、胸のやや上や下なら腕を結構前に出せます。


腰の可動はやはり回転のみです。


「僕らは今のなかで」衣装のエリチはカボチャパンツみたいな短パン。可動の構造自体はごくオーソドックスな分割と構造で、股関節ボールジョイント+ももの中でロール回転可動。
短パンと太ももは別パーツなんですが、ここで回転可動は無いようです。


エリチはスカートが3枚重なっているデザインですが、下2枚は一体成型。本当に3枚にされたら可動範囲が狭まるのでこの構造は正解だと思うのですが、一体であるがためにスカートの隙間が埋まってしまっているのがちょっと残念ですね。ほんの少しで良いので彫りこんでくれたら良かったのですが。


3枚重ねともなると可動の妨げになりそうに思えますが、下2枚は左半分しかないデザインですしスカートの材質も他のキャラより柔らかいので、思いのほか可動の邪魔にはなりません。


ブーツ部分は真姫ちゃんやにこと同じパーツのようです。やはりブーツだけはややツヤがあり、質感の違いが出ています。


可動については、「袖と上腕の間の回転可動が無い」「あまり腕を前に出せない」という点以外は真姫ちゃんとほぼ同じ可動範囲です。

付属品

手首


手首パーツのほとんどは真姫ちゃんやにこっちと共通。エリチで新規に付属となるのは画像の一番下とその上の2種類です。
人差し指と中指を揃えている手首。まあ微妙な表情違いの手首パーツというところでしょうか。

スタンド


これもにこっちや真姫ちゃんと同じハート型。エリチのサインが入っているという仕様です。

他のラブライブのfigmaやS.H.フィギュアーツと比較

S.H.フィギュアーツ 西木野真姫、矢澤にこと比較


「僕らは今のなかで」衣装もこれで3体目。ユニット「Bibi」の3人が揃いました。真姫ちゃんはちょっと背が高いかな?と思っていましたがエリチよりは僅かに背が低いです。ちゃんと身長差が再現されていると言って良いのでは。


ホビーベースのトラスセットとPCのモニタを並べてステージ風に撮ってみました。

※追記 9人揃ったので全員で比較


東條希星空凛小泉花陽高坂穂乃果(僕らは今のなかで)園田海未(僕らは今のなかで)南ことり(僕らは今のなかで)
も発売となり、9人全員が揃いました。完璧ではないですが、大体設定身長準拠の身長差となっているようです。

figmaの絢瀬絵里と比較

皆さんお待ちかね?の比較です。

figmaと「僕らは今のなかで」のS.H.フィギュアーツはスケールが同じくらいのようだ・・と思ってはいたもののまだ両方で商品化されたキャラがいませんでした。そして初めて「両方で商品化のキャラ」となったわけですが、見ての通り身長もサイズ感もほぼ同じ。若干figmaの方が腕や足がムッチリしているという造形バランスの差異はありますが、スケールは全く同じと言って良いでしょう。


胸はS.H.フィギュアーツの方が大きいです(笑)


顔を比較。S.H.フィギュアーツの方がやや顔が丸くて目が少し大きめ。好みは人それぞれだと思いますが、どちらもきちんと絵里だと思います。作画の違い(笑)くらいの感じではないでしょうか。

figmaとS.H.フィギュアーツで頭部や表情の交換は出来るか?

まず、首の軸がS.H.フィギュアーツの方が細いため、そのままでは交換は出来ません。
「片方がfigmaに合う軸径・片方がS.H.フィギュアーツに合う軸径」という関節パーツを作る必要がありますね。
「関節技スリムジョイント」の軸を片方削って細くすれば作れそうな感じはしますが・・・・後でやってみます。

じゃあ顔パーツだけ付け替えする事はどうか?
結論から書きますと無理です。

左がS.H.フィギュアーツ、右がfigmaの顔。
S.H.フィギュアーツは顔パーツ側が凸のピン、figmaは逆に凹になっているのでS.H.フィギュアーツの顔とfigmaの頭部では凸と凸なので無理。じゃあfigmaの顔をS.H.フィギュアーツの頭部に何かで貼り付けてしまえば使えないか?と考えますよね。ところが両者の顔パーツは厚みが全然違うのでやっぱり使えません。

figmaの顔をS.H.フィギュアーツの頭部に取り付けるとこうなります↓

ギャグですね(笑)
頭が異常に前後に薄くなってしまいます。

という事でS.H.フィギュアーツとfigmaで表情を交換しようと思った場合、頭部ごと付け変えるしかないと思います。幸い頭部の大きさはほぼ同じなので、前述の首関節を何とかすれば違和感無く付けられそうだとは思います。
そうなった場合、問題なのはポニーテイルの根元。「僕らは今のなかで」衣装では赤いリボンですが、普段のエリチは違う。S.H.フィギュアーツはこのリボン外せますけど、figmaは頭部と一体で外せない。
S.H.フィギュアーツの頭部をfigmaに使おうと思った場合、リボンを外して代わりのパーツを自作すれば組み換え可能にできそうですが、figmaの頭部をS.H.フィギュアーツに使おうと思った場合はポニーテイルの根元を改造する必要がありますね。

総評

真姫ちゃんやにこっちと同じく、可動はちょっと残念な部分があるのは相変わらず。
その2体がニーソックスと太ももの間でロール可動が無かったように、やっぱりエリチも短パンと太ももの間で可動は無い。腰もやはり回転可動しかありません。少しだけでも腰で屈可動出来ると良いのですけど・・。
とは言え、それでも可動については及第点、充分に動くとは思います。そこも相変わらず。

造形についても、腕や足の肉感だとか細かなバランスの取り方はまだ若干figmaに劣ってはいますけど充分な出来だと思います。口開け笑顔はちょっと歯の塗りわけが残念ですけど、他の顔は表情のチョイスも出来栄えも良いです。
もうS.H.フィギュアーツは完走が確定してますけど、これから出るキャラも、figmaとスケールが合っていると良いのですが・・。

以上、S.H.フィギュアーツのエリーチカのレビューでした。

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