レビュー:figma 高坂穂乃果(ラブライブ!)


いよいよfigmaでもラブライブ!
第1弾である穂乃果ちゃんをレビューします。

商品名:figma 高坂穂乃果
メーカー:グッドスマイルカンパニー/マックスファクトリー
キャラクター原作:アニメ「ラブライブ!」

本文中にも書いていますが、上の画像のウインク顔はグッスマオンライン予約分のみの特典であり、一般販売版には付属しないので注意してください。

【特典】figma ラブライブ! 高坂穂乃果(GOOD SMILE ONLINE SHOP予約特典 付)

新品価格
¥7,514から
(2023/6/11 19:24時点)

内容


本体、表情2種、交換用手首パーツ一式、パンを持った手首、ペンライト(サイリューム)、マイク、鞄、figmaスタンド。そして画像左下がグッスマオンライン予約特典のウインク顔。
通常の店頭販売分にはこの顔パーツは付属しません。

本体


いつもながらメーカー公式画像のデコマスと遜色ありません。
制服はセーターもその下のブラウスも基本的に成型色、一部塗装となっています。

S.H.フィギュアーツと比較

S.H.フィギュアーツのラブライブは「START:DASH」と「僕らは今のなかで」の2種類がありますが、前者はfigmaよりスケールがやや大きく、後者はfigmaと同スケールと言って良いです。

START:DASH衣装のS.H.フィギュアーツと比較


先に発売されているS.H.フィギュアーツの穂乃果(START:DASH)と比較。
残念な事に、目に見えて分かるくらいに大きさが違います。
穂乃果の身長が157cmでS.H.フィギュアーツは頭頂まで約13cm、ほぼ1/12スケール。対して、figmaはそれよりも小さめで頭頂までで12.5cm。スケールにして約1/13です。

という事で残念ながら、figmaとSTART:DASH衣装のS.H.フィギュアーツを組み合わせたり、頭部を交換するという楽しみ方は出来ません。


figmaの方が顔の輪郭が丸みを帯びています。

「僕らは今のなかで」のS.H.フィギュアーツと比較


S.H.フィギュアーツの高坂穂乃果(僕らは今のなかで)と比較。こちらはfigmaとほぼ同じサイズとなっています。頭部サイズも同じくらいですし、figmaには無いドヤ顔があるので首のジョイントを何とかしてfigmaに差し替えてみたくもなりますが、この衣装はイヤリングをつけているのでそうもいかないのがなんとも歯がゆい。

他のfigmaと比較


後から発売になったfigmaの絢瀬絵里と比較。
当然ながら絵里の方が身長が高いです。どちらも同じ制服姿ではありますが、共通のパーツは腕や足首くらい。体型に合わせてほとんどのパーツは専用のようです。これは絵里と穂乃果だけではなく9人全員がそうです。

9人全員で並べて

pa199088
figmaの南ことりfigmaの園田海未figmaの星空凛西木野真姫figmaの東條希小泉花陽矢澤にこも含めて比較。

figmaのμ’sは同じ制服ながらパーツの使いまわしはあまり無く、きちんと身長や体形の違いが再現されています。

後発のラブライブシリーズの主人公達と並べて


真ん中の「ラブライブ!サンシャイン!!」の高海千歌、そして右の「ラブライブ!スーパースター!!」の澁谷かのんと比較。
スケール感は同じですが、設定身長では穂乃果157cm、千歌157cm、かのん159cmなので、千歌だけちょっと高めという事になります。
μ’sの9人はパーツの使いまわしがほとんど無くて各キャラクターの体形や身長差が再現されていましたが、後発のAqoursの9人はパーツのほとんどが使いまわしで体形や身長差はきちんと再現されていません。

各部

各部分について解説。可動については基本的にはいつも通りのfigmaの構造なので、特徴的な部分だけ解説してます。

発売前から分かっていたことですが、表情には真顔というかいわゆる「通常顔」がありません。

笑顔。
S.H.フィギュアーツの穂乃果の笑顔よりもやっぱりこっちの方が私は穂乃果らしいと思います。目のキラキラした感じが良いです。


衝撃顔。
リアクションの大きいところが穂乃果は可愛い。これも劇中イメージで良い出来。


他キャラクターと組み合わせて色々と遊べそうな表情。


まんぷく顔。
幸せそうでもあり、へろへろ~っとしてやる気が無い顔のようにも見えます。


「まんぷく顔」と表記されていながら、公式の画像ではこの顔でパン食べている画像が無いですよね。
癒されます(笑)


ジャイアンリサイタルみたいな(笑)
この顔はいろいろと使い道が多くて良いチョイスだと思いますね。


ウインク顔(グッスマオンライン通販特典)。
通常販売分には付いていませんので注意。

頭部


髪の造形はS.H.フィギュアーツに比べるとシャープではありません。だからといって見栄えが悪いというわけではありませんけど。


「ほのまげ」ことサイドポニーテールはボールジョイントで可動して動きを付けられます。


初音ミク2.0以降の肘関節なので肘でも回転可能ですが、上腕も袖との間で回転可能です。

胴体


背中の部分だけ微妙に色が違うのがお分かりになるでしょうか?背中だけが胴体と一体で、セーターは上から軟質のパーツが被さっている構造になっています。figmaのひだまりスケッチの「ゆの」や「宮子」なんかと同じような構造です。


これにより、見た目では腰に分割はありませんが腰で可動します。反面、成型色である軟質部分に対し、背中だけ塗装なので微妙に質感が違っているのが欠点ではあります。でもやっぱり、それでも腰が可動した方が良いですね。可動フィギュアはやっぱり胸の下よりも腰で可動が欲しい。

