レビュー:NECA(ネカ) アルティメット スカウト・プレデター

かなり今更ですが、NECAの7インチアクションフィギュア、アルティメット版スカウトプレデターをレビュー。
発売したのは2020年の11月頃で、再販がある予定でしたが再販版はまだ発売していません。(現時点では2022年2月に再販予定となってはいる。)

  • 商品名:「スカウト・プレデター アルティメット 7インチ アクションフィギュア」
  • メーカー:NECA(ネカ)
  • キャラクター原作:「プレデター2」


今となっては「スカウト・プレデター」と言われるとゲーム「プレデター ハンティンググラウンズ」のスピード型クラスが浮かびますが、これは映画「プレデター2」の最後に登場するプレデター達の1体。「P1バリアント」とも呼ばれてます。

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内容


本体、素顔頭部、リストランチャー(開)、リストランチャー(閉)、バックパック、スピア(収納)、プラズマキャノンエフェクト、交換用手首3種、ライフル、ライフル(収納状態)、ディスク(開)、ディスク(閉)、スピア(展開)。
アルティメット版ロストハンターとしてはいつもの構成という感じです。

写真を撮った後になって気が付いたのですが、リストランチャーの閉じた状態は本体に最初から取り付けられた状態でパッケージされていたみたいです。上の画像では取り外して並べてしまいました、すみません。

本体


リストランチャー(閉)とバックパックは取り付けた状態で撮っています。(シティハンターとアーマーが同じ現行素体のプレデターでは毎度の事なんですが、この2つはハメ合わせの勘合が弱いので両面テープかピットマルチ等で貼っておいた方が良いです。)

公式の画像だと肌が結構イエローっぽい色味なんですが、実物はそこまでイエローではありません。彩度の低い肌色の成形色で、ハイライト的に若干イエローっぽい肌色が塗られています。
この肌の塗装はちょっとイマイチ。成型色の上からハイライトが塗装となると、ハイライトの方が光の透けが少なくなって不自然。個体差もあるとは思いますが、胴体はハイライトの塗装が薄くて自然な仕上がり。しかし他の部位はイエローっぽい塗装が濃すぎて透けが少なく不自然。胴体と同じ感じで他の部位も塗装されていれば良かった。

残念ながら、旧素体と同じくマスクにはレーザーサイトが付いたまま(つまりジャングルハンターと同じ)。出番が少ない上に宇宙船内部の黄色い光の中で細部が良く分からないロストトライブのプレデター達ですが、スカウトは倒されたシティハンターを運んでいく際に頭部は結構アップで大きく映っており、マスクにレーザーサイトが無いのが確認出来ます。
アルティメットという形で再度の商品化となるのなら、ここを新規パーツで作って欲しかった。レーザーサイト無しのジャングルハンターマスクなんて他に使いまわしのしようがないからダメかなあ・・・。

旧素体版と比較

スカウト・プレデターはかつてシリーズ6で一度フィギュア化されていますので、それと比較。


左がアルティメットで右が旧版です。
旧版は古い素体なので可動はもちろんアルティメットより劣ります。(旧素体の可動についてはシリーズ4のシティハンターのレビューをご参照ください。)

2体を比べてみるとアーマーはともかく肌の色は全然違います。旧版は肌が全部塗装でイエローの色味が強く、いかにも「肌色」っていう感じの色でした。アーマーがシルバーで肌がいかにもな肌色なので、カプコンのゲーム「エイリアンvs.プレデター」のプレデター・ウォーリアーっぽい見た目で旧素体版は結構気に入っていました。今となってはそのカプコンのプレデター・ウォーリアーもNECAからフィギュア化されているわけですが。
ちなみにスカウトって、映画劇中の宇宙船内部(黄色い照明が当たっていて色が良く分からない)以外の場所で撮られた画像って残っていないっぽいんですよね。私が知らないだけかもしれませんが見た事が無い。映画本編以外だとロストハンター全員並んで撮影された写真くらいしかなく、これも宇宙船内部なんでやっぱり色は分からない。
なので、旧素体版とどっちがスーツ実物の色に近いかは全く分かりません。全然違う色という可能性もありますよね。


先程「頭部にレーザーサイトが付いたまま」と書きましたが、これは旧素体版もそうでした。でも旧素体版とアルティメットのマスクのパーツは違います。と言いますか旧素体スカウトのみ他のジャングルハンターマスクと形状が違います。
旧素体のマスクは目の部分が平らではなく、シティハンターのようにメッシュ状になっていました。旧素体スカウトのマスクは、このフィギュアのために新規で作られたパーツだったのですが、何故かレーザーサイトは付いたままという謎の仕様でした。


旧素体もアルティメットもリストブレードに返り血が付いているという謎仕様。というのも劇中のスーツは返り血なんて付いていないどころかそもそもブレードは無いようです。(参考:XenopediaのScoutの記事)。

これはハッキリ言って蛇足。
劇中でブレードは無しでも、ガントレットはシティハンターと同じですから「チョイ役なんでブレード付けていなかっただけ」と考えてフィギュアはブレード有りなのは良い。しかし「返り血=さっき誰かを狩った直後」と劇中にもありもしなかったのにシチュエーションを限定するのはアクションフィギュアではやるべきではないと思います。
旧素体に続いて今回も返り血を付けているというのは、何か私が知らないだけでこうなっている理由・根拠があるのですかね?

各部

可動についてはアルティメット シティハンターと同じなので解説しません。

頭部


前述のようにマスクはレーザーサイトが付いたままで、旧素体と違って目はメッシュではありません。つまり他のジャングルハンターマスクのプレデターと同じです。


素顔頭部。
他のアルティメット版ロストハンター達の多くはシティハンターやジャングルハンターといった既存の色違いですが、このスカウトは新規造形の頭部。外側の牙が下側しかなく巨大という独特の面構え。
頭部も他の肌と同じくブラウンがかった成型色の肌色の上からイエローっぽい肌色の塗装が重ねられています。個体差かもしれませんが、イエローっぽい塗装が他の部位よりも濃く、成形色部分との違いがハッキリし過ぎで、かつ光が透けないので不自然です。もう少し薄く塗るべき・・と言うかそもそもこのイエローっぽい方を成型色にして、奥まった部分をブラウンがかった色で塗装にすれば良いのに。
とはいえ顔のデザイン自体はとても良いと思います。ジャングルハンターやシティハンターからそう離れすぎていないデザインであり、それでいてインパクトがある。


首もイエローっぽい塗装が濃く、他の肌の部分に比べて浮いてしまっています。これも個体差があるかもしれません。

胴体


シティハンターと全く同じ。アーマーのシルバーは若干カッパーっぽい色味があり、チタンシルバーみたいな感じ。
アルティメットシティハンターではスピアやスカルトロフィーを取り付けられた背中のラックは付いておらず、その取り付け用の穴が空いたままです。


腕もシティハンターと全く同じ。
旧素体版との比較でも触れましたが、右腕のリストブレードは返り血なのかシルバーの上から赤が塗られています。


シティハンター同様に左腕はリストコンピュータが開閉。私の入手したものはリストコンピュータのヒンジの軸が抜けて紛失してしまったので、真鍮線に変えてあります。なので断面の金色がチラっと見えていますが、本来の製品のこのヒンジ軸は確か白いプラスチックの軸だったかな。


リストランチャーは差し替えで開閉どちらの状態にも出来るのも同じ。

左手首付近だけ肌の色が塗装になってしまっているのは最近のNECAプレデターでは共通の良くない仕様。ただ、後述の尻に比べると塗装の色味は成型色に近くて違和感は少なめ。とはいえ光が透けないのでやっぱり質感に違和感があります。

腰周り


ここは旧素体とおそらく同じですね。
デザイン的にはシティハンターの前後の鎧(NECAのフィギュアではゴム紐で繋がっている)が無く、代わりに布を巻いています。しかしパーツは「シティハンターの腰周りと同じで、鎧の代わりに布の部分のパーツが付けられている」ではなく、「布の部分が付いた状態で一体成型されたスカウト専用の腰回りのパーツ」となっています。
シティハンター等のこのゴム紐で付けられているパーツって動かしているとずれてきてしまって煩わしく、腰のパーツに接着で良いのになあ、と感じる部分。それが無いので、スカウトは旧素体でもアルティメットでも動かして遊びやすくて良い。

後発のガーディアンもそうでしたが、お尻のパーツは肌色が塗装になってしまっていて色も質感も他の肌の部分と比べて浮いてしまっているのが惜しい。
そもそもスーツ実物の資料が少ないスカウト、果たしてお尻の配色パターンについては判明しているのでしょうか?スーツ実物の配色が不明でNECAの独自解釈だとするならば、ここだけ塗装になる都合があるならお尻は全部ブラウンにすれば良いのにと思います。肌の他の部分だってブラウンは塗装なんですから質感は揃うし、背中がブラウンである事と太ももの模様を考えると繋がりも不自然ではないと思います。こういうところがNECAのフィギュアって勿体ないんですよね。


脚はシティハンターと全く同じ。ネットランチャーは無く、左すね側面の取り付け用穴は空いたままです。
脚は胴体に比べるとイエローっぽい肌色の塗装が濃くて不自然なんですが、これは個体差もありそう。