下半身

画像を撮り損ねてしまったのですが、腰に引き出し式の関節があります。スカートの中身が少しだけ下に引き出せるようになっています。本当に少しだけですけど。


引き出せば、スカートに邪魔されずに脚を前に出せます。なのでこのように座ることが可能。
画像で座っているのはWAVEのビューリックス筐体のプラモの椅子。


ただ、座れるとは言っても画像のようにスカートが切り込みの部分で不自然になるので見た目に難アリ。
付属品が少ないので、ガルパンのfigmaみたいに座り用のスカートを付けて欲しかった気もします。

付属品

付属品は手首こそ豊富ですが、他はあまりボリュームが無いので何だか寂しい感じもします。

手首


非常に豊富な手首パーツなんですが、狐の影絵みたいな手首が謎です。「にっこにっこにー」かと思いきや、そうではない。


その狐の影絵みたいな手首は、指の間が埋まってしまっていて見栄えが悪い。劇中で見た憶えも無く、指の間が埋まってしまうようなポーズの手首を何でわざわざ付けたのでしょうね?

※追記
あとから気が付きましたが、「START:DASH」の振り付けでこの手があったようですね。

マイク


劇中では夏服で使った事はだぶん無いマイク。附属品のネタが無かったのかな・・。形状からして、2期1話で生徒会長として講堂で話す場面のもの。


制服でマイクだと何だかカラオケを連想します。1期6話でカラオケの場面がありましたけどあれも制服は冬服でした。

ペンライト(サイリウム)


アイドルのライブなどで観客が持って振るあれですね。劇中でも2期12話で出てきてはいました。映画でも出てきたかな。
残念ながらクリアーパーツではありませんし、オレンジ部分は単純にツヤ有りの塗装。持ち手部分もツヤ有りなので何だか質感の違いが無くてイマイチ。クリアーではないにしても、オレンジの塗装をグラデーションにするなりして透明感を出して欲しかったです。ただでさえ形状的には一本スジの入った丸棒でしかないのですからね。


持ち手で持たせられますが、本来は穂乃果を応援する観客側が持つ物なので、他の可動フィギュアに持たせて観客にするという使い方をするべきでしょうか。


鞄に付いているマスコットもきちんと再現されています。


肩に掛けるのはもちろんの事、持ち手に引っ掛けて持たせる事も一応可能です。

パンを持った手

ランチパックみたいな感じのパンを持った手。
手首はこれ専用となっています。


手首とパンは取り外す事が可能ですが、手首は親指と人差し指の間が平べったいダボで塞がっており、パンの切り欠きに差して持たせる構造。パンは切り欠きがあるので、単体でパンとして使う事は不可能。


そして手首はダボで指の間が埋まってしまっているので見栄えが悪い。という事で結構残念。別にこんな構造にしなくても、普通に持ち手で持つので良かったのではないかと思います。

総評

予想外なところで残念なポイントがありますね。まずは何よりS.H.フィギュアーツと大きさが目に見えて違う事。せっかく同サイズ帯で服装違いでの商品化なのに、組み合わせられないのは非常にもったいない。頭部を付け替えたり、(どの道無加工では無理かもしれませんけど)顔パーツを付け替えたりして、互いを補完出来ればfigmaとS.H.フィギュアーツ双方にとっても良かったと思うのですが、残念ながらそれは叶わず。
※追記
「僕らは今のなかで」のS.H.フィギュアーツとはスケールがほぼ同じなので結果オーライですね。

あと付属品がちょっと・・・。サイリュームはクリアパーツじゃないし透明感も無い。そもそもこの形状なら自作は難しくない。パンは普通に持ち手で持つ構造にするか、せめて指の間が埋まっていないようにして欲しかった。
確かに付属品に出来るものが正直言って思いつかない感じはありますけど、それなら表情パーツを増やす・・のは無理だとしても座りポーズ用のスカートを付けて欲しかったです。

とはいえ、本体の出来は相変わらず良いです。S.H.フィギュアーツと比べるとやっぱりfigmaの方がプロポーションの取り方は上手いですし、顔もfigmaの方が好み。やっぱりこの辺はまだfigmaに一日の長がある感じです。

付属品や大きさなど若干残念な部分はありますが、本体の出来は良いですし、汎用性の高い制服姿での可動フィギュア化はやっぱり嬉しい。
という事で、figmaの穂乃果のレビューでした。
pa199032

figma ラブライブ! 高坂穂乃果 ノンスケール ABS&ATBC-PVC製 塗装済み 可動フィギュア

新品価格
¥4,950から
(2023/6/11 19:24時点)

※各通販サイトについてはこちらで解説しています
⇒通販サイト 比較とおすすめ【フィギュアの買い方】

※関連記事

レビュー:高坂穂乃果-SUNNY DAY SONG セガプライズ ラブライブSPM(スーパープレミアム)フィギュア

レビュー:figFIX高坂穂乃果 チアガールver.(ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル)

レビュー:EXQフィギュア 高坂穂乃果(ラブライブ!)

レビュー:figma 高坂穂乃果(ラブライブ!)」への2件のフィードバック

    1. EAST-COW 投稿作成者

      ブログ管理人です。
      まあメーカーが違うからサイズが違ってしまうのは別におかしくはない、と言えばそうなんですけどやっぱりスケールが合わないってもったいないと思います。今までに発売されたfigmaで、S.H.フィギュアーツの穂乃果くらいのサイズだったものも少なくないと思いますし。

      返信

通りすがり へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)