NECAのプレデターは塗装の工程の都合なのか、肌が成型色ベースのフィギュアでも膝の下の肌色が塗装になってしまっている事が多く見られます。が、このフィギュアは珍しくここも成型色ベースで他の肌と仕上げが揃っています。


フィギュアの発売順では後発のアルティメット ガーディアン・プレデターのレビューで先に書いていますが、ディスクホルダーは旧素体と違ってディスクが勝手に外れにくくなっています。

付属品

ライフル以外は他のフィギュアに付属しているものと同じですね。

交換用手首


アルティメット版のロストハンターではもはや共通という感じの内容。左右の持ち手、右のディスク持ち用手。

ディスク


ホルダーに収める収納状態と、開いた状態の2種付属。

プラズマキャノンエフェクト


色は赤。クリアーパーツではなく不透明で、パールの入った塗装になっています。

スピア


これもいつも通り、展開状態と収納状態の2種付属。

スナイパーライフル(展開状態)


NECAオリジナルの新規武器。


銃身が伸縮する他、バイポッドらしき黒いパーツが可動。
プレデターのアーマーや宇宙船のデザインを意識したような外見ですね。


赤く塗られている部分は3つの丸い凹みになっています。おそらくマスクのレーザーサイトと同じ照準用のものという事でしょう。NECA公式の画像を見ると、本来はこの丸だけが赤く塗装されているようですが、見事にはみ出しまくってます(笑)これなら無理に塗らなくて良いのに・・。


きちんと構える事が出来ます。旧素体の時だったらこんな武器あっても絶対に構えられない(笑)
NECAのフィギュアがきちんと可動するようになって良かったよな・・と改めてしみじみと感じたり。


ライフルの仰角が限定されますけど、何とか伏せて構える事も出来ます。


シティハンター素体の持ち手は右が握り拳に近いくらいの握り具合、左はもっと指を開いています。このため右でないとライフルの保持は厳しいのですが、ストック部分を当てて保持するのなら左手でも一応持てます。

スナイパーライフル(収納状態)


これはバックパックを外して背負わせる事が可能。
これもハメ合わせの勘合がやや弱いので、外れにくいように両面テープ等を使った方が良いと思います。


展開状態・収納状態を並べて。
見ての通り、物理的にここまでコンパクトに畳めるわけないだろうという大きさ。映画「ザ・プレデター」のプレデターキラーを考えれば、こんな無茶な変形でコンパクトになるのもアリなんですが、「プレデター2」の登場キャラなんだからこういう物理的に無理な変形は無しでデザインして欲しかった気もしますね。

総評


いつも通りの内容ですしそれで良いのですけど、「ブラウンぽい成型色の肌の上からイエローっぽい塗装」はそんなに悪いわけではないですけどあまり良くない。少しだけ奥まった部分だけ塗装というのは大量生産品で難しいからこうなったのでしょうけど。
NECAのフィギュアでは(というか海外のフィギュア全般に言えるのかも)今に始まった事ではないのですけど、成形色の光の透けの質感というのを分かっていない。色しか見てない・見えていないのか外人は、なんて書いたら怒られそうですけど、そう感じるくらいに無頓着なんですよね。

あとリストブレードの返り血は本当に蛇足ですし謎。劇中でそうだったならまだ分かるのですが、劇中はブレードありませんからね。


細かい不満点はあるのですけど、実はかなり気に入っているフィギュアの一つ。
シティハンター素体だけどアーマーの色やマスクがジャングルハンターっぽいというのが理由です。ジャングルハンター素体は腰回りの都合で股関節の可動範囲がシティハンター素体より狭く、腕もパイプがある都合で可動範囲が狭い。動かして遊ぶのはシティハンター素体の方が良い。
ただ、シティハンターは腰のゴム紐に付いている鎧が煩わしい。で、それもこのフィギュアは無い。
カプコンのプレデター ハンターのレビューでも似たような事書きましたけど。

漠然とプレデターの可動フィギュアが欲しいなら、これがオススメかも

プレデターと言えばこのジャングルハンターのマスクというイメージを持つ人は多いと思いますが、「この映画のこのプレデターが欲しい」のではなく漠然と「プレデターのアクションフィギュアが欲しい」の場合、動かして遊ぶことを考えるとアルティメット ジャングルハンターよりもこちらの方がオススメかもしれませんね。スピアとかディスクもあるし。
もちろん、アーマーやプラズマキャノンのデザインはジャングルハンターと全然違いますので、その辺の好みは抜きでの話ですけど。

以上、アルティメットのスカウト・プレデターのレビューでした。

